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勤労感謝の日。実家に帰る。父母は健在だが、母は耳が遠い。二人とも歳相応に老いている。親には何にもしていないが、たまに顔を見せて話相手になることぐらいしかできない。実家には高校時代の本棚がそのままあって、そこから漫画本1冊を見つけて持ち帰った。矢作俊彦と大友克洋の『気分はもう戦争』。本とCDの段ボールを何箱も持ち込んでいるので、1冊だが、引き取ることにした。それにしても、大友克洋はうまい。当時の『ショートピース』『気童夢』『ハイウェイスター』なども読んでみようか。
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『ビル・エモットと語る日本再生と地域創生』(就実大学経営学部・編)を発刊。1年前の12月に開催された就実学園創立110周年記念講演を収録している。事情があるとはいえ、半年以内には出したいもの。パネルディスカッションに参加している小嶋光信氏(両備ホールディングス)と石川康晴氏(クロスカンパニー)の発言に注目。特に小嶋氏の、歯に絹着せぬ発言は痛快。また、注目の若手経営者で、アートイベントなどで地域貢献にも積極的な石川氏の発言も要チェック。
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健康診断の日。早期発見のための年に1度の検査。発見されても困るが、安心を得たいがために受診してるようなもの。血液検査や心電図計測、エコー検査、聴力検査などはよいのだが、胃の検査がどうも憂うつ。胃カメラ検査を鎮静にした。モニターを見ながらなんて、どうしてもできない。意識のあるままカメラを入れるのは、1度やってトラウマになっている。寝ている間におしまいにしてもらわないと、いたたまれない。朝食を抜いているし、出かける前から緊張してしまう。おかげで、検便袋を忘れてしまった。
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「晴れの国おかやま検定」の受験申込みが始まった。受験申込みは12月25日まで。岡山県と岡山商工会議所が共催になって今年で2回目。県は「晴れの国おかやま検定応援サイト」を設置。昨年受験した個人や、会社で職場受験した「達人」を紹介している。動画サイト「おかやま犬」で「これでアナタも 晴れの国達人!! 篇」を制作している。いろいろ取り組んでいただいているが、欲を言えば、もう1つ。知事に、県庁職員と観光関係の業者に、「受けなさい」と受験を促す発言をしてほしい。http://miryoku-harenokuni-okayama.jp/tatsujin/
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11月の中旬まで暖かい日が続いていたのに、急に寒くなった。喉が痛いので風邪でもひいたのかと思ったが、胃カメラを飲んだからだと思い直した。胃カメラの管で喉をゴリゴリやられて、傷ついたせいだろう。若い医者だったような気がする。この寒さに、朝のジョギングが億劫になりがち。例年よりなにかと忙しいので、朝の練習時間が十分にとれない。自転車通勤も減り、車に頼りがち。そろそろ2月の「そうじゃ吉備路マラソン」に備えてなくてはならないのだが…。
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『孫育ての時間』を12年ぶりに改訂する。編者の産婦人科医院が発行する機関紙でも「孫育て」特集することになった。同院では、産婦人科医や小児科医、保健師などが講師になって「孫育てセミナー」を開催しており、その内容が本書刊行のきっかけになった。同院で出産した方の孫と祖父母が写った写真を募集し、コンテストを開催していた。コンテストで集まった写真は、どれも微笑ましいものばかり。機関紙にも掲載する。最近は2世代が続けて早くに出産して若い祖父母になるケースと、晩婚化で2世代が遅くに結婚して高齢化した祖父母になるケースの2極化傾向にあるという。私の場合は後者か。
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岡山高島屋で、普段は取り扱っていないブランドの化粧品やアクセサリー、食品を並べる「ショールームストア」を開設し、見本を見ながら品定めして、タブレットを使って高島屋のオンラインストアに注文するという。ネット通販の売り上げが好調とはいえ、リアル店舗がショールーム化している。新聞のこのニュースに驚いたが、考えてみれば、書店の業界も同じ構図になっている。書店の店頭の書籍が見本になって、客はアマゾンに注文する傾向にある。取次店が協力してオンラインストアをつくり、小さな書店の注文に素早く供給できるシステムを築く必要があるのでは。
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岡山でも、海外で事業を展開する企業は多いようだ。現在、某大学の経営学部で開催した、企業の海外進出のノウハウを共有しようというシンポジウムの記録集を制作している。大学側としては、海外進出の企業にも人材提供していこうということのようだ。企業にとって海外は未知の市場だが、事業拡大のチャンスになる。海外に出ることで、現地の事情を知り、国内の市場にいかせるケースも少なくないという。東南アジアに進出した食品メーカーが、ハラル食品(イスラム教徒向け食品)の対応を知り、国内の事業に活かして成功した例もある。事業拡大は、リスクを乗り超えることから。
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岡山理科大学創立50周年誌『サイエンティア』の2刷を刊行。同大学の創立50周年は昨年だったが、半年遅れてこの春に発刊していた。内容には、各学部の研究室の紹介や、学長対談にノーベル賞受賞の鈴木名誉教授と米村でんじろう氏の誌面企画を盛り込んでいる。ライターやデザイナー、カメラマンらに力を借りて、雑誌風の記念誌ができたと思ったら、年表などのデータ部分に間違いがあったとストップがかかった。やっとこのほど2刷として刊行。この記念誌のねらいは、当初から大学のPR誌にすることだったが、宣伝効果はいかほどになるか。
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朝一で、納品のために瀬戸内市の窯元へ。車の渋滞を見越して早めに出かけたら、30分ほど早く着いた。寒風陶芸会館に車を置いて、古窯跡群を歩いて回った。10年以上前に『寒風古窯址群』(山本悦代著)を制作したときにも見ていなかった。現地を歩くと、一挙に理解が深まる。ここの窯は飛鳥時代から須恵器が焼かれ、奈良の平城京に納めていた。谷を降りると当時は海だった錦海湾があり、船で奈良に運ぶことができた。ちなみに、岡山県南部の古墳で使用された「陶棺」はここでも焼かれている。また、今年発刊した『黙水さんと寒風古窯跡群』も参照を。
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午後、講演会「古代の日韓交流史」に参加。講師は『伊都国の研究』などの著者西谷正氏。九州在住で、北九州にある『魏志倭人伝』に登場する倭国の小国に相当する遺跡に詳しい。中国大陸や朝鮮半島、倭国が分裂国家だった時代から、奈良時代になってそれぞれに統一される。平和になると遣唐使が派遣されて経済が発展し、文化芸術が興隆する。それが「東アジア共同体」。未来にも新しいアジア史の視座が必要という、古代史研究家の歴史観には説得力があった。
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1万4千人のランナーを集めて、昨日開催された「おかやまマラソン」。大阪の知り合いが参戦。前日の夕方に来岡し受付を済ませて合流。フルマラソンでスタミナ不足に陥った私の経験から、30キロを過ぎたら路上に出している食料は食べまくるようにアドバイス。助言がよかったのか本人の実力だったかは分からないが、見事に完走。沿道の応援が励みになったそうだ。いずれにしても市民が出場目標にするスポーツ大会があって、日頃からトレーニングして健康な人が増えることはよいことだ。
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「古代歴史文化賞」という賞があるのを知ったのは、『東国から読み解く古墳時代』(若狭徹氏)を探しているときだった。賞の対象は、古代歴史文化の学問的基礎が踏まえられ、一般読者にとって読みやすくおもしろい書籍。島根県・奈良県・三重県・和歌山県・宮崎県の5県が共同で主催する。古代歴史文化に関する書籍を表彰することを通して、国民及び県民の歴史文化への関心を高めることを目的としているという。どういう経緯で設立されたのか分からないが、なぜ岡山県が入っていないのか、疑問だ。
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この日の朝刊に、ヤマト運輸が掲載した1ページの意見広告が載る。全国54紙に掲載したらしい。日本郵便の郵便事業は黒字なのに、政府から優遇措置を受けているのはおかしい、不公平という訴え内容。日本郵便は、以前から信書便についてヤマトに嫌がらせのような難癖を付けたり、急に送料価格を落とすなどして、なんとも感じが悪い。今回のヤマトの意見広告は、ディーゼル車の排ガス検査で不正なソフトウエアを使用したフォルクスワーゲンの全ページ広告より、はるかに共感できる。
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「自由と民主主義」をテーマにブックフェアをしていた東京の書店に、「偏っている」と批判を受けて中止したらしい。「どんなテーマでフェアをしようが、書店の自由」というのが原則。どんな本を並べても、見方によっては偏っていると言える。タイムリーな問題を投げかけるから話題になり、フェアに足を運んでもらえるわけだ。臆せず続けてほしいと思っていたら、本を入れ替えて再開したらしい。ネット上のクレームのようなものに、神経質になりすぎる社会の雰囲気があるようだ。
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久しぶりの大雨。午後から倉敷方面に出かけて帰りは夕方。雨と夕方の時間帯が重なると、道路は渋滞。新幹線沿いの道も旧国道2号も2号バイパスも進まなくなる。この日は旧国道2号を通る。庭瀬辺りで動かなくなる。混雑するところはだいたい決まっている。通常、津山まで1時間30分だが、夕方は倉敷〜岡山間が1時間コース。カーペンタースの「雨の日と月曜日は」はさわやかだが、「雨の日と金曜日」は大渋滞で憂うつ。おまけに13日の金曜日。悲しいことにフランスではテロ事件が発生。
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『小さな出版社のもっとおもしろい本』(サンエイムック)が刊行。前回の2月刊行した『小さな出版社のおもしろい本』に続く第2弾。「もっと」としているところをみると、前回が好評だったようだ。本や書店、出版社ものには、一定の読者がつくのだろう。特集の「全国の小さい出版社と一冊の物語」に小社も紹介されているうえ、同業出版社の近況が分かって面白い。このサンエイのや宝島などのムックは、時流をとらえたテーマでタイミングよく刊行する。バックナンバーには、例えば、朝ドラの主人公「広岡浅子」「日本刀~天下名刀の物語~」など。速攻で作り上げる技は見事。時流に対応することも必要だ。
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森陶岳大窯展のポスターとチラシが校了。森陶岳氏は古備前の魅力に憑かれ、古備前の復活を40数年にわたり試みている。桃山時代の古備前を復活させるには、大窯で炊かなければあの味は出ないと考える。たどりついた窯は85メートルになった。巨大窯での焼成には3カ月。そのため大量の薪を必要とする。大窯ならではの複雑な炎の対流が起こり、膨大な熱量を陶器に浴びせる。その結果、人知の及ばない不思議な窯変を残して姿を変える。工業試験場での成分分析でも、古備前に優るとも劣らない結果が得られた。カメラマン氏とデザイナー氏のおかげで、大窯の不思議な力を表現でき、森氏からもお褒めの言葉をいただいた。
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現在私が乗っている自動車が、来年2月で車検切れする。カーディラーの営業マンは、2月発売の大衆車を売り込む。話によると、予約販売の目標台数はディラー1店舗が約400台。同じメーカーに販売の系統が5系統あるので、県下では約2000台が目標。全国になると2000台×47都道府県で約10万台。装備や諸経費を入れて1台300万円だから30億??? これは予約分だけで、発売後も売れ続ける。トヨタの昨年売上高は27兆円。日本最大の企業にして、世界トップの自動車メーカー。自動車産業は世界中で売りまくる巨大産業。この税収をあてに、農産物の関税を低くして受け入れてしまうわけだ。TPPは大筋合意。
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直書店の在庫調査を始める。書店のリストで集計をしてみた。県内の書店には取次店を通じて配本する書店と直で卸している書店が約100店。そのうち、岡山市と倉敷市だけにある書店の占める割合は63%。これに津山市を入れて岡山市と倉敷市、津山市3市の書店数は県全体の73%。残りは、総社市、高梁市、新見市、笠岡市、井原市、浅口市、吉備中央町、赤磐市、美作市、真庭市、瀬戸内市、備前市にある書店で27%。書店が1軒もない(配本していない)市町村は、吉備中央町、矢掛町、早島町、里庄町、和気町、久米南町、美咲町、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、新庄村。県内の市町村のうち44%は配本していない。
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シリーズで開催している近代化遺産の講演会があり、聴講に出かけた。今回は、2007年に世界遺産に登録された「石見銀山遺跡」がテーマ。講師は、地元の教育委員会文化財担当の方。石見銀山は戦国時代から大正時代まで続いた鉱山。興味深かったのは、備中の早島出身の山師・安原伝兵衛や、児島湾干拓でも知られる藤田組の技術者が入っているなど、岡山との深いかかわりがあること。また、閉山後に地元の元教師が鉱山の全容を調査し書籍に著し、教え子たちと保存活動を始め、それが今日まで続いている話は感動的だった。現在、現地にはガイドのできる人がいるので、案内人の話を聞きながら巡ることを勧めていた。訪れてみたくなった。
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新刊『命を守るための土砂災害読本 −岡山県過去20年の降雨量に基づいて−』を著者納品。台風や大雨のシーズンオフになったところで刊行となってしまった。とはいえ、読書の秋にじっくり読んでもらいたいところ。避難警報や勧告が出たとき、行動に移すのはどのタイミングがよいかー雨量との関係でみていると、避難のタイミングがつかいみやすいそうだ。そしてもう一つ。市町村など行政が公表しているハザードマップを確認しておくこと。自分の住む地域が浸水するなど危険な土地かどうかということと、避難所の位置を知っておくことが大事。来年もゲリラ豪雨と台風は必ずやってくる。
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この日はオールスタッフで、「おかやま検定」のチラシとポスターの封入作業。DMの送り先の皆さんが、検定を受験してくれることを祈るばかり。今回から試験日を2月にしたのは、観光関係の事業所の方が比較的に閑散期の受験しやすい月にしたそうなので、期待できるかも。ところで、岡山県の児童・生徒の問題行動の発生率は最悪のうえ、学力も最低水準とかで、「教育県おかやま」は風前の灯火。子どもに「勉強しろと」と言う前に、まず大人が勤勉さの後ろ姿を見せるべき。「教育県おかやま」の再興は、まずは大人の「おかやま検定」受験から。
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産婦人科医や小児科医、助産師、保健師らの協力で10年前に刊行した『孫育ての時間時』。リニューアル版の製作にとりかかっている。前回は、産婦人科医院が主催する「孫育てセミナー」の参加者らにとったアンケート結果が、祖父母の言動が若夫婦にどのように受けとめられているかを知ることができると、好評だった。今回はさらに祖父母の気持ちや考えを若い父母にも知ってもらうため、祖父母の気持ちがわかるアンケート結果を掲載している。相手の気持ちが分かれば、世代間の人間関係は少しでもスムーズになる。子供も父母も、祖父母もみんなハッピーに。
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明日はハロウィーン。我が家の小学生は、白い服にマントと帽子で約20軒の近所の家を回るらしい。ハロウィーンの日に仮装して、近所を回るようになったのは去年からだ。きっかけは、お父さんが米国人の同級生の友達と日本人のお母さんが、ママ友らに呼びかけたことから。子どもにとっては仮装ができるし、お菓子をもらえるから楽しいらしい。数年続ければ地域に根付き、異文化が定着していく。これがグローバル化ということか。とはいえ、子どもに「お菓子をもらえなかったら行くか」と聞いたら、「行かない」と。現金なこと。
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考古学研究会のシンポジウムがあり、近刊予定の「吉備の弥生時代」チラシを配布。シンポジウムのテーマは「楯築墓成立の意義」。会場はほぼ満席。5本の発表の後に意見交換という内容だったが、午前中の2本の発表のみを聴講し、午後にある津山での出版相談会のために退席。聴講した1本は、福岡市の研究者による「北部九州からみた楯築の時代の考古編年の併行関係と実年代」という講演。各地の土器の図を映し出し、編年の解説を延々とするのみ。楯築の話は一切なし。吉備の考古ファンをなめたような内容だった。が、午後の話は面白かったに違いない。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
方谷研究会。
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