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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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昨日、小学生のリクエストで一緒に「シン・ゴジラ」を観に行く。ストーリーは、東京に出現して放射能をまき散らして大暴れするゴジラを、アメリカ軍による核攻撃の直前に、政府官邸が対応して撃退するというもの。ゴジラという原発を首都圏に持ち込み、緊急事態に即断できない政府機能や、自衛隊の武力攻撃や治安出動や問題など時事問題をからませていた。巨大放水車を使い、ゴジラをおとなしくさせるシーンなどは、福島の原発事故を彷彿させる。脚本に、想定を超えて起こる原発事故をゴジラの首都破壊になぞらえ、社会批判を多分に盛り込んでいると受け取ることができた。ゴジラ映画のファンでもないし、「エヴァ」も観たこともないが、今回の映画で庵野秀明監督を高く評価する。小学生以上に楽しんだかもしれない。
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(つづき)「シン・ゴジラ」を観て思ったのは、最近、著者に来社いただいたことで知った『亡国記』(現代書館)のこと。静岡県にある原発の過酷事故をテーマにし、最悪のシナリオで描いた小説。事故後、本州は高濃度の放射能で汚染され、首相と閣僚、マスコミ幹部らは北海道へ逃げる。大混乱に乗じて、九州は中国軍、北海道はロシア軍に占領される。多くの日本人が海外で難民になり、差別と迫害を受けるという物語。リアルすぎて怖くなる。「国民の生命と財産を守る」立場の政治家は、過酷事故と最悪の事態をシミュレーションしておくべきだ。今の状況は、基準にクリアさえすれば安全という、福島の事故前に煽っていたと同じ「安全神話」に覆われつつある。
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後楽園内の土産物店に後楽園写真集を届ける。連日35度に届くような気温の中、強烈な日差しを浴びて後楽園内の庭園を横切る。インバウンドの影響で買ってくれる外国人と、売ってくれる販売店を思い、ふらふらしながら届ける。最近、岡山県の観光客数の発表があった。2年連続で増加し、昨年は1448万人。観光地別では、倉敷美観地区が43年連続トップの353万人、蒜山高原が250万人で続いている。後楽園・岡山城周辺は221万人で、前年の4位から順位を一つ上げた。ちなみに土産物販売や交通費などによる観光消費額は、1.6%減の1581億円だった。この中のほんの一部が本代ということか。
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津山に「絵図で歩く津山…」の販促へ。まず、気になっていた書店Kに行くと、やはりまだ入荷していなかった。東京経由で入荷する店で、店員に調べてもらうとその取次のシステムに登録もないという。既に数日前から店頭に並べている店もあるから、同じ津山市内の店で1週間以上も遅れている。書店業界の物流は、いつまでたっても早くならない。お客さんが、レジで「注文品は2週間かかります」と言われるのも同じこと。出版社の中には大手取次との取り引きをやめ、書店と直取引をするところも増えている。書店の側からは、客注配本を急げと言えないまま、現状維持が続いているのだろう。
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子どもの文化普及協会は、絵本、小学生から大人の本、詩集や写真集、実用書などを扱い、選書のできる本の卸専門会社。雑貨屋、子供服屋、おもちゃ屋、小児科医医院、産婦人科院などにも卸してくれ、注文から納品まで4日という。保証金もなし。ただし、返品できない買い切り制という。この会社の代表取締役社長は落合恵子氏。同社のカタログの「大人たちが絵本を求める時代です」のページで『疎開生活絵巻』を、「小学生に絵本や童話を」のページで『8000キロを渡った杭オーカスくん』を、「子育てや保育の本も」のページで『新版 孫育ての時間』を載せてもらった。
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「おかやまマラソンまで100日」とスポーツ店の店頭に書かれていた。そろそろグランドの周回数を徐々に増やして準備をしていこうという気持ちになってくる。この時期、「当選誤通知者全員へ2千円分金券 おかやまマラソン実行委が陳謝」というニュースが新聞に載った。家人のところにも、「二次抽選を行いましたところ、追加当選されました」とメールが届き、その後「従前ご案内申し上げました当選結果につきましては、無効とさせていただきます」とのメール。2千円分の金券を贈るということで、家人はすっかり納得したようだ。信じられない。
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マガジンハウスのムック「まご育ての本」が発刊された。巻頭特集は、元プロ野球選手・監督の東尾修氏。同誌の「孫育てに役立つ!いま、読みたい本・読ませたい本」コーナーのお勧め本3冊のうち1冊が『新版 孫育ての時間』。紹介文には「……特に専門家5名による座談会形式の孫育て談義は目からウロコ。さまざまな視点で語られている……」と。確かに座談会はホンネトークなので、孫育て世代には参考になるはず。残りの2冊は『子育てハッピーアドバイス 初孫の巻』(1万年堂出版)『尾木ママの幸せ孫育てアドバイス』(学研)。孫育てが流行っているようだ。
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著者とは、書籍制作に取りかかる前に、判型や縦書きか横書き、上製本か並製本か、部数などを決める。判型をA5判でと依頼を受けてゲラを作成し届けて帰ると、翌朝にメールで「B5判にしたい」と連絡があった。これは迷われていると思い、直接会って話し合いで決めることにした。図版が多いのでB5判でもよいし、ページが少なめなので、A5判にして少しでもページ数を増やすのもよい。結局、A5判にすることに。著者が迷われているときにメールで返事して決めるより、顔を付き合わせて話し合ってじっくり決めることが大切と考えた。完成した後に、あのときああすればよかったと、後悔されたくはない。
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『絵図で歩く津山城下町』が印刷所から届く。前週に出来た『坪田譲治と日中戦争』と一緒に取次店へ搬入する。書籍ができる前には、自社HPや版元ドットコムの近刊情報の登録。市販本予定の数から、こちらで取次店に入れる数を決める。取次店のうちの1社は、専用のチラシやスリップを作成して届ける。執筆依頼をして入稿したら、著者とゲラのやりとり。今回は索引づくりに時間を要し、最終段階で若い世代も読んでくれたらと思い、ルビ付けを増やしていった。予定の発売日から大きく遅らせないために、いつものこととはいえ、校了前がドタバタしてしまった。
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小社と同じ規模の、東京の出版社の方が来社。岡山に来たのは、尾道ゆかりの著者の映画に関する本を売るにあたり、書店への販促活動のため。話の中で、小社のイメージは「手堅くやっている地方の出版社」ということだった。東京で全国の書店を相手にするより、限られたマーケティングエリアの中でやっていく方がよいと感じているらしい。東京の中小出版社の本が、全国の中堅以上の書店に自社の書籍を並べるのは至難の技らしい。小社の書籍を、県内の主な書店に、郷土本のコーナーを設けて置いてもらっていることは重大なことなのだ、と認識を新たにした。
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明日、社外で毎月開催の編集会議の準備ができないままになっていたので、今日の訪問予定を延期させてもらい、一日中デスクワーク。予定の目次構成に基づいて、数人の依頼原稿と既存の原稿を読み込んで一本化する作業に丸一日を要した。1カ月前から決まっていた会議だが、多忙のために取りかかれずにいた。この作業に数時間はかかることは分かっていたので、まとまった時間があるときにと思っていたら、ズルズルとこの日までに。早め早めの作業しかなく、細切れになっても進めていくしかなかったわけだ。来月の編集会議は、準備万端でいこう。
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午前中は、社外の編集会議に出席。午後は高速道路を使って、親族の叔父さんの葬儀に。死因はガン。69歳だった。自宅で療養中だったが1カ月前に倒れて入院。あっという間だった。数カ月前に会ったときには普通の生活ぶりだったので、病気の進行が早かった。自分の年齢を考えてみると、亡くなった叔父さんの年齢まで十数年。生きているのがあと10年だったらと思うと、ドキリとする。旅行や余暇を楽しむ余裕はないので、仕事をするしかない。やりたい仕事、つくりたい書籍などを真剣に考え、早めに取りかかっておくのがよい。いつくたばるか、誰にも分からないのだから。
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出版相談会のために津山へ。相談者はいなかったので、進行中のゲラ校正をして過ごす。相談時間が終了するとすぐ、著者と新刊『絵図で歩く津山……』を配本したばかりだったので書店での平積みとポップの掲示などの確認のために回る。東京経由で配本のT社の系列書店は届いていなかったので、挨拶してポスターなどを置いて引き上げた。さらに著者に会い、地元の新聞社2社を訪問し、対応してくれた記者に記事掲載を依頼する。書籍を企画して、出来たら配本の段取りをして、販促で動く-。地方の小出版社は楽しい。もう少し本が売れてくれたらもっと楽しいだろうに。
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海の日。山陰の浦富海岸へ、わが家の小学生の友達4家族と海水浴に行く。日本海での海水浴は、私も初めて。といっても私は泳がず、荷物と子どもらの監視役。浦富海水浴場は遠浅で、波も適度にあって海水がきれい。海水の侵食による花崗岩の断崖や洞門があり、ちょっとした探検もできる。瀬戸内にはないリアス式の海岸の景勝地。日差しを避けて眺めていただけだったが、それでも顔と手の甲は少し赤くなった。膝から下と焼けてヒリヒリする。この日焼けが、老人性のシミになるのが嫌なもの。子どもたちはほとんど海の中にいた。この日、中国地方は梅雨明けした。
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今、「トランプ」で検索すると、アメリカ共和党のトランプ氏が上位を占める。調べたいのは、カード玩具のトランプである。「岡山弁トランプ」の話が進んでおり、トランプにISBN(図書コード)を付けられるか情報収集することに。まず、版元ドットコムの加盟社へメールで情報提供を呼びかけた。そしてISBNを管理する日本図書コード管理センターに電話。ISBNは書籍に付けるもの、と一言。しかし今回のトランプは極めて文化的なもの。そうこうしていると、版元ドット加盟のT社のS氏から電話。トランプの刊行経験があり、適切なアドバイスを受ける。S氏さんに感謝。
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イトーヨーカドー岡山店が、来年2月に閉店するという。イオンモール岡山の影響だ。表町商店街の商圏も影響を受けているが、歩いて5分のイトーヨーカドー岡山店はその波をもろにかぶっていたわけだ。この商業施設の中には書店もある。岡山駅前では2年前に岡山ビブレと岡山OPAが閉店。岡山ビブレには大型書店があった。そして、今年8月21日にはスーパーのイズミヤ津高店が閉店するという。この店にも書店があった。この店も、イオンモール岡山の影響があったのか。商業施設の勢力図は、目まぐるしく変わっていく。イオンモール岡山に書店はできたが、全体の数は減っている。
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1つの仕事をいかに早く仕上げて成果物にするか、納期までの日数を短縮をするかが、ここ数年来、税理士さんから与えられた命題だった。約1年前、若手が加わってくれて最近、スピード感を持てるようになったように感じる。著者の作業の進み具合もあるので、全体的にとはいわないが、早く進んでいるものもある。しかし、スピードだけを追求していると、ミスが出やすくなる。早く進められるようになったと一方で、じっくりやろうという逆作用が働く。臨機応変でよいのだが、早くとミスを出さないを両立させるには、集中力。余計なことに気を取られないように集中が大切。
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夜は西川倶楽部主催の歴史講演会に参加。聴講の後の交流会で、チラシを配って近刊『絵図で歩く津山城下町』をPRすると、今までになく反応がいい。津山やその周辺の出身という方もおられ、街に親しみを持っている人が意外に多いのだ。街の構造や建物に江戸時代から昭和の初めにかけての風情が残り、洋学などの進歩的な一面もある。そして、桜の鶴山公園の晴れやかなイメージが強烈だ。私も、街の規模もコンパクトで大きすぎず、好きな街だ。これまで絵図を使った街歩きの書籍を「岡山」「倉敷」と作ってきたが、面白さでは津山が一番。
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新刊『坪田譲治と日中戦争』の著者・劉迎氏が中国から来岡。昨日は、山陽新聞などに書籍の紹介で一緒に出かけ、文化部記者の取材を受ける。今回の作品は、坪田譲治は子どもの純粋な心を描く名手というイメージを少し覆す内容もあるので、著者は慎重に言葉を選びながら話していた。どこまで理解されていたかは記事を待つしかない。新聞社を出て、著者から中国の国内事情などもうかがった。最近は、日本から持ち込む書籍は関税に引っかかるケースが多いという。南沙諸島などで話題の多い中国では、窮屈さが増しているのかもしれない。
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「『新版 孫育ての時間』がストックブックとして657冊」だったという書類が、株式会社図書館流通センター(TRC)から届いた。このストックブックとは、全国の図書館からの注文に備える在庫冊数のことで、657冊を図書館用に仕入れたということ。同社は図書館向けに書籍を販売し、さらに図書館内での管理業務の受託なども行っている取次店でもある。図書館司書の手を煩わせないように図書情報提供し、図書館ごとの仕様に合わせた「装備」をして納入する。しかし657冊の数字は大きい。毎回このぐらいあれば状況は変わるだろう。
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燃費不正問題で停止していた三菱自動車水島製作所が、軽自動車の生産を約2カ月半ぶりに再開した。倉敷市は、走行距離10万キロ以上の軽乗用車と軽貨物車の買い替えを前倒して、50台を購入すると発表した。購入費は約6千万円で、10台分の約1千万円は2016年度当初予算に計上しており、残りは9月補正予算案に盛り込むという。総社市も14台を購入するらしい。社会的な影響が大きいとはいえ、特定の企業にそれだけの税金をつぎ込むのはどうなのか。行政は普段から地元経済を回すために税金をどう使うという発想を持つべき。
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昨日と今日の2日間で、既刊本の購入を案内するダイレクトメール約1000通を発送した。例年のことなので手際よく作業が進み、いつもより早く終えることができた。今回の購入者の特典としては、同封のハガキで購入申込みすると、全書籍が20%の割引きになる。そのうえ、通常は購入価格が2000円以内だと205円の送料をいただくが、送料も無料。さらに、発売直後の『絵図で歩く津山城下町』も割引価格で入手できる。世の中、衣料品店などもこの時期はバーゲンセールのシーズン。このDMも年1回の直売バーゲンセールというわけだ。この機会にお買い求めを。
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津山の町名は特徴がある。街が戦災に遭っていないので、古い町名が今も残る。岡山などでは「旧町名」のものが、津山では現役で使われている。移住者の出身地の使った福渡町や勝間田町、美濃町、京町、伏見町もある。足師や研師・塗師・鞘師・銀工等、武具に関わる職人が住んでいた職人町、桶屋町、細工町、鍛治町、紺屋町、材木町、鉄砲町もある。ちなみに、上之町は岡山では「かみのちょう」だが、津山は「うえのちょう」と呼ぶ。ちなみに下之町は、津山にない。「林田町」は「はやしだちょう」ではなく「はいだまち」だ。近刊『絵図で歩く津山城下町』でご確認を。
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県立図書館で開催の「近代化遺産」のシリーズ講演会に参加。今年度の第1回目は「長崎・出島整備事業と警官の復元」。今では陸続きになっている出島を江戸時代のように周囲に水を巡らして復元するという話だ。最近は建物を作り直すだけでなく、周辺の景観を含めて復元する事例が増えているらしい。街中にあるものほど、お金も時間もかかるだろう。江戸時代、出島を窓口にオランダ語が日本語になって今でも使われている言葉があるそうだ。例えば、オルゴール、がらず、コルク、ゴム、ダンス、ピストル、ブリキ、ペンキ、ポンプ、マント、モルモットなど。

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年1回の整備をしてもらうため、自転車屋へ出していた自転車を受け取る。現在のクロスバイクは今年で9年目。毎年、購入した自転車屋で、点検・整備をしてもらう。今回はタイヤ2本をまるごと交換した。パンクは1度もしたことはないが、タイヤの劣化を指摘され、新品にすることにした。整備してもらうと、自動的に自転車保険(TSマーク)にも加入できる。市街地の歩道を自転車で走るとき、歩行者や自転車と接触する危険にさらされるので、保険加入は必須。走行が軽快になったことだし、自転車に乗る機会を増やすことにしよう。
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戦時中、国は戦争遂行の国策高揚をさせる文学を書かせようと、日本文学報国会を発足させた。会長は徳富蘇峰、理事には吉川英治・岸田國士・深田久弥・林芙美子・佐藤春夫・菊池寛・丹羽文雄・片岡鉄兵などがいる。この理事の中に、上京したものの困窮生活の中いた坪田譲治に、雑誌を紹介し人気作家になるきっかけをつくった山本有三がいた。坪田はその後、子どもが戦意を高揚する文学をと要請を受けて、中国大陸の戦地を訪問する。編集中の『坪田譲治と日中戦争』はこれまで触れられてこなかった坪田の戦争文学について言及する論文集。

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編集中の『絵図で歩く津山城下町』は、校了に向けて大詰め。2009年の『絵図で歩く岡山城下町』、2011年の『絵図で歩く倉敷のまち』に続く津山は、街そのものが戦災に遭わなかったために、既刊の2つの街に比べて、江戸時代の面影が色濃く残る。とはいえ、都市化の波は押し寄せ、少しずつ変わりつつある。そんな中で、街角に残る昔話的なエピソードを書いていただいているのが面白い。もちろん古文書に書かれている歴史的な話だ。特に、妖怪の話が数カ所に残っているのが興味深い。実際に著者に講師になってもらい、実際の街を歩きながら話を聞きながら歩いてみたい。

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「町の書店ピンチ」—経営悪化 全国で85%超えと、最近の業界新聞の見出し。全国の書店を日本書店商業組合連合会が実態調査したところ、回答した書店の約85%が「ここ数年のうちに経営が悪化した」と答えたそうだ。「やや悪くなった」が17.9%、「悪くなった」36.1%、「非常に悪くなった」31.2%で、計85%超が「悪化した」と。そう答えたほとんどの書店が、売り場面積「100坪以下」の小規模な店。「後継者がいない」とした回答も51・5%。「良くなった」は1.5%。出版不況を背景に「町の書店」の存続が一層、危機に直面している。明るいニュースはないものか。

7/×土

「原田直次郎−西洋画は益々奨励すべし−」を開催中の県立美術館に寄る。絵画についての造詣はないが、サブタイトルが気になっていた。生い立ちからの解説を読むと、直次郎の父親が明治初期、岩倉遣欧使節団の一員として西欧諸国に派遣されている。立ち寄ったエジプトのスフィンクスの前で武士が並んでいる有名写真があるが、その中の一人だ。その父親の影響でドイツに留学して西洋絵画を本格的に学ぶ。帰国してみると日本文化の再興運動が起こって洋画排斥の流れになっていた。そこで「西洋画を奨励すべし」と洋画の普及に努めたらしい。副題に納得。

プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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