忍者ブログ
吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
<< 12  2025/01  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    02 >>
[31]  [32]  [33]  [34]  [35]  [36]  [37]  [38]  [39]  [40]  [41
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

工事中
6月×日
テレビ番組の取材で訪れた医院の理事長が、収録後、スタッフに発刊したばかりの自著のサイン本を謹呈してくださった。それぞれのスタッフ個人の名前入りで。書籍のタイトルは『もっと!エンジョイできる健康プラス10年長寿』。奥付の日付はこの取材日より4日後になっている。著者の引き受け分を相当数お持ちのようで、既に何冊もサインして渡しているそうで、腱鞘炎になったと言って、腕にバンドを巻いていた。せっかくいただいた書籍なので、帯のコピーにある「若返りの決め手」「健康長寿のための医療最前線」を読んで取り組んでみることにした。
6月×日
10月開催の「宇喜多フェス」に向けて、今年第1回目の関係者会議。今年は10回目となる節目の年。事務局から開催概要の案が出ていた。宇喜多秀家をイメージしたピアノ演奏や、戦国をテーマにしたアイドルユニットの演舞をメインにしたもので、事務局から「イベントのにぎやかしとして……」などと説明があった。これまは宇喜多をテーマにしたトークショーを地道にやってきたにもかかわらず、やっつけイベントで済ませようとは。誰も発言しないので、「これまでの路線を継承すべき」と発言。これに宇喜多菩提寺の住職が賛同。それ以上の発言はなく、「面倒くさいことを言うな」的な空気が流れ、時間切れで会議は終了。事務局案のままで進んでいきそう。
6月×日
5月に開催された出版記念会での写真が入った封筒を、著者からいただいた。プロカメラマンが撮ったもので、50人ほどの参加者全員の集合写真やテーブルごとの写真、個人の写真も数枚あり、それにスピーチの内容をほめた手紙が添えられていた。著者は、参加した皆さんに写真を渡して、やっと一段落したという。さて、その写真だが、70〜80歳の方が多い集合写真の中では、私は若手。ところが、1人でアップになった自分の写真は、どう見てもおっさん。最近は自分一人で写っている写真を見ることはなかったが、しばし見るとおっさん。おっさん度が増していると気づく、おっさんであった。
6月×日
書店で販売しない書籍、つまり私家本として制作していた著者から、市販を希望する申し出があった。もともと定価を付けて発刊するのは、どうせ無料で配るものなのでしたくないということだった。それはそれでよいのだが、市販するメリットもある。アマゾンでも買えるため、読者が検索して探しやすく、かつ購入しやすくなる。知っている人だけでなく、不特定多数の人に広めやすくなる。全国書店で、注文すれば時間はかかるが、入手できる。名義料などが少しかるが、内容がよければ市販を勧めている。販売ができるようにカバーや奥付を変更することに。
6月×日
ウィズセンター会議室(きらめきプラザ6階)で、『炎女』の著者・トロック祥子氏の「勇気と根気と努力、プラス運―女性が自立するために何が必要か」という講演会があ理、書籍販売に出かけた。ところが、著者が講演の終了後に販売するというので、急きょ、こちらの販売を中止に。深夜の人気ラジオ番組NHK「ラジオ深夜便」でロングインタビューが放送されたばかりで、早くから入口前で待っている参加者もあった。主催者が制作したこの講演会のポスターも作られていた。この著者の生き方は、参加者の共感をよんでいた。
PR
工事中
6月×日
おかやまマラソン一般枠の抽選結果が「当選」で届く。昨年は当選したが、参加日の振込み期限を逃していたうえ、今年の県民枠での抽選を落選していたので、なかば諦めていた。が、吉報のメールが入る。おかやまマラソンは年々参加者が増えているようで、今年も1万3000人の定員に1万7000人を超えていたようだ。これで11月11日のマラソン本番に向けて、朝のジョギングに身が入るというもの。まずは、7月3日までに参加費を入金することから。
6月×日
最近は7時になっても明るいと思っていたら、今日は夏至。日没が早い秋冬より、春夏がいい。春夏は日没が遅いだけでなく、日の出が早いのがさらによい。夏至と冬至の昼の時間差が約5時間半。清少納言の「枕草子」では春はあけぼの、夏は夕暮れ、秋は夕暮れ、冬は早朝が好きという。春の朝方はよしとして、夏は早朝と夕暮れがよい。秋は夕暮れなんでとんでもない。秋の夕暮れは寂しく嫌い。冬は早朝も夕暮れもよいところがない。梅雨がなければ、1年でもっともよい季節。
6月×日
出版取次が一段と苦境という業界ニュース。日販は創業以来初の赤字で、トーハンは経営陣を刷新する方針を固めているという。年々減少する出版売上だが、最近の物流費の高騰が追い打ちをかけている。そのため、取次が出版社に、上昇した物流コストの一部を転嫁する交渉をしているということだ。地方小出版流通センターの通信にも、売上の減少により厳しい経営を余儀無くされてると記されている。出版流通のシステムに、何かの変化が起こりそうな予感さえしてくる。
6月×日
岡山シティミュージアムで、「写真で見る 児島湾干拓と農業機械」の展示が開催されている(6月8日から7月1日まで)。年初めに、この展示企画の担当者から、小社の『農業機械の先駆者たち―機械化農業王国・岡山の成立過程』を基に著者(南智氏)に相談しながら展示内容を決めていくということだった。期間中に著者の講演や、児島湾干拓の歴史を紹介するフィルム上映もある。展示の最後に、著者と吉備人出版の文字が書かれた「謝辞」のパネルがあった。
6月×日
新刊『瀬戸内海流域の水環境 ―里水―』の刊行に合わせて、「流域における水環境と持続可能な利用のための連携〜里水〜」と題する公開シンポジウムが開催された。会場の国際会議場はほぼ満杯。環境問題に関心の高い方がほとんど。パネラーとして参加していた国交省河川事務所のOBの方と10年ぶりに再会。彼は河川の源流に碑を建てる活動をしていた。退職後もずっと河川とかかわっていたのだ。いろんな研究と活動を続ける人がいて守られている環境があるということを知る。
工事中
6月×日
先週、社内の模様替えのために、デザイン会社の見学会をした。私は都合で留守番をしたが、行ったメンバーはすっかり模様替えモードでテンションが高い。私だけ平常モードで乗り遅れた感じ。それもよくないと、そのデザイン会社に勧められたという『図解トヨタの片付け』に目を通す。見開きにテーマごとに図解化した分かりやすい内容だ。自社の模様替えのイメージは湧かないまま、強く共感したテーマが「人を責めるな。システムを攻めろ」。名言!、と感心していてるばかりではよくないので、後日、そのデザイン会社に行って見ようか……。とりあえず机の上と、周辺に置いた物の整理をしていくことにしよう。
6月×日
事務所前の廊下に積み上げていた担当著者の書籍が入った段ボール3箱を、手押し台車で内山下倉庫へ移動。県庁通りを渡ると、ビルの間の路地を通る。内山下倉庫のあるビルまで来ると、甘〜くて、いい匂いが漂う。砂糖を焼いたような香りの発生源は、超人気洋菓子店の「モールアルト」。店の表の県庁通り側ではそれほど匂わないが、裏通りの狭い場所に、焼いた菓子の熱気を排出している。その辺りは濃い甘さの香りが沸き立っている。ここは岡山の隠れた名所。段ボールを倉庫に納め、帰りには珈琲豆の焙煎屋さんで挽いたコーヒー豆を買って帰社する。至福の香り散策コース。
6月×日
この日の廊下にあった新刊の防災教育絵本『土砂災害とひなん』450冊が取次店の注文数通りに出荷すると足りなくなることが判明。急きょ、絞り込むことに。図書館流通センターからの注文は昨年を超えていた。午後に届いた新刊『しろさんのレモネードやさん』1000冊も、取次店の注文数通りに出荷すると足りない。岡山と関東圏でマスコミの露出も多い。この日はNHK「おはよう日本」首都圏でも紹介された。結局、夕方、著者から仕入れることに。1日にこんな部数で搬出の話になることは、近年珍しい。絵本がスゴイ! 絵本のクセがスゴイ!
6月×日
県立博物館で開催中の「サムライアーマー甲冑」展に、学芸員の解説が始まる時間に合わせて行く。館内では解説担当の学芸員の周辺に群れができていた。刀や甲冑はブームらしい。私のお目当ては、今回初公開の山田方谷の甲冑といわれる足守藩木下家の甲冑。博物館を出ると、女性だけの美術団体「アート・SUN」展を開催していた天神山文化プラザへ。この美術団体に書店の店主が参加し、30年の歴史に終止符を打つ最後の展覧会となると聞いていた。会員の高齢化などで活動を終えることになったそうだ。小さな文化活動が、地域の文化をつくっていくのに残念。
6月×日
日曜日は、テレビ局スタッフとファジアーノ社長の取材同行。この日はファジアーノ岡山VS横浜FCの試合で、夕方からキックオフ。昼過ぎから取材を開始。社長は12年務めた初代社長と交代したばかり。取材場所はスタジアムの上階のVIPルーム。広いガラス窓の眼下に、ピッチの全体が見渡せる。体育会系の若い新社長は声の通りがよく、撮影はテキパキと快調に進み短時間で終了。ファジアーノ発足から12年。試合日にはおそろいのユニホームで観戦に向かう家族連れをよく見るようになった。地元企業のトップが社会貢献をファジアーノの応援を挙げるのを何度も聞いた。ファジアーノの活動が根付いてきている。
工事中
6月×日
取次の搬入部数が増やせない。新刊を日販やトーハンの取次店に渡す部数が通常は数十部。特に少なくなったトーハンは、スーパーマーケットにある書店にはみはからい配本をしない。注文がないと配本しないことにしたという。書店側の要望なのか、取次店の判断なのかは不明。「初回の配本は3冊まで」と、伝えられている書店もある。シリーズ本を多めの部数で希望すると、前回データを元に部数を減して返ってくる。数百冊の新刊を配本できたのは昔の話。初回の搬入部数は少なくても、補充注文してもらえる書籍と販促が望まれる。
6月×日
絵本『しろさんのレモネードやさん』の取材にテレビ局のチームが来社。といっても、カメラマンとディレクターの二人。出来たばかりの絵本を撮影し、出版社社長のコメントをとった。この絵本のタイトルの「しろさん」は小児がんで、闘病している小学4年生の男の子。小児がんのことをたくさんの人に知ってもらおうと、この絵本を考案。この絵本作りから販売まで多くの人がかかわっており、今後の展開に期待している。この日のテレビ取材は、夕方のニュース番組で放映された。
6月×日
体の不自由な方が出版相談で、若い友人と一緒に来社。50歳代というその方は、今まで生きてこられたことや周囲の人への感謝の気持ちを本にしたいと、手書きの原稿とその原稿に書かれている鳥などの写真を持参された。聞き取りにくい言葉を通訳してくれる、同行の若い友人の方も、友人の思いを実現するお手伝いをしておられ、その姿にも深く感心してしまった。上限の予算もうかがい、その範囲内で希望に沿うようにしてあげたい。
6月×日
初校ゲラを著者に渡して1年経過し、著者の校正紙が届いた。まえがき原稿を書くということだったので、ひたすら待って1年。この間に、2、3週間に1度、電話で出来具合をおうかがいしてきた。その度に「もう少し」「原稿が長くなっている」「いい原稿ができている」との応答があって、前月に「できた」と持参してくださった。その内容は「まえがき」とはかけ離れたもの。別の書籍の原稿にするということで一致し、ゲラの校正に専念してもらうことに。1年が経って、今から再スタート。
6月×日
今週はずっと咳が止まらない。家では「伝染しないの?」「悪い病気?」「肺炎じゃない」などと非難の標的。隔離される羽目になり、土曜日になって病院へ。初診だったので尿検査、血液検査、レントゲン撮影などをされ、なぜか身長と体重も計測。肺はきれいで異常はなく、診断はマイコプラズマ気管支炎。マイコプラズマという細菌で、感染はするが感染力は弱いようだ。咳が何日も続くと、胸が痛い。病院通いで懐も痛い。感染したのは、もしかすると隣から伝染?
工事中
5月×日
中学生が今日から4日間の職場体験のため来社。岡山市内の中高一貫校の中学2年生男子が1人。ユーチューバーが人気の職業という時代に、出版社を希望したというだけあって、真面目で賢そう。将来有望。この日は、印刷データを作成した後の工程を知ってもらうため、印刷所と製本所に一緒に行く。4色に分解した刷版を、印刷機の中で1色ごとに順番に刷って行く。初めての見学は新鮮だったよう。製本所では中綴じや無線綴じ、糸かがり、そして中四国ではここだけという上製本の生産ラインも見学。私も上製本のラインは初めて見学。勉強になった。
5月×日
アメフトの悪質タックル問題で、関東学生アメフト連盟規律委員会が日大前監督は「除名」、直接指示した前コーチも『除名』。井上前コーチについては、同じく『除名』」の処分を決定した。しっかり調査して、迅速な対応が評価できる。一方で、森友加計問題は公文書の改ざん・廃棄がはっきりしても誰も責任をとらない。財務省トップが証人喚問で嘘をついていたことが明白になってもウヤムヤのまま。政府と与党から距離をおいた「規律委員会」のような組織を作って、一刀両断にバッサリやってもらえないものか。
5月×日
役所の外郭団体の記念誌の打ち合わせ。複数の執筆者にも集まってもらい、現段階でのゲラのチェックし、表記の統一、原稿のダブりがないか、抜けはないか、不足内容の対応、口絵の写真と巻末資料の過不足などを打ち合わせる。終わったら約4時間が経過していた。ある著者は、不足分の内容は、外郭団体からの資料提供がないからという。資料の記録や保存の方法に問題があるのは明白だが。それ以上に保存し資料を整理しようという意欲の問題もあるようだ。そんな団体には、外部のアーカイブ会社に任せて、資料の整理と保存をしてもらおう。デジタルアーカイブ事業のパンフレットができあがってきた。
5月×日
テレビ局の取材に同行して県立博物館に。同館では、平安~江戸の各時代を彩った優品65件などを展示する「サムライアーマー展」を開幕している。近年、戦国武将ブームで甲冑や刀剣に関心が高まっている。これまでのテレビ番組は会社の経営者ばかりだった。博物館としても今回の展示は力が入っていて、出演となったようだ。展示の目玉は国宝の大鎧「赤韋威鎧」、山田方谷の甲冑と伝わる県内初公開の「茶塗雨龍蒔絵紺糸威二枚胴具足」のほか、ウサギの耳、トンボ、大文字などを奇抜なモチーフにしたものも。林原美術館で開催中の「サムライの纏うもの」、岡山城天守閣の「サムライ達の関ケ原」連携しての催しとか。戦国ファンは喜びそう。
6月×日
岡山県立博物館の所蔵品の資産価値は19億円以上、と県教委が初公表していた。最高額は現在開催中の特別展に並ぶ国宝「赤韋威鎧」の6億円。1千万円以上は国重要文化財の「太刀銘長光」(5千万円)、国重文「太刀銘則宗」(3370万円)、「法然上人伝法絵断簡」(2100万円)など16件とか。また、瀬戸内市が現在県立博物館の寄託されている国宝「山鳥毛」を購入する方針だそうだ。提示している金額は5億円。戦国武将上杉謙信の愛刀であったことから、新潟県上越市が昨年購入を希望していた。刀剣博物館のある瀬戸内市が県外流出を止めてるのか。詰まるところ、歴女の存在は大きい。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
最新コメント
[09/02 おおもりひろみ]
[02/26 岡山商科大学はあなたの夢を叶えます!]
[09/04 r1pb1jm142]
[05/20 omachi]
[12/23 やぶひび]
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
(09/15)
(04/01)
(04/08)
(04/15)
(04/24)

Copyright (c)ほぼ週刊 編集日和 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by Pearl Box  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]