12月×日
健診結果が届いた。肺に影が写っているとのことで、緊張しながら再度、検診を受けた病院へ。胸部のCTを数分かけて撮影。肺の断層画像を見ながら、医師の説明を受ける。結局、写っていたのは過去の肺の炎症などが白くなったもので、心配はないと言う。ホッとする。時間が経つにつれ、病院での待ち時間や診療費が無駄に思えてくる。CT撮影と医師の話は約10分程度だが、病院の滞在時間は約2時間。国負担の医療費は2万円弱(3割負担から換算)。病気の早期発見に無駄も必要か。
12月×日
小社のホームページに、「USED BOOKS」(中古本)と「RECOMMEND」(お勧め本)のページが登場。「USED BOOKS」は返品などでキズや汚れのあるものなどを値引きして販売する。品切れになっていた郷土史本なども、書店の返品で戻ってきた書籍もあり、掘り出し品があるかもしれない。「RECOMMEND」はオススメ本を紹介するページ。季節や行事などにあわせてお勧め本を紹介する。これらページも時々のぞいてみてくださいね。
12月×日
QRコードを使う機会が多い。制作を手伝いしている医院の機関誌にも、このQRコードを載せた。誌面に入りきらない情報を、スマホの画面で、ホームページに掲載している内容を見せる。新聞や雑誌の広告などでも、最近はよく見るようになった。媒体の掲載情報だけでなく、小社の『中学生のためのスイーツの教科書』ではレシピの誌面にQRコードを付けて、動画で作り方を紹介している。読んで分からない部分は、動画で確認すれば分かりやすい。確かに便利になったものだ。
12月×日
日本遺産「桃太郎伝説」の紹介に、古墳などを上空から映した動画を見ることができるようになる。その動画の一つに、吉備津彦命と鬼の温羅が弓を放って闘う話があるので、「弓の視点の動画を撮ったら」と提案していたら、その試作版を見せてもらった。吉備津神社の矢置き岩から、矢食宮の上空を通って鬼ノ城にたどり着く映像だ。ドローンの撮影には規制があるので、何カ所もの画像を接続させているそうだが、なかなか面白い。春には一般公開される予定。
健診結果が届いた。肺に影が写っているとのことで、緊張しながら再度、検診を受けた病院へ。胸部のCTを数分かけて撮影。肺の断層画像を見ながら、医師の説明を受ける。結局、写っていたのは過去の肺の炎症などが白くなったもので、心配はないと言う。ホッとする。時間が経つにつれ、病院での待ち時間や診療費が無駄に思えてくる。CT撮影と医師の話は約10分程度だが、病院の滞在時間は約2時間。国負担の医療費は2万円弱(3割負担から換算)。病気の早期発見に無駄も必要か。
12月×日
小社のホームページに、「USED BOOKS」(中古本)と「RECOMMEND」(お勧め本)のページが登場。「USED BOOKS」は返品などでキズや汚れのあるものなどを値引きして販売する。品切れになっていた郷土史本なども、書店の返品で戻ってきた書籍もあり、掘り出し品があるかもしれない。「RECOMMEND」はオススメ本を紹介するページ。季節や行事などにあわせてお勧め本を紹介する。これらページも時々のぞいてみてくださいね。
12月×日
QRコードを使う機会が多い。制作を手伝いしている医院の機関誌にも、このQRコードを載せた。誌面に入りきらない情報を、スマホの画面で、ホームページに掲載している内容を見せる。新聞や雑誌の広告などでも、最近はよく見るようになった。媒体の掲載情報だけでなく、小社の『中学生のためのスイーツの教科書』ではレシピの誌面にQRコードを付けて、動画で作り方を紹介している。読んで分からない部分は、動画で確認すれば分かりやすい。確かに便利になったものだ。
12月×日
日本遺産「桃太郎伝説」の紹介に、古墳などを上空から映した動画を見ることができるようになる。その動画の一つに、吉備津彦命と鬼の温羅が弓を放って闘う話があるので、「弓の視点の動画を撮ったら」と提案していたら、その試作版を見せてもらった。吉備津神社の矢置き岩から、矢食宮の上空を通って鬼ノ城にたどり着く映像だ。ドローンの撮影には規制があるので、何カ所もの画像を接続させているそうだが、なかなか面白い。春には一般公開される予定。
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12月×日
年末になると、12月のうちに納品をということが増える。年越しが大きな区切りになる。スーパーもコンビニも正月は営業しだして、年越しの感覚が失われていくが、世代が上にいくほど、年越しの区切り感が大きいようだ。年末になって校正が行き届かないからと納期の延期をお願いしても、「ぜひとも今年のうちに。校正は私の責任」と年配の著者の強い要望があり、著者校正が完了した時点で著者希望の部数を年内に納品し、年明けに販売用を印刷することに。ちょっとイレギュラーだが、著者の要望を受け入れることにした。
12月×日
地元紙で紹介された新刊『駅から登る岡山の山100座』が好調。タイトル通りに、県内の鉄道各駅を起点に気軽に登れる山を紹介していると、記事でも本書の特色を強調している。この記事が載ってから、大型書店を中心に数十冊単位で注文が届く。県内各山の登山詳細図を買ってくれていた人も、手にしてくれているに違いない。駅から登る登山は、免許の返納をした高齢者にとっても、心と体の健康づくりに最適。免許返納したら、里山歩きがお勧め。
12月×日
日本遺産「桃太郎伝説」観光ガイド養成講座2回目の講座日。文献史学の先生の講演を拝聴した。考古学の分野も遺跡の発掘に伴って新しい学説が出るが、文献史の分野でも研究が進んでいるのに驚いた。例えば、『古事記』に吉備の穴海の記述があり、これば児島から玉野の周辺の島嶼部の入り組んだ海のこととされ、それが当然のことのように使ってきた。それが、穴海とは福山周辺のアナという地名に由来するという。備前・備中の沖の海ではなく、備後の海というのだ。ちょっと驚き。
年末になると、12月のうちに納品をということが増える。年越しが大きな区切りになる。スーパーもコンビニも正月は営業しだして、年越しの感覚が失われていくが、世代が上にいくほど、年越しの区切り感が大きいようだ。年末になって校正が行き届かないからと納期の延期をお願いしても、「ぜひとも今年のうちに。校正は私の責任」と年配の著者の強い要望があり、著者校正が完了した時点で著者希望の部数を年内に納品し、年明けに販売用を印刷することに。ちょっとイレギュラーだが、著者の要望を受け入れることにした。
12月×日
地元紙で紹介された新刊『駅から登る岡山の山100座』が好調。タイトル通りに、県内の鉄道各駅を起点に気軽に登れる山を紹介していると、記事でも本書の特色を強調している。この記事が載ってから、大型書店を中心に数十冊単位で注文が届く。県内各山の登山詳細図を買ってくれていた人も、手にしてくれているに違いない。駅から登る登山は、免許の返納をした高齢者にとっても、心と体の健康づくりに最適。免許返納したら、里山歩きがお勧め。
12月×日
日本遺産「桃太郎伝説」観光ガイド養成講座2回目の講座日。文献史学の先生の講演を拝聴した。考古学の分野も遺跡の発掘に伴って新しい学説が出るが、文献史の分野でも研究が進んでいるのに驚いた。例えば、『古事記』に吉備の穴海の記述があり、これば児島から玉野の周辺の島嶼部の入り組んだ海のこととされ、それが当然のことのように使ってきた。それが、穴海とは福山周辺のアナという地名に由来するという。備前・備中の沖の海ではなく、備後の海というのだ。ちょっと驚き。
12月×日
昨年6月に刊行した『しろさんのレモネードやさん』の主人公である小学生の「えいしましろう」君の新刊絵本『ぼくはレモネードやさん』(生活の医療社)が、朝日新聞の天声人語で紹介されていた。小社の絵本も、3歳のときに小児がんを患ったえいしましろう君が、小児がんのことを多くに人に知ってもらおうと、周囲の人たちを巻き込んで出版していた。この夏に発刊した『ぼくはレモネード…』も同じ趣旨と思われるが、同書を目にしていないので詳しいことは不明。いずれにしても、これらの絵本が普及して、小児がんの理解が広がってほしいものだ。
12月×日
胃カメラ検診。朝食抜きで病院の受付に。受付で言われるままに椅子に座り、点滴の管を差し込まれ、ベッドに横になって口に器具を装着されたと思ったら、気がついて目を開けると、カーテンで囲まれた部屋にいた。しばらくしたら、看護師が着て2時間休んでもらいますとのことで、もう一寝入り。病院を出たのはお昼。この日は、車も自転車も厳禁、お風呂はシャワー程度にとのことで、歩いて事務所まで帰る。ボーッとしながら夕方までデスクワークをして過ごし、自転車で帰宅。風呂に浸かって寝た。
12月×日
アフガンで人道支援に取り組んできた医師の中村哲氏が、車での移動中に襲撃されて殺害された。このニュースに見入ってしまった。中村氏のことは、福岡市にある出版社の石風社の本で知っていた。同社の福元代表はNGOペシャワール会の事務局長をしており(現在は広報理事)、中村氏の著書『国境を越えて』『医者 井戸を掘る』『辺境で診る辺境から見る』『医者、用水路を拓く』などを出版している。中村哲氏を支援している出版社として強く印象に残っていた。中村氏が突然にこんなことになるなんて、まったく不条理だ。中村氏の遺志が、同社の出版物を通じて広がっていってほしい。
11月×日
日本遺産「桃太郎伝説」の構成文化財に、『鬼城縁起』『吉備津宮勧進帳』『備中国大吉備津宮略記』などが指定されている。少しでも勉強をと関係書籍を読んでいたら、『古事記』に行き着く。『古事記』の訳本にあたっていたら、「吉備の黒日賣」の話があった。仁徳天皇が愛した吉備の女性・黒日賣を追いかけて吉備の野に遊んだ歌がある。「山県(やまがた)に 蒔ける菘菜(あをな)も 吉備人と 共にし採(つ)めば 楽しくもあるか」。ここに「吉備人」が出る。ここでは吉備人とは吉備の女性を指しているが、吉備人とはほんとによい名前。
昨年6月に刊行した『しろさんのレモネードやさん』の主人公である小学生の「えいしましろう」君の新刊絵本『ぼくはレモネードやさん』(生活の医療社)が、朝日新聞の天声人語で紹介されていた。小社の絵本も、3歳のときに小児がんを患ったえいしましろう君が、小児がんのことを多くに人に知ってもらおうと、周囲の人たちを巻き込んで出版していた。この夏に発刊した『ぼくはレモネード…』も同じ趣旨と思われるが、同書を目にしていないので詳しいことは不明。いずれにしても、これらの絵本が普及して、小児がんの理解が広がってほしいものだ。
12月×日
胃カメラ検診。朝食抜きで病院の受付に。受付で言われるままに椅子に座り、点滴の管を差し込まれ、ベッドに横になって口に器具を装着されたと思ったら、気がついて目を開けると、カーテンで囲まれた部屋にいた。しばらくしたら、看護師が着て2時間休んでもらいますとのことで、もう一寝入り。病院を出たのはお昼。この日は、車も自転車も厳禁、お風呂はシャワー程度にとのことで、歩いて事務所まで帰る。ボーッとしながら夕方までデスクワークをして過ごし、自転車で帰宅。風呂に浸かって寝た。
12月×日
アフガンで人道支援に取り組んできた医師の中村哲氏が、車での移動中に襲撃されて殺害された。このニュースに見入ってしまった。中村氏のことは、福岡市にある出版社の石風社の本で知っていた。同社の福元代表はNGOペシャワール会の事務局長をしており(現在は広報理事)、中村氏の著書『国境を越えて』『医者 井戸を掘る』『辺境で診る辺境から見る』『医者、用水路を拓く』などを出版している。中村哲氏を支援している出版社として強く印象に残っていた。中村氏が突然にこんなことになるなんて、まったく不条理だ。中村氏の遺志が、同社の出版物を通じて広がっていってほしい。
11月×日
日本遺産「桃太郎伝説」の構成文化財に、『鬼城縁起』『吉備津宮勧進帳』『備中国大吉備津宮略記』などが指定されている。少しでも勉強をと関係書籍を読んでいたら、『古事記』に行き着く。『古事記』の訳本にあたっていたら、「吉備の黒日賣」の話があった。仁徳天皇が愛した吉備の女性・黒日賣を追いかけて吉備の野に遊んだ歌がある。「山県(やまがた)に 蒔ける菘菜(あをな)も 吉備人と 共にし採(つ)めば 楽しくもあるか」。ここに「吉備人」が出る。ここでは吉備人とは吉備の女性を指しているが、吉備人とはほんとによい名前。
11月×日
年1回の健診へ。新しい病院で建物も健診機器も新しい。胃カメラ検査は翌週になっているので、例年よりスムーズに短時間で終える。今年のおかやまマラソンの出場は抽選漏れのため出場できず、この半年は普段のジョギングもサボりがちで、運動量は極端に減っている。それが健診結果にどう影響しているか、気になるところ。いすれにしても、後日の結果待ち。
11月×日
『昭和の妹尾・想い出写真集』を増刷。著者の手元にも1冊しか残っていないということで、著者の希望があり印刷。妹尾地区の昭和時代の懐かしい写真を掲載しているので、写っている人が近所にいたおじさんやおばさんという方もある。何人かは今も元気な方もいらっしゃる。地域の方々が写真集の話を聞きつけて1冊ほしいと声がかかって渡していたら、残り1冊になったそうだ。「地域の古い写真を持っておきたいという人がいたら、渡してあげたい」という著者の気持ちが、素晴らしい。
11月×日
方谷研究会の新事業として取り組んだ「山田方谷ゆかりの地を訪ねるバスツアー」に、世話係として参加。小型バスに乗り込んで、新見市と高梁市を巡る28人乗りの小型バスに同乗した。高梁市の藩校有終館跡などは行ったことはあるが、春にオープンした方谷記念館や水車小屋、方谷の墓のある方谷園、新見市の大佐方谷記念館や方谷庵などは初めての訪問だった。参加者の方は熱心な方ばかりで、講師の話にも聞き入っていた。それぞれのゆかりの地域に、地元の偉人を顕彰して地域興しをしようとする人がいるのを目の当たりにした一日であった。
11月×日
日本遺産「桃太郎伝説」の構成文化財を地域の人に案内してもらえるようにと実施された「観光ガイド養成講座」。講師の段取りなどをしていたので、同席して聴講した。講師は考古学者の松木教授と市役所の草原課長。二人とも考古学の立場で、吉備の古代を解説。吉備の弥生と古墳時代の話と桃太郎伝説(温羅伝説)とを結びつけるのは、苦しいところがある。それでもぎりぎりのところまで話を広げて説明してくれたので、吉備の古代の面白さは受講者に伝わったように思う。吉備の古代は、桃太郎伝説と結びつけなくとも、それ自体で興奮するような面白さがあるのだが…。
年1回の健診へ。新しい病院で建物も健診機器も新しい。胃カメラ検査は翌週になっているので、例年よりスムーズに短時間で終える。今年のおかやまマラソンの出場は抽選漏れのため出場できず、この半年は普段のジョギングもサボりがちで、運動量は極端に減っている。それが健診結果にどう影響しているか、気になるところ。いすれにしても、後日の結果待ち。
11月×日
『昭和の妹尾・想い出写真集』を増刷。著者の手元にも1冊しか残っていないということで、著者の希望があり印刷。妹尾地区の昭和時代の懐かしい写真を掲載しているので、写っている人が近所にいたおじさんやおばさんという方もある。何人かは今も元気な方もいらっしゃる。地域の方々が写真集の話を聞きつけて1冊ほしいと声がかかって渡していたら、残り1冊になったそうだ。「地域の古い写真を持っておきたいという人がいたら、渡してあげたい」という著者の気持ちが、素晴らしい。
11月×日
方谷研究会の新事業として取り組んだ「山田方谷ゆかりの地を訪ねるバスツアー」に、世話係として参加。小型バスに乗り込んで、新見市と高梁市を巡る28人乗りの小型バスに同乗した。高梁市の藩校有終館跡などは行ったことはあるが、春にオープンした方谷記念館や水車小屋、方谷の墓のある方谷園、新見市の大佐方谷記念館や方谷庵などは初めての訪問だった。参加者の方は熱心な方ばかりで、講師の話にも聞き入っていた。それぞれのゆかりの地域に、地元の偉人を顕彰して地域興しをしようとする人がいるのを目の当たりにした一日であった。
11月×日
日本遺産「桃太郎伝説」の構成文化財を地域の人に案内してもらえるようにと実施された「観光ガイド養成講座」。講師の段取りなどをしていたので、同席して聴講した。講師は考古学者の松木教授と市役所の草原課長。二人とも考古学の立場で、吉備の古代を解説。吉備の弥生と古墳時代の話と桃太郎伝説(温羅伝説)とを結びつけるのは、苦しいところがある。それでもぎりぎりのところまで話を広げて説明してくれたので、吉備の古代の面白さは受講者に伝わったように思う。吉備の古代は、桃太郎伝説と結びつけなくとも、それ自体で興奮するような面白さがあるのだが…。
11月×日
日本遺産関係の仕事で、古代史の用語を調べることに。そこで『吉備の古代史事典』(薬師寺慎一・編著)や『岡山県大百科事典』(山陽新聞社編)などを開く。『岡山県大百科事典』は誌面を割いて詳しく書いているが、発刊が昭和55年(1980)で情報が古く情報が古い。『岡山県大百科事典』は古代史に特化してコンパクトにまとめられている。多くの項目で編著者が書いた文献が参照書籍として挙げられ、それらをすべて使って吸収すれば薬師寺ワールドを修得できるようになっている。ただ、参照文献の7冊のうち4冊が品切れだ。〔『聖なる山とイワクラ…』、『岡山の式内社』、『考えながら…上巻』、『楯築遺跡と卑弥呼…』(品切れ)、『吉備の中山と…』(品切れ)、『考えながら…下巻』(品切れ)、『祭祀からみた古代…』(品切れ)〕。
11月×日
板挟み=二者の間にあって、どちらの側にもつきかねて苦しむこと。書籍制作をしているうちに、板挟みになっていた。1冊の書籍を制作するにあたり、編集委員会を組織したり、監修者をたてたりすることがある。例えば、編集委員会の意向は早く低予算で、監修者は時間がかかっても原則に基づいて厳格にの意向を主張すると、両者を調整する必要がある。編集委員会に時間と予算を確保してもらうことで調整し、前に進めることに。山あり谷ありの道を乗り越えるには、少し時間がかかりそう。
11月×日
備前刀の国宝「山鳥毛」は、備前刀の大流派・福岡一文字派が生んだ鎌倉時代中期の作で、上杉謙信らが愛用したといわれる。数年前、個人の所有のこの刀が県外流出しそうになったことがあり、岡山県瀬戸内市で購入しようと寄付を募るクラウドファンディングを実施している。最近は刀剣ブームということもあり、備前刀の話題が多い。そんな中で、『備前刀の歴史』を発刊した。刀剣の本は各地の銘刀を紹介する内容のものがほとんどで、それらがしのぎを削っている。本書は、これまの諸説を一刀両断し、単刀直入に備前刀の歴史に切り込んだものだ。
11月×日
日本遺産「桃太郎伝説」の構成文化財に、『鬼城縁起』『吉備津宮勧進帳』『備中国大吉備津宮略記』などが指定されている。少しでも勉強をと関係書籍を読んでいたら、『古事記』に行き着く。『古事記』の訳本にあたっていたら、「吉備の黒日賣」の話があった。仁徳天皇が愛した吉備の女性・黒日賣を追いかけて吉備の野に遊んだ歌がある。「山県(やまがた)に 蒔ける菘菜(あをな)も 吉備人と 共にし採(つ)めば 楽しくもあるか」。ここに「吉備人」が出る。ここでは吉備人とは吉備の女性を指しているが、吉備人とはほんとによい名前。
日本遺産関係の仕事で、古代史の用語を調べることに。そこで『吉備の古代史事典』(薬師寺慎一・編著)や『岡山県大百科事典』(山陽新聞社編)などを開く。『岡山県大百科事典』は誌面を割いて詳しく書いているが、発刊が昭和55年(1980)で情報が古く情報が古い。『岡山県大百科事典』は古代史に特化してコンパクトにまとめられている。多くの項目で編著者が書いた文献が参照書籍として挙げられ、それらをすべて使って吸収すれば薬師寺ワールドを修得できるようになっている。ただ、参照文献の7冊のうち4冊が品切れだ。〔『聖なる山とイワクラ…』、『岡山の式内社』、『考えながら…上巻』、『楯築遺跡と卑弥呼…』(品切れ)、『吉備の中山と…』(品切れ)、『考えながら…下巻』(品切れ)、『祭祀からみた古代…』(品切れ)〕。
11月×日
板挟み=二者の間にあって、どちらの側にもつきかねて苦しむこと。書籍制作をしているうちに、板挟みになっていた。1冊の書籍を制作するにあたり、編集委員会を組織したり、監修者をたてたりすることがある。例えば、編集委員会の意向は早く低予算で、監修者は時間がかかっても原則に基づいて厳格にの意向を主張すると、両者を調整する必要がある。編集委員会に時間と予算を確保してもらうことで調整し、前に進めることに。山あり谷ありの道を乗り越えるには、少し時間がかかりそう。
11月×日
備前刀の国宝「山鳥毛」は、備前刀の大流派・福岡一文字派が生んだ鎌倉時代中期の作で、上杉謙信らが愛用したといわれる。数年前、個人の所有のこの刀が県外流出しそうになったことがあり、岡山県瀬戸内市で購入しようと寄付を募るクラウドファンディングを実施している。最近は刀剣ブームということもあり、備前刀の話題が多い。そんな中で、『備前刀の歴史』を発刊した。刀剣の本は各地の銘刀を紹介する内容のものがほとんどで、それらがしのぎを削っている。本書は、これまの諸説を一刀両断し、単刀直入に備前刀の歴史に切り込んだものだ。
11月×日
日本遺産「桃太郎伝説」の構成文化財に、『鬼城縁起』『吉備津宮勧進帳』『備中国大吉備津宮略記』などが指定されている。少しでも勉強をと関係書籍を読んでいたら、『古事記』に行き着く。『古事記』の訳本にあたっていたら、「吉備の黒日賣」の話があった。仁徳天皇が愛した吉備の女性・黒日賣を追いかけて吉備の野に遊んだ歌がある。「山県(やまがた)に 蒔ける菘菜(あをな)も 吉備人と 共にし採(つ)めば 楽しくもあるか」。ここに「吉備人」が出る。ここでは吉備人とは吉備の女性を指しているが、吉備人とはほんとによい名前。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
方谷研究会。
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岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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