工事中
1月×日
毎年恒例の年始の図書目録の封入作業。朝から昼過ぎまで全員で作業して、1300通を発送。昼食は近所の食堂「じゅん平」で。この周辺は食べるところが多い。最近、からあげ専門店福沢ができた。昨年はファッキンデリシャス(バーガー&フルーツ)とジョーズコーヒーが開店。半径200m以内にはカフェダイニング天狗、焼き肉マンボ、京の味桜川、長楽亭、味ごよみなんば、うどんとよ香、広東菜館山珍、トラットリアミズオチ、ティールームカメリア(カレー)、中村食堂、おうちカフェbon bon cha、キッチンほりぐち、王様らーめんなどが。そのほか、小野コーヒー、倉敷ギョーザふざやベーカリー、キムラヤのパン、炭焼き火の鳥、モーツアルト洋菓子店なども。書き出してみると、事務所の近所には、いろんな店があることに気づく。
1月×日
インフルエンザが全国各地で猛威を振るい、患者は急増し過去最高とか。岡山県でも警報が発令されている。わが家の小学生の学校でも、学級閉鎖となっているクラスが複数ある。クラスの中で33人中9人が欠席していたという。そんなに休んだら学級閉鎖になるだろうと聞いたら、今は7人になったそうだ。もしわが家でインフルエンザの感染者が出たら、小学生ルートと容易に推測できる。手洗いにうがい、徹底しよう。
1月×日
日経新聞のデジタルニュースによると、アマゾンは出版社から仕入れる書籍や雑誌を、売れ残っても返品しない「買い切り」にする方針だそうだ。書籍の返品率を下げ、返品する物流費を減らすためで、近く出版社と対象の書籍や買い切りを始める時期を交渉を始めるという。書籍は「委託販売」なので、店頭で売れ残った分を書店が出版社に返せることになっている。アマゾンは仕入れた書籍が売れ残った場合、一定期間が過ぎた本を値引きする「時限再販」も想定しているらしい。一定のシェアを獲得したら、次々と強気で手を打ってくる。
1月×日
『岡山表町商店街物語─昭和の上之町で育った子どもたち─』を刊行。著者が所有する写真に加え、岡山市中央図書館や岡山県立記録資料館、岡山シティミュージアム、そして個人所蔵の、昭和30代と40年代の古写真を借りて、できるだけ盛り込んだ。写真の手配と整理に時間がかかり、刊行が遅れてしまった。もともと個人史だった原稿を読んで、これはかつて岡山随一の商店街だった表町とその周辺の地域史になるのではと考えた。著者の了解を得て古い写真を探し回り、入手してきた。地域史になったかどうかは、これからの評価。
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工事中
1月×日
前日、食事をしていたら、虫歯治療をしていた金属の詰め物がはずれた。朝一でかかりつけの歯医者に電話し、処置を申し込んだら、午後の治療となった。数日、治療に通うことになるだろうと思っていたら、1回で終了。最近の虫歯治療は「接着材」を使って短時間で処置できるのだそうだ。その接着材は光を照射すると硬くなり、歯の型をとる必要もない。医者も楽になり、患者の医療費も少なくなる。が、歯の掃除を予約したから、医療費を削減したことにはならないか。
1月×日
昨年、参院本議会で「働き方改革関連法案」が可決して成立した。施行日は、大企業が今年4月、中小企業が来年4月となっているようだが、独自にガイドラインを設けて運用している会社があるようだ。地元マスコミ系のある会社では、先行してガイドラインとして運営している。5時30分退社というお触れを出し、仕事を途中で切って退社しなければならず困っている話を聞いた。「働き方改革」が身近なところで始まっている。自分自身にも、できるものなら適用したいものだ。
1月×日
県立記録資料館で「古文書調査整理保存講座」に参加。西日本豪雨では、個人宅の古文書、民俗資料、役場の保存文書などが被災した。被災後、こうした地域で文書の救済活動した方を講師に、水没した資料の扱い方やカビの生えた古文書の汚れの落とし方などの説明があった。「資料(史料)は残すことから。意味のない資料はない。意味のない資料と思えても、見解は時代によって変わってくる」という言葉が印象的だった。汚れた資料の復元は大事。しかし、ダメージを受けたり紛失したりする前に、デジタル化して複製を作成しておくことも重要なこと。
1月×日
書籍の制作にあたり、50件ほどの写真データの入手や構成作業を進めている。同じような作業を昨年もした。昨年は返信用封筒を同封して郵送したが、スケジュールが若干遅れ気味なので、今年はeメールを使っている。相手方も日常的にeメールを使っているせいで、大抵の方がレスポンスが早い。これで制作日数を数日は短縮できるので、予定のスケジュールに戻して行こう。
1月×日
大手製紙会社の王子製紙が、1月から印刷用紙と情報用紙の価格を20%以上引き上げると発表した。雑誌や書籍の低迷や、購読者が激減している新聞紙などで、紙の需要は減っているはずだが、紙代は上昇する。紙の製造過程で使われる重油の価格上昇が理由のようだ。紙が上がれば、雑誌や書籍の定価も上昇。そして購読者が減って、図書館で借りる人が増える…。すぐには期待できないが、そろそろ電子化の準備も必要か。
1月×日
マイクロフィルムのデジタル化のために、サンプルを借りてきた。マイクロフィルムは図書館で古い新聞の閲覧などで見ることはあるが、一般的なものではない。このフィルムは、ロールタイプのフィルムとシートタイプがあり、今回借りたのはロールタイプ。閲覧するには、専用の投影機を用いる。不便だが、データの変更が困難で耐久性がよく、長期に保存するには有効とされている。保存に向いているが、閲覧には不便。そこで、扱いやすいデジタル化が必要となる。
1月×日
新刊『中学生んためのスイーツの教科書』を全国の公共図書館に販促のため、版元ドットコムのFAX送信を利用した(有料)。2357館への送信が成功。送信したうちの1件から連絡があった。FAX送信は、昨年に商取引き上で規制されたようで、送った先の方に「このFAX通信を拒否できますよ」ということを明記しなければならない、ということだ。小社からも書店にFAX送信をすることがある。これにも商法上、明記しておかなければならない。
1月×日
「GAFA」とはー。ガーファは検索エンジンの「Google」は 、デジタルデバイスの「Apple」、SNSの「Facebook」、ネットショップの「Amazon」の頭文字をとった名称。それぞれの分野で世界の市場を席巻している米国の企業だ。次第に耳にする機会が増えてきた言葉だ。では、ブウカとは? Vはヴォラティリティ=不安定、Uはアンサーティンティー=不確実、Cはコンプレックス=複雑、Aはアンビギュイティ=不明確。国際的な経営環境を表現するキーワードとして使われていそうだ。次の就実大学グローカルブックのタイトルは『VUCA世界における日本の選択』。
1月×日
取材のため、香川県にあるアクリル樹脂パネルメーカーへ。社名を聞くのは初めてだった。この会社は、水族館用の大型アクリルパネルの加工で独自技術を持ち、その世界シェアは70%とか。沖縄の美ら海水族館にも同社の厚さ60cmの水槽が使用されている。できたときにはギネス記録だったが、ドバイ水族館を作って自社記録を更新し、さらに同社が中国で建設中のチャイムロングオーシャンキングダム水族館で世界最大の水槽を建設中だそうだ。次は高速道路の防音壁や、津波対策の防潮堤に使う製品を開発中だそうだ。地方にもすごい会社があるもんだ。
工事中
1月×日
正月休みが明けたら、いきなり七草粥の日。今年の先行きについて、マスコミの見方は米中貿易摩擦や消費税増税など、懸念材料が山積みで暗雲が漂っているとのこと。中央の大企業トップも厳しい見方をしているようだし、地方紙でも中小企業のコメントはなおさら厳しい。そんな中、目標設定をしてクリアしていけば乗り越えられると、妙な自信に満ちている。昨年の目標をいくつか達成できたからか。ともかく、今年も良い年でありますように。
1月×日
会社で岡山神社に。会社で初詣をするのは久しぶり。以前は遠くの吉備津彦神社に出かけていたこともあった。8日ともなると、境内に人が少なくなっていた。個人的には、実家の氏神様を祀る神社に初詣はしていた。実家からの帰りに家族で高松稲荷に寄ろうとしたが、あまりにも渋滞していたので、吉備津神社にも参拝していた。神社やお寺へのお参りは、身も心も清まる感じがして、良いことになりそうな予感もしてくる。初詣の後は、みんなで新年の昼食会をした。
1月×日
朝日新聞で見た宝島社の新聞広告。今年のコピーは「嘘つきは戦争の始まり」。読売新聞などでは「敵は、嘘。」だそうだ。「世界中に嘘が蔓延しています。連日メディアを賑わしている隠蔽、陰謀、収賄、改ざん…。」大手広告代理店の仕事でしょうが、特に今年はタイミングも視点もよいと思う。誰もが感じているが口に出して言えなかったことを、時代の空気を読みながら、短い言葉で鋭く発言している。年の初めに見開きで意見広告する、批評精神と余裕のある宝島社はたいしたもんだ。
1月×日
昨年のおかやまマラソンではタイムアップができ、気を良くして今年も2月末の「吉備路そうじゃマラソン」にエントリー。コースは10キロ。15秒の全力走や室内での筋肉体操を取り入れ、スピードアップを狙うことにした。ただ、朝が寒くて暗いし、一人では走りに出かけるのが億劫になりがち。その分は、妻と娘で出かける、夜のウォーキング&ジョギングでカバーする。わが家高校生との競争が、タイムアップに有効となっている。
1月×日
倉敷市児島での所用を済ませ、酒津にある「高梁川改修記念碑」に寄って、記念誌に掲載する碑の撮影をする。この碑は、大正14年に東西二つに流れていた高梁川を現在のように改修したことを後世に伝えるもの。以前は高梁川がよく氾濫し、大きな被害があったそうだ。現地へ行ってみると周辺は樹木に覆われ、交通量の多い道べりでも、その存在がわからなくなっている。この改修工事は、真備町の過去の氾濫とは無関係ではない。この碑の周辺の木を伐採して見えるようにし、為政者や河川管理者は碑文を読み返す必要があるのではないか。まだまだ仮設住宅で不自由な暮らしを余儀なくされている、真備町の氾濫被害者が多くいる。
工事中
12月×日
新刊「八代六郎伝」を刊行。八代六郎は、愛知県犬山市出身の海軍軍人。日露戦争には「浅間」艦長として参戦している。著者は昨年『鉄気籠山』を発刊した静岡県の在住。本書のメインの読者は、岡山県でも静岡県でもなく、やはり愛知県。名古屋周辺の新聞を探して、中日新聞社や東愛知新聞、中部経済新聞社にプレスリリースと一緒に本書を編集局宛に送る。著者の周辺では、前回の『鉄気籠山』より反応がよいと言うが、こちらではまだピンとこない。次は地元の書店に販促チラシをファックスして本書を置いてもらい、新聞社の書評欄にでも載せてくれるとよいのだが…。
12月×日
『玄々斎随筆―墨匠・松井元泰の遺書―』はローカルにとどまらない、全国区の内容だ。書道業界に詳しい方に業界紙を教えてもらったうえ、その業界紙の担当者に連絡をしてくださった。墨の業界紙の芸術新聞「墨」、匠出版「季刊 書21」、書道美術新聞の月刊「書道界」にプレスリリースを付けて、編集部宛に献本した。さらに話題が広ったらと、全国紙の朝日新聞や読売新聞、毎日新聞、そして奈良新聞の編集局にも送った。
12月×日
『玄々斎随筆』のアマゾンレビュー素晴らしい。「古文書解読テキストとしても秀逸だ。多くの目が通った釈文は、精度も高く、信頼が置けよう。注釈も実に詳細かつ明解で、かゆいところに手が届くとはまさにこのことか」。きっちり内容を評価してくださっている。「下町ロケット」や「陸王」など、物作りに情熱を注ぐ主人公を題材とした話題本が原作のドラマを取り上げ、江戸時代の墨作りにかけた玄々斎という人物を評価しているのはうれしい。そして「地方出版ではあるが、なかなかの出来映えで感服した。一読を勧めます」とはありがたい。
12月×日
車で移動するときは音楽を聴くかラジオを聴くかだ。この日はたまたまラジオをかけて、信号待ちしていた。すると「自費出版……記念誌……」に続き、最後に「吉備人出版」と聞こえた。最初、地元新聞社系の印刷会社のCMだと思ったが、「吉備人出版」と聞こえてびっくり。ラジオは会社名が前にある方が、聞き耳を立てて聞けると思う。この日、4本のCMが流れたそうだ。CMが流れるとは知っていたが、この日だったとは。
12月×日
本年も無事に1年間、本を出版することができ、ありがとうございました。皆さんのおかげでございます。また来年も宜しくお願い申し上げます。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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