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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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5月×日
RSKテレビ「夢紡ぐ人いで」という番組の取材で、東区西大寺の企業を訪ねる。会社社長に経営や街づくりなどの夢を語ってもらう、数分間の番組。番組制作のクルーと同席するが、テレビカメラが回っている撮影中は、こちらは余計者。ICレコーダーを置いて、音を出さないように静かに見守る。最後にこちらから書籍用の質問をして終了。放送は毎週月曜の 22:54~23:00。時間があまりにも短いので、通り一遍の建前話になってしまい、深い話にならないところがもったいないところ。
5月×日
自動車運転免許証の更新。半年前の「通行帯」の違反があるため、2時間講習の受講のために北区御津の県運転免許センターへ行く。今回も交通安全協会の寄付は拒否。講習後にはすっかり安全運転模範者になって、法令遵守と安全運転をする気持ちになっていた。これまでの違反点数は、1年間の違反がなければ消えるようなので、交通法規に従順でいることにしよう。新しい免許証の顔写真を3年前に撮った写真と比べてみると、経年変化は頭部に顕著であった。
5月×日
岡山の鉄道の第一人者である小西氏と一緒に、三蟠鉄道研究会の代表者のお宅へ。三蟠鉄道とは、大正から昭和初期にかけて岡山市平井地区(国清寺から三蟠までの約7㎞)を走っていた軽便鉄道のこと。研究会では、資料収集や勉強会、道床跡散策などを行い、地域の人に知ってもらおうと活動をされてきた。この5年ほどの間に集まった資料類を、書籍などにしてまとめるにあたり、相談を受けた。今年度中に成果物にする必要がある。とりあえず資料目録を作成するところから始めてもらうことにした。
5月×日
憲法記念日。2020年に改憲するなどの首相の発言もあり、改憲論議が騒がしい。70年前、戦争するために国家総動員法を設けて無謀な戦いをして、300万人が亡くなった。敗戦後、現憲法は、天皇自身も平和国家を希求し、二度と戦争しない国になることを誓って出来上がったもの。国民もそれを歓迎し、戦争をしない平和な世の中の到来を喜んだ。これまで敗戦の教訓を基に外交政策を展開していると思いきや、最近は次の戦争の準備を着々としているようで、腹立たしい。喉元過ぎれば…で、歴史を繰り返すのか。
5月×日
上の子と母親は習い事の準備で1日外出。そこで下の小学生とアウトドアに。山に登って山頂でクッキングをしようかと思ったが、山の状態が分からず、かぶれても虫に刺されていけないので、近くの河原で焼き肉を楽しんだ。テントもないので川の脇にあった大きな木の下にセッティング。食事中、天気はよいのだが、時々、水しぶきのような水が落ちてくる。木の葉を見ると、白い泡のようなものがいたるところに。「虫の卵か」と言ったら、小学生は木の外に非難。後から考えたら、あれはカエルの卵か?
5月×日
最近、資料保存に関心があり、アーカイブ関係の本を読んでいる。記念史の作成過程で古文書や古写真に触れる機会があり、それらの扱いや整理の仕方、使用した後の保存の方法などをもっと知っておく必要があると感じている。写真撮影やスキャンでデジタル化するが、資料の収集や保存の方法、デジタルアーカイブの利用の手法もいろいろあるらしい。アーカイブの知識や技術を持っている人をアーキビストというそうだ。デジタル・アーキビストの資格認定をする機関もあるらしい。
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4月×日
企業の記念誌に掲載する資料をカメラマンらと撮影する。まず、企業の倉庫1室に積み上げていた資料を、担当の方に選び出してもらいながら、照明をセットした台の上に1点ずつ置いて次々に撮っていく。撮影するのは、掛け軸や古文書、古い製品、セピア色の写真などだが、倉庫の中にある1部の品だけで、撮影しないものの方が多い。別の場所にある展示室に移動し、ケースから1点ずつ取り出して撮影。予定を大幅に遅れて、遅い昼食を挟んで、市の資料保管室に車で行き、古文書などを撮影。撮り終えるともう夕方。この会社の歴史は360年。資料の目録を作成して保管すべきだが……。
4月×日
前日は一日中外出していたし、先週も外出日が多かった。進んでいないデスクワークを「ササッ」と済ませる予定だったが、そんなに簡単にはいかない。見積もり書や精算書などの書類づくりも滞っているので、それらをやっていると書籍の編集作業にかかれずじまい。それでもずっと1日作業をしていると、少しずつでも確実に進んでいく。夜に帰宅しようと思って考えたら、今日はこの事務所あるビルの外に出ていない。階下にも行っていない。ずっと事務所の中に引きこもっていた。最近、どうも運動不足気味。そこで、自転車を力強くこいで帰宅する。
4月×日
昼過ぎに、90歳を超える著者のお宅にうかがう。デーブルの横に並び、二人で作成中の自分史の校正作業。ゲラになった紙を私が1枚ずつめくり、写真の位置とキャプションを確認していく。写真の位置が違えば、著者が「この写真は左端に」と言うので、左に移動させるように赤ペンで私がゲラに書き込む。キャプションも著者がしゃべることを、私がゲラに書き込んでいく。文字通り二人三脚状態で進めている。この日は約3時間の作業だが、最後の1時間は著者の昔の出来事や最近の様子などの話をうかがう。話し相手になるのも編集者の仕事。
4月×日
朝一、鳥取市の会計事務所に代表と二人で向かう。昨年は雨天だったが、今年は晴天のドライブ日和。中国山地を南北にくり抜いた長いトンネルを数本越えて、片道約2時間半。昼食を挟んで、決算書を前にして、税理士さんらのレクチャーを聞き、こちらからも質問をして、滞在時間は約3時間。前年に比べて成績がよかったので、こちらも気持ちの少しだけ余裕があったかもしれない。今年はさらに飛躍したい気持ちに。それにしてもこの税理士さんのご夫婦はいつも微笑ましくなごませてもらう。「よい夫婦大賞」があれば、このご夫婦を一番に推挙したいといつも思う。
4月×日
最近、事務所の隣にある6階建てのビルを解体している。ビルの奥の隅に穴を開け、各階の廃材をその穴から下ろしてトラックに積み込み、持ち出しているようだ。今朝は、前の道路を巨大なクレーン車が封鎖していた。何かを運び込んでいるようだったが、昼頃見ると屋上に重機が乗っかっていた。近頃のビル解体は、騒音やホコリを極力出さないような技術が進んでいるようだ。とはいえ、窓を開けると掘削機の音はうるさいし、時には何事かと言うような振動を感じることもある。解体が終われば建築が始まるようだから、当分はこの状態が続くようだ。
4月×日
インターネット通販の拡大で、ヤマト運輸では宅配便の取扱個数が急増し、ドライバーらの長時間労働が常態化しているという最近のニュース。ネット社会になって久しいが、ネットで商品を注文する人も機会も急速に増えている。小社から書籍を取次へ発送する場合や個人注文による発送は、初期の頃からヤマトがメインだったが、昨年から日本郵便が加わっている。価格競争は消費者には恩恵があるが、過度のサービスは労働環境を悪化させるだけ。即日配達はニーズというより、過度のわがまま対応にも思える。
4月×日
熊本大震災から1年。「岡山県民は災害が少ないために、防災意識は低く連帯感もない」と、評論家のように言う人がいる。これを聞いた若い人が「岡山県民はそうなんだ」と思い、それが次世代に連鎖していくと、危機感のない県民になってしまう。しかし、災害はいつか必ず起こる。また、若い世代は結婚をしない人が多くなり、少子化に拍車をかけている中で、結婚を幻滅させるような個人の発言は、結婚を肯定的に考えない人を増やすだけ。社会全体がどうなったらよいかを想定して、大人は個人の発言を考えるべき。
4月×日
「『京都の喫茶店が舞台のミステリー』から『大分発のSF』まで、地方が舞台の『ご当地小説』が花盛りとなっている。出版不況で『町の本屋さん』の苦境が続く中、地方の書店から火が付いたヒット作も生まれている。そんな文芸版“地方創生”の動きを……」という新聞記事に触発されて作ったわけではないが、福岡を舞台にした「ご当地」小説を発刊した。70年代を福岡の大学で過ごし、津山市在住の著者が執筆した青春小説『好いとぅ』がそれ。地元の書店や新聞社にファックスを送ったりと遠隔地への販促活動が新しい。
4月×日
三蟠軽便鉄道は、かつて岡山市中区江並にあった三蟠駅から中区門田屋敷にあった国清寺駅および中区の桜橋にあった桜橋駅を結んでいた。15年ほど走った後に廃線になり、80年以上が経つ。三蟠鉄道研究会は、5年前に「幻の三蟠軽便鉄道を語り継ぐ会」として発足。地域の人たちを巻き込んで資料収集や勉強会の実施、廃線跡の散策などイベントの開催を続けてきた。同会に呼ばれて、書籍(資料集)の相談を受けた。三蟠軽便鉄道は自転車で廃線跡をたどったことがあるので、興味津々。
4月×日
新聞社やNHKなどマスコミが、内閣の支持率や社会問題など政治的なテーマで、アンケートとることがある。発表された結果を見ると、「どちらでもない」という回答が多すぎる。質問内容によっても多少は違うだろうが、例えば、「支持する」25%、「支持しない」25%、「どちらでもない」50%ぐらいにもなることがある。考えて決めかねて「どちらでもない」のか、「どうでもいい」という意味なのかは分からないが、「どちらでもない」の回答した人の真意を知りたい。これから、「どっちでもいい」と言っていられない事態にならなければよいが…。
4月×日
社外での出版相談を、原則、毎月最終土曜日の午後に、岡山、倉敷、津山で実施している。倉敷と津山は交互なので、それぞれ2カ月に1回の開催になる。書店の中で机と椅子を借りてこじんまりと店開きしている。この日は津山で。新聞広告を見たという80歳の方が来店。先々週に小説の原稿を持ち込まれた方も、80歳近くだった。来週は90歳過ぎた方とご自宅で打ち合わせ。高齢の方の出版をお手伝いする機会が増えているように思う。小社はお年寄りに優しい出版社でいたい。
4月×日
古代の歴史を知ろうとするとき、遺跡の出土物だけで分かることには限界がある。というか、出土物の情報と文献の情報も取り入れて、総合的に見ていった方が面白い、ということが分かった。最近、文献史学の先生に取材をしたら、なんとも新鮮。ある情報は全部使った方が分かりやすい。とはいえ、神社に祀られている神様の名前はチンプンカンプンだし、天皇の名前を言われてもその順番がピンとこない。つまり、理解できたらもっと面白いだろうという分野があることが分かったということだ。古代史って奥が深い。
4月×日
facebookで、イベントの案内が届くことはあった。動画を貼り付けている投稿もよく見かける。特に企業広告はたいてい動画になっている。自分のfacebookの投稿は、刊行物の紹介や、著者がらみのイベントの案内しかしていない。その際は写真を貼り付ける程度だった。最近、写真を数枚使ってスライドショーにする方法を教えてもらい、投稿してみた。これがなかなかよろしい。動画ほど大仰にならず、まだスライドショーの投稿が少ないので注目度が高い。当分はこれでいくことにしよう。
4月×日
4月になっても新刊が続く。K取次店に行くと、口の悪いY社長がおられたので、受付の女性に用件だけ伝えて帰ろうと思ったら、案の定、目があった。開口一番、「忙しいのにぃ、じきゅうーかんがえりゃーええのにぃ。なんぼー出すんならぁ」と。この取次は教科書を扱うので、今の時期は1年で最も忙しい。御社が忙しいのは知っているが、それを避ける配慮をして刊行計画を立てる義理はない。しかし、この方の口の悪さは岡山一。岡山弁大賞も授与したい。
4月×日
冬の間、動きのなかった後楽園内の売店から、後楽園の写真集などの注文が入った。後楽園の桜は満開のピークを少し過ぎて、散りかけだった。相変わらず外国人観光客が多い。「写真集は外国人しか買わない」と売店の人は話していた。別の売店は土産物を売っていたスペースを、抹茶パフェなどを売るカフェスペースに改装し、物販より食い物にシフトしていた。また、カメラマンのスタッフを従えた、結婚式の前撮りをするカップルも多かった。車にもどると、フロントガラスに桜の花びらが散っていた。
4月×日
このところアマゾンからの返品がちらほら。返品理由は、ISBNコードが10桁のためのようだ。小社のISBNが10桁の書籍は初期のもので、途中から、現在使用している13桁に切り替えた。アマゾンは13桁の書籍しか扱えないようだ。お客がアマゾンに注文し、アマゾンが出版社に納入依頼をして、出版社はアマゾンに送付するが、アマゾンが受け取らず出版社に返品する…。不毛だ。アマゾンに、商品はあるのにお客の注文に応えていないのは問題だと伝えたら、担当部署に回すと返事があった。
4月×日
例年、今ごろ咲くはずの桜が咲いていない。後楽園東の旭川堤防沿いで開催の「岡山さくらカーニバル」は3月31日からだが、花がない。朝、県営グラウンドを回っても桜も愛でることができない。とはいえ、少し寒さも緩んで、朝のジョギングが気持ちよくなった。少し走れば、Tシャツでよいぐらい。ラジオ体操の人でも少し増えたみたい。1週間先の土日ぐらいが満開では。天気予報は、週末は雨。
4月×日
トランプ大統領が、弾道弾の発射を繰り返す北朝鮮か、市民にサリンを使ったシリアかに何かすると思っていたら、シリアに攻撃を命じた。地中海の軍艦から59発の巡航ミサイルシリア軍の空軍基地に向けて発射したという。その直後に、なんと安倍首相は「日本政府は支持する」と、いち早く表明。物騒だ。日本が狙われるではないか。こちらも岡山弁トランプ第2弾「ぼっけーセット」を、2カ月のブランクを経て発売だ!
4月×日
総社市埋蔵文化財学習の館で鬼ノ城の取材。鬼ノ城は白村江の戦いで敗戦し、唐と新羅の連合軍の追撃を恐れて築いた国土防衛のために軍事施設。文献にその名の記載はないが、それは明白。倭国軍の海外派兵はこの時から。勝ち目はないのに出兵。次は戦国時代に秀吉が出兵し、大きな痛手を受ける。海外派兵なんてしないほうがよい。まして大国の意向を忖度して、太鼓持ちになって派兵するのはなおいけない。
4月×日
近日中にインタビューを記事にまとめることに。A4判の裏表。それぞれが完結するので6本分。表面の3本はスムーズに進んだが、残り1本が大変。内容は新しく難解でまだ不消化気味。時間をかけて調べれば面白いのは分かっているが、締め切りが迫り時間がない。抽象的な話で写真類も不足している。他の仕事も気になるが、時間の余裕ができたら改めて調べてみたい内容と思いながら、外出の合間に進める。
4月×日
早朝のジョギングで県営グラウンドへ。桜は満開。天気は曇り。日曜日は晴れのようだ。今年の桜は1週間遅れ。グラウンド周辺の桜並木では、走るのをやめて歩いて花見。偕行社裏の池周辺ではしばし佇んで鑑賞。桜は美しい。桜木を離れ、木々の並木に移ると新芽の緑が目にやさしい。さらに進んでいくとレンギョウの黄色は眩しい。今年は花粉が多いと言われながら、その影響はさほどでもない。季節は春がいい。そして春はやはりあけぼのだ。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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