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1日中、社内の模様替え。20年前の事務所は北区津島だった。ビルにエレーベーターがなく、本の詰まったダンボールを階段から持ち上げる体力に限界を感じ、10年前に現在の県立図書館近くに引っ越してきた。この事務所での模様替えは3回目。夕方になって、なんとか机や棚などの什器の移動だけはやり終える。仕切りに使っていた本棚を壁に移動し、オフィス内の見通しもよくなった。この日から編集経験者の守安氏が加わり、平均年齢が5歳ほど若くなる。今日からわが家の子どもらは夏服で登校した。
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コーヒー好きなので、事務所でも飲む。朝、コーヒー豆をセットしてスイッチを入れても反応がなく、壊れていた。3代目のコーヒーメーカーはマイカップをセットでき、一人分のコーヒーも淹れることができるので便利。それにしても、たいていの家電は5年と持たない。それなのに、事務所の掃除機は、前の事務所開設の祝いでいただいたので20年前のもの。耐久性バツグン。家電もPCも車も20年を超えても使えると、経済は悪化するかも。そういえば、コーヒーは糖尿病や肝臓がんによいというデータがあるそうだ。
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統計データの確認のために県庁に。産業と農業に関する統計数字を確認しよう尋ねると、いきなり「農業のデータは担当課に行ってもらわないとここでは分からない」と、いつものたらい回しにされそうになった。まだこの体質かと憤慨して、「岡山のアウトラインのデータはここで集計して発表しいるのでは」と食い下がる。隣の係の人が出て来て「こちらで当たってみます。時間をください」と中に入り、調べて連絡をくれることに。という課もあれば、丁寧に写真の捜索をしてくれる課も。今日から梅雨入り。
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津山へ。途中の沿線にある役場などにも寄りながら、津山で所用を済ませて、書店にも。吉備人通信「kibito」の最新号を渡し、制作中のサンプルを見てもらい感想を聞く。おおむね良いことを言ってくれるが、要は「新聞社が取り上げると、動きが全然違う」と。別の書店で店長を訪ねると、「実は辞めることになった」と言う。チェーン店をまとめる統率型の店長だったが残念。次の仕事も決まっていないという。何があったのか分からないが、会社側の事情もあったのだろう。夜はビアガーデンで新人の歓迎会。
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制作していた機関誌を納品。顧客へのDM発送も請けているので郵便局にも寄って投函。通信費を数十万円支払う。通信費とはいえ、数千通なので大きな金額になる。そういえば、ヤマトのメール便の値段が上がった。さらに印刷所から、紙とインクが値上がったので印刷費アップをと依頼があった。そして最近も輸入するコーヒー豆の値段が上昇しているようで、小売価格が上がった。収入は増えず、軒並み物価高。最近、アベノミクスの話はとんと聞かなくなってしまった。
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来週に刊行する重版の書店配本表を作成する。書店の数が少なく、部数が増やせない。10年前はもっと多かったと、昔の資料を探してみたら、2003年の配本表(岡山県内)が出てきた。取次店Nでは113店、Tでは68店、その他直取引店20店、合計201店。2015年になると、取次店Nは40店、Tは22店、Kは24店、直取引店9店、合計73店。201店が73店に。3分の1近くに。道理で配本数が少なくなるわけだ。この右下がりのグラフから、5年後、10年後の書店数を想像する恐い。
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イラストが届き、最後の原稿が届く、修正が完了するなどして、停滞していた制作物が動き出す。機関誌や記念誌、増刷など、数本の校了が見えてきた。が、その中で、校了に向けてラストスパートしていた制作物に、急ブレーキがかかり、ノッキングを起こしてガックンと停止。これは、1度仕切り直し調製をして進めるしかない。思うようには進んではくれないということだ。進められるものは進め、停滞しているものは時が熟すのを待つしかない。バランス良く、コンスタントに進めるのは難しい。
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2009年刊行「晴れの国おかやま検定」のテキストを見直して更新する。この6年間に変わったこと―。閑谷学校が「近世日本の教育遺産群」として日本遺産に認定された。「珈琲」「酸化」「還元」などの漢字を考案した津山洋学の宇田川榕菴が注目されたこと。栄西の誕生地が整備された。岡山空港の国際線の路線が代わる。イオンモール岡山店が開店するなど、商業施設の地図が変わった。それから、チボリ公園の項目は削除するべきか、それともそんな公園があったと残しておくべきか…。
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最近、山田方谷のNHK大河ドラマ化に向け、伊原木知事らがNHK放送センター(東京)を訪れ、実現を求めたと新聞記事。要望書を手渡したのは、伊原木知事や岡崎彬県商工会議所連合会長、近藤隆則高梁市長ら。100万人の署名を集め、2015年の放映を目標にしていたが、現在署名は70万人。放映いつでもいいから実現をということらしい。籾井会長は「すぐにとはいかないが検討したい」と述べたという。7月下旬にEテレ「先人たちの底力 知恵泉」で方谷を取り上げるらしいから、これで終わりにされるかも。
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10月開催する「宇喜多秀家☆フェス」の今年第1回目の会議。今年で7回目になる。このイベントを通じて、秀家が流された八丈島や逃亡した鹿児島県垂水市などとも交流が生まれた。今年も例年の鉄砲隊や古武道、名刀太鼓、八丈島の樫立踊を実施。加えて、ゆるキャラの出演等の提案があった。そして私が提案したのはコスプレイベント。NARUTOやエバンゲリオンなどのアニメやマンガのキャラクターに扮する人たちに参加してもらおうというもの。会議では反対する人はいなったが、さて、どうなりますか…。
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社内レイアウトに伴う片付け。自分の机の周辺の制作物の書類棚や本棚などの整理で、ほぼ1日仕事。増員によるため1人当たりの収納スペースは狭くなるので、仕事別に綴じていた古いファイルは破棄。もう見ることもなかったものなので、周辺整理のよい機会でもある。机や棚のレイアウトの大幅変更を予定していたが、大移動に伴う労力の限界も予測され、配置の試行錯誤の結局、少労力のレイアウトにすることに。整頓しなければならない厄介な場所は自分の引き出しなんだが、これには手をつけられず。
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朝のジョギングでかなりの汗をかく季節になり、帰宅するとシャワー。午後は倉敷で出版相談会。帰りに倉敷駅「さんすて」内に最近開店した書店と、駅北アリオ内の書店にも寄る。通勤で駅を利用する人も観光客にとっても、駅周辺の書店は重要。自分でも観光したら本屋を探して地元本のコーナーをチェックする。「本とまち大賞」最優秀作品『夜中にミシンを踏みながら』などの近刊は平積みだった。『絵図で歩く倉敷のまち』など倉敷本を前に出してもらうことをお願いして帰社。
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停滞気味の電子書籍界に動きが。出版デジタル機構が、“I Love ebook”宣言というキャンペーンを始めた。勝間和代(経済評論家)、川上量生(KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長)、ちきりん(社会派ブロガー)、古市憲寿(社会学者)らを起用して彼らを「ebook Lover」と称し、それぞれに電子書籍のメリットを語らせ、好きな電子書籍を勧めてもらうというもの。広告の規模ややり方にもよるが、一石を投じる程度の効果があるのでは。風穴はあくのか。少しずつ状況は変わる。
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“I Love ebook”宣言のPRコピー。20年前、手帳代わりにノートパソコンで打ち合わせしている風景を誰が想像していただろうか? 10年前、スマートフォンがないと生きていけない! なんていう生活を、思い描けただろうか。5年前、タブレットを触ったことがある人はどのくらいいただろうか。Google創業は1998年、Facebook創業は2004年、Twitterサービス開始は2006年、LINEサービス開始は2011年。世界は進化している。確実に。確かに、ここ5年のスマートフォンの普及は早かった。
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イラストが届けば、次に進める。写真があれば…。最後の原稿の到着待ち…。このパーツが埋まれば校了して、次のステップに行ける。月末が近づくというのに、なぜか同時期に数本まとめて動かず、フリーズ状態。タイミングを見計らいながら、根気よく一つひとつ糸をほぐしていくしかない。こんなときこそ仕入をしよう。見積書を作成しよう。企画を練ろう。1日が長くなり日暮れが遅くなったが、気が付けば夕方。今日は階下にも降りず、社外に1歩も出ず。運動不足で、体が固まりそう。
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外出した帰りに、オイル消費の激しい車の点検のため、カーデーラーに寄る。案の定、半分に減っていたので、オイル補充をしてもらう。10年を超え、走行距離16万キロ。「そろそろ買替えを」などとセールスされるが、拒否する。が、「新型が出ますよ」という言葉にぐらつく。帰宅時、自転車のブレーキシューを交換してもらうため、自転車屋さんに持ち込む。年1回の整備をお願いする。歩行者を巻き込む自転車事故が増えており、保険にも入る。自転車屋さんに預けて、そのまま歩いて帰宅。
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最近見つけて、CDを聞き込んでいるミュージシャンがいる。50歳代を過ぎたアメリカ人の女性シンガーソングライター。ルシンダ・ウイリアムス。ジャンルはフォークロック。しゃがれ声でけだるく歌う歌い方も魅力だが、なによりバックのサウンドが魅力的。現段階で、既に私の今年の音楽部門ベスト1。30年以上のキャリアがあるようだが、日本ではほとんど無名。ラジオで知っ知り。1曲聞いただけで気に入ってしまったた。本も音楽も良い出会いの場が必要。
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朝の自転車さんぽ。最近、社殿が再建された備前国総社宮のある中区祇園へ。平成4年に放火によって社殿を焼失していたが、5年前に本殿が完成。最近、拝殿が竣工して「拝殿竣工祭」が開催されたばかり。境内の整備はこれからのようだが、立派な建物になっていた。瀬戸内市や備前市、玉野市など備前にある神社128の御祭神が、合祀された神社。関係者の方も一段落だろう。参拝後、周辺にある安養寺や唐人塚古墳、賞田廃寺跡、湯迫にある重源がつくったといわれる日本最初の風呂跡も寄る。
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著者の方数人から、続けてこんな話を聞いた。病院の検査で肺に影が見つかったので手術で切除し、現在はリハビリ中。目の手術をしてよく見えるようになったが、外に出るとまぶしくなりサングラスをかけている。お腹の具合が悪いのでかかりつけの医者に診てもらったら、早めに大きな病院で精密検査をするように勧められた。腎臓が悪くて人工透析をするようになって、顔色がよくなったと言われる。皆さん75歳以上。どこかが悪くなっても、療養して無理をしないことが大事。
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制作中の文化財の書籍にも取り上げている国宝「赤韋威鎧(あかがわおどしよろい)」。平安時代のもので、岡山県立博物館に収蔵されている。これほど保存状態が良いまま、現代に伝わったものはないという。監修者の臼井氏は、この鎧の価値をみい出し、県外流失をくい止めた。このいきさつは、新刊『傘寿だ!まだ書くぞ おかやま雑学ノート 第12集』(赤井克己氏)でも感動的な話として紹介している。この日、連休明けたばかりというのに、台風が接近・通過。今年は台風が多いのか。
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吉備人出の20周年記念作品募集で最優秀賞となった作品『夜中にミシンを踏みながら』(間野菜々江氏)が、いよいよ刊行。1点ものの衣類を精魂込めてつくる服飾デザイナーの著者が綴る文章はもちろん、レース生地の衣服のような繊細な書籍。カバーには花模様のレース生地のデザインで箔押し。さらにレース布で作成したしおり付きというプレミア感(初版のみ)。紙の本ならでは質感があり、自分の棚に飾ってもらいたい1冊。装丁大賞の一番の応募作となりそう。
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新刊が出るとネット書店のアマゾンにも登録する。発行日が入力項目にあり、いつも奥付の刊行日を入力することにしている。予定より早く出来上がった書籍があり、その早い奥付の日付で登録すると、アマゾンの画面に「近日発売 予約可」と表示された。そうか、そういうことだったのか。奥付の日付を過ぎて登録すると、「品切れ」と表示される。刊行日前の登録はスマートである。この日、徒歩で片道50分の距離を、往復で徒歩通勤。汗と紫外線対策が課題。すこぶる体調よし。
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家の中学生が原爆ドームや原爆資料館、化学兵器を生産していた大久野島を見学する学校行事に参加。それぞれの施設を訪れ、高齢の戦争体験者から話も聞いたらしい。それなりに感じ入った様子。戦争遺跡を保存して、次世代に戦争の悲惨さと引き継いでいくことは大事なこと。そのことが戦争抑止力になる。国連で日本が、各国の政府の要人が被爆地を訪れるように提案をしていた部分を、中国が「加害者の日本が被害者と見られようとしている」などと削除を求めたとか。なんと了見が狭い!
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株主総会の日。株式会社なので、年1回開催する。昨年は社外株主の参加があったが、今年は全員が都合が悪く、委任状が提出されていた。そのため、いつもの社内会議のメンバーで開催。強面の総会屋から野次が飛ぶこともなく、普段の会議の顔ぶれで、おごそかな雰囲気の中で進行。終了間際、近々に、心機一転して社内のレイアウトを変更する話も出て、少し変化のありそうな余韻を残して終了。来年は、客観的な意見が聞ける株主の参加を期待する。既に今期は2カ月半も過ぎている。
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ゴールデンウイーク。早朝の自転車さんぽ。ジョギングの代わりに自転車で遠出。百間川の取入れ口から河川敷に沿って河口の三蟠まで往復約30km。最近、完成した最新式回転式ゲートの水門を視察。近くの空き地には当時の水門の石材を使った記念碑が設置してあった。その脇には、津田永忠が設けた百間川の水を排水する水門を、明治期に改修したことを記す碑も建ててある。この碑文の中に県の書記官だった野崎萬三郎の名前を見つけた。ここで出会うとは。今後、この人とつき合うことになりそう。
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角川文庫の新刊『ぐでんに候 けんか安兵衛事件帖』を読了。著者は学生時代に遊んだ亀かずお氏。舞台やテレビの脚本・演出をしながら、大衆演劇とかかわってきた。今回、書き下ろしが文庫化に。江戸の長屋を舞台に、浪人・安兵衛の周辺で起こる騒動を描く。駆け落ち、御家騒動、仇討ちなど5話を収録。人としての義理や複雑な人情話、男女関係の機微に触れる話などを、軽妙に描く。希薄になった現代人の人間関係を振り返らせてくれる。終話は、続編を案じさせる終り方。次作が待ち遠しい。
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江戸時代から盛んだった伊勢参りに行く。一昨年は遷宮で話題になった伊勢神宮を見学し、広さをと雰囲気を体感する。新しい社殿の横は、引っ越した跡の空き地が寂しい。天武天皇から持統天皇のときに20年ごとの遷宮が始まり、62回も移動しているそうだ。1300年近くなるわけだ。パワースポットとされているのか、外宮も中宮も若い参拝者が多い。年間600万人もの参拝者があるそうだ(後楽園は年間70万人)。門前町の混雑する土産物通りで、伊勢うどんや赤福を喰い、一生に一度のお陰参りを終える。
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奉還町商店街とJR岡山駅西口周辺を紹介した「まち歩き絵巻」(地図)を入手。幕末に岡山藩の武士たちが退職金代わりにもらった奉還金を元に、店を出したといわれる商店街。周辺の店を含めて、約130店を載せている。店情報が電話番号のみなので、位置情報を伝えるのが目的か。武士の店が1軒のみ残っているという情報が唯一面白い。全店を平等に扱うより、個人が独断で強弱つけてデザインする方がよっぽど興味深くなる。それに掲載店のうち5軒でも閉店すると、すぐに古い地図になるから難しい。
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遂にうちの中学生がスマートフォンを持つ。中高生のスマホ使用が問題になり、県教委で使用は午後9時まで、にしているらしい。地元紙でも問題点を連載記事で指摘していた。わが家でもスマホのことは何度も話題になってきたが、その都度、却下していた。母親が折れ、柔軟な対応姿勢を示しだしたので、仕方なく、子どもとの約束事を明文化し、格安スマホで対応することに。これを機に「LINE」というアプリを始めてみた。メールのやり取りは、親子のコミュニケーションを深めることになりそうだ。
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ジョギングシューズの踵が擦り切れたため、新調した。靴店の話によると、「早い人は6カ月ぐらいで新しい靴にしますよ」と。前のシューズは4、5年使っていたような気がする。最近、またもや体重が増え、お腹回りにも違和感が出ている。2月にマラソン大会を終えて、次のエントリーもしていないので、ジョギングの回数が減っているせいもある。これを契機に走ることにしよう。通勤も、小走りとワーキングで行くことにしよう。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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