10月初旬に発刊した『創業100年企業と経営理念 —NEXT100年どう生きる—』(入野和生著)が品切れとなった。社内の在庫がなくなり、出荷できない状態になったからだ。発刊前に掲載企業から購読予約をいただいき、発刊時に書店への配本数を少なくしていたからである。出版社の在庫は今はないが、書店にはあるので、お求めは県内の書店へ。
さて、本書の内容は、(財)岡山経済研究所が発行する機関誌『マンスリーリポート』の連載「創業100年企業~NEXT100年どう生きる~」で紹介された、岡山・香川・広島県備後地区の26社を掲載している。老舗企業の経営理念や家訓を切り口に、これからの時代を生き抜くヒントを提示していくというのが、この原稿の趣旨でもある。(『マンスリーリポート』での連載は現在も続行されている。)
帝国データバンクによると、創業100年以上の企業は県内に約470社。創業150年を超える会社は41社あり、創業が最も古いのは1184年の藤戸饅頭本舗(倉敷市)で800年を超える。ちなみに、日本で最も古い企業は、寺社仏閣建築の「金剛組」(大阪府・578年創業)で、1000年を超える会社は旅館や仏具の会社など7社もあるらしい。
企業の生存率は、設立1年=40%、設立5年=15%、設立10年=6%、設立20年=0.3%、設立30年=0.02%。要するに、1年で60%が倒産もしくは解散、5年で85%が、10年では94%がなくなるそうだ。ネットの情報だから信憑性に疑問が残るものの、とにかく創業100年というのは奇跡ともいえそうだ。
では、企業を100年以上存続させるのに必要なものはなにか。掲載企業の業界はいろいろだし、規模や環境も違う。10社あれば10通り。100年の間には時代の流れも変わるし、後継者も育て何代も引き継いでいかねばならない。長続きしている企業は、時代に応じて商品や販売方法、業態を変えて波を乗り越えて来た会社ということだ。消費者ニーズをつかんで商品やサービス、販売方法を工夫して来た会社というわけだ。今風に言うとイノベーションに成功してきたというだ。何もしないで同じ商品や同じサービスをしていては、いずれ消費者の志向と合わなくなる。また、社会のニーズと違った方向に舵を切っても社会から見放されてしまう。
著者は本書で紹介している醸造業5社を例に、5社5様のやり方で100年を超えてきていると話す。自社の製品にこだわり商品開発を続けた会社、桶売りのように相手先ブランドで売るOEMメーカーをしていた会社、小売店を通さず直接顧客と取引する販売をしている会社、バイオ技術で業態を変えてしまった会社など、それぞれが自分の強みを生かして変化を遂げている。
吉備人出版はあと2年で20年。地域で存在意義を認めてもらうために、どう変化させていくか。まず設立20年の企業存率0.03%以下の枠をクリアしていかなければならない。
さて、本書の内容は、(財)岡山経済研究所が発行する機関誌『マンスリーリポート』の連載「創業100年企業~NEXT100年どう生きる~」で紹介された、岡山・香川・広島県備後地区の26社を掲載している。老舗企業の経営理念や家訓を切り口に、これからの時代を生き抜くヒントを提示していくというのが、この原稿の趣旨でもある。(『マンスリーリポート』での連載は現在も続行されている。)
帝国データバンクによると、創業100年以上の企業は県内に約470社。創業150年を超える会社は41社あり、創業が最も古いのは1184年の藤戸饅頭本舗(倉敷市)で800年を超える。ちなみに、日本で最も古い企業は、寺社仏閣建築の「金剛組」(大阪府・578年創業)で、1000年を超える会社は旅館や仏具の会社など7社もあるらしい。
企業の生存率は、設立1年=40%、設立5年=15%、設立10年=6%、設立20年=0.3%、設立30年=0.02%。要するに、1年で60%が倒産もしくは解散、5年で85%が、10年では94%がなくなるそうだ。ネットの情報だから信憑性に疑問が残るものの、とにかく創業100年というのは奇跡ともいえそうだ。
では、企業を100年以上存続させるのに必要なものはなにか。掲載企業の業界はいろいろだし、規模や環境も違う。10社あれば10通り。100年の間には時代の流れも変わるし、後継者も育て何代も引き継いでいかねばならない。長続きしている企業は、時代に応じて商品や販売方法、業態を変えて波を乗り越えて来た会社ということだ。消費者ニーズをつかんで商品やサービス、販売方法を工夫して来た会社というわけだ。今風に言うとイノベーションに成功してきたというだ。何もしないで同じ商品や同じサービスをしていては、いずれ消費者の志向と合わなくなる。また、社会のニーズと違った方向に舵を切っても社会から見放されてしまう。
著者は本書で紹介している醸造業5社を例に、5社5様のやり方で100年を超えてきていると話す。自社の製品にこだわり商品開発を続けた会社、桶売りのように相手先ブランドで売るOEMメーカーをしていた会社、小売店を通さず直接顧客と取引する販売をしている会社、バイオ技術で業態を変えてしまった会社など、それぞれが自分の強みを生かして変化を遂げている。
吉備人出版はあと2年で20年。地域で存在意義を認めてもらうために、どう変化させていくか。まず設立20年の企業存率0.03%以下の枠をクリアしていかなければならない。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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