小学生の子どもがもらってきたインフルエンザに感染てしまった。子どもが休んだ日、学級は休みになった。学級閉鎖というやつだ。学校はインフルエンザの場合、5日間の出席停止となっている。タミフルという治療薬で熱はすぐ下がるのだが、ウイルスは残るので5日間ということらしい。
子どもが治りかけの頃、こちらも熱っぽくなっていた。月曜日に病院で診てもらったところ、試薬がAに反応してA香港型の診断だった。それからがたいへん。出勤できないということだから、仕事が止まる。前の週に新刊が出たばかり。この週には2冊新刊ができる。校了したばかりの本が2冊。そのほか、納品もあり、機関誌の制作も校了に向けて進行していたという状況だった。しかし、自宅監禁なのでどうしようもない。病気だから仕方ないとう一方で、いろんなところに迷惑をかけてしまった。
この週の中頃の病状は、治療薬タミフルのおかげで熱は2日後には下がり、咳が残る程度までになった。医師に診てもらい5日目の金曜日に出勤した。職場と家族への感染を心配していたが、それがなかったのがなにより。休んだことのしわ寄せは、自分で少しずつ延ばして処理していくしかない。
ジョギングを1週間しないまま過ごしたので、筋力も衰えてしまったようだ。スゴロクのコマを数個もどってしまったが、2月末の大会に向けて準備も再開。
インフルエンザはまだまだ流行っているので、皆さんもご注意を。空気中に漂うウイルスを体内に取り込むか、防ぐかは大きな違いだ。
子どもが治りかけの頃、こちらも熱っぽくなっていた。月曜日に病院で診てもらったところ、試薬がAに反応してA香港型の診断だった。それからがたいへん。出勤できないということだから、仕事が止まる。前の週に新刊が出たばかり。この週には2冊新刊ができる。校了したばかりの本が2冊。そのほか、納品もあり、機関誌の制作も校了に向けて進行していたという状況だった。しかし、自宅監禁なのでどうしようもない。病気だから仕方ないとう一方で、いろんなところに迷惑をかけてしまった。
この週の中頃の病状は、治療薬タミフルのおかげで熱は2日後には下がり、咳が残る程度までになった。医師に診てもらい5日目の金曜日に出勤した。職場と家族への感染を心配していたが、それがなかったのがなにより。休んだことのしわ寄せは、自分で少しずつ延ばして処理していくしかない。
ジョギングを1週間しないまま過ごしたので、筋力も衰えてしまったようだ。スゴロクのコマを数個もどってしまったが、2月末の大会に向けて準備も再開。
インフルエンザはまだまだ流行っているので、皆さんもご注意を。空気中に漂うウイルスを体内に取り込むか、防ぐかは大きな違いだ。
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「そうじゃ吉備路マラソン大会」のハーフにエントリーしている。ハーフは今年から「公認コース」をなった。大会は2月末。この時期のトレーニングは通常のジョギングの距離を延ばし、坂道なども走り込み、脚力を付けていく。普段は運動公園などを周回しているが、距離をかせぐために何周も走ると同じ風景に飽きてくる。そこで郊外を走って気分を変える。そのコースに私の場合、半田山の「都月坂」や「理大坂」を坂道を加えていた。
ところが、今年からこの時期の「脚力アップコース」を里山の縦走にした。岡山市の郊外の里山である操山や龍ノ口山、半田山、矢坂山、楢津山などの「登山詳細図」が発行になったからだ。山の中にこんなコースがあったとしらなかったので、物珍しく利用している。
私のジョギングは早朝にするが、この時期の土日の早朝はこの地図とiPhoneを持って山のコースを走る。iPhoneは、音楽を聴くのと、ケガのときの緊急連絡、古墳や景色の撮影、Googleマップや方位計のアプリで現在地や方角を確かめるために持つ。初めての山は迷うこともあるので、そのときGoogleマップの正確さにに救われる。
秋と冬は、枯れ葉を踏みしめて進むのが心地いい。歩く人とたまにすれ違うことはあるが、このあいだは走る人に抜かれたのには驚いた。抜かれたことではなく、人がいたことにびっくりしたのだ。里山でトレーニングしている人は、少数だがいるのだ。
近年、「トレイルラン」という競技が知られるようになった。ヨーロッパで盛んなスポーツで、モンブランの周囲を2日間かけて走るのだそうだ。そのコースは、アップダウンの激しい山岳地帯で、スイスとフランス、イタリアの3カ国に渡り、距離は160キロだそうだ。修験者の荒行のようだ。
岡山のトレイルランとして、岡山近郊の里山縦走コースがつくれる。岡山理科大学の山からスタートして、半田山を西に縦走し、津島へ下りて笹ヶ瀬川を越えて、向かいの坊主山から楢津山へと縦走し、南の矢坂山に渡って東から東へ縦走。さらに石井山から京山へ向かう。これで約20キロ。または、龍ノ口山を西の祇園から登り、東へ縦走し、四御神に下りて、操山の東から西へ縦走。これも20キロ近くになるのでは。岡山市の市街地でマラソン大会をするより、近郊の「里山トレイルラン」をやった方が道路の封鎖も少なくてよいのでは。
2月の中頃までは週一回、早朝に登山詳細図を片手に里山トレーニングするつもりだ。大会の本番は完走を目指す。
÷『操山・半田山・楢津山・矢坂山登山詳細図』(本体525円+税)http://p.tl/V1xu-
ところが、今年からこの時期の「脚力アップコース」を里山の縦走にした。岡山市の郊外の里山である操山や龍ノ口山、半田山、矢坂山、楢津山などの「登山詳細図」が発行になったからだ。山の中にこんなコースがあったとしらなかったので、物珍しく利用している。
私のジョギングは早朝にするが、この時期の土日の早朝はこの地図とiPhoneを持って山のコースを走る。iPhoneは、音楽を聴くのと、ケガのときの緊急連絡、古墳や景色の撮影、Googleマップや方位計のアプリで現在地や方角を確かめるために持つ。初めての山は迷うこともあるので、そのときGoogleマップの正確さにに救われる。
秋と冬は、枯れ葉を踏みしめて進むのが心地いい。歩く人とたまにすれ違うことはあるが、このあいだは走る人に抜かれたのには驚いた。抜かれたことではなく、人がいたことにびっくりしたのだ。里山でトレーニングしている人は、少数だがいるのだ。
近年、「トレイルラン」という競技が知られるようになった。ヨーロッパで盛んなスポーツで、モンブランの周囲を2日間かけて走るのだそうだ。そのコースは、アップダウンの激しい山岳地帯で、スイスとフランス、イタリアの3カ国に渡り、距離は160キロだそうだ。修験者の荒行のようだ。
岡山のトレイルランとして、岡山近郊の里山縦走コースがつくれる。岡山理科大学の山からスタートして、半田山を西に縦走し、津島へ下りて笹ヶ瀬川を越えて、向かいの坊主山から楢津山へと縦走し、南の矢坂山に渡って東から東へ縦走。さらに石井山から京山へ向かう。これで約20キロ。または、龍ノ口山を西の祇園から登り、東へ縦走し、四御神に下りて、操山の東から西へ縦走。これも20キロ近くになるのでは。岡山市の市街地でマラソン大会をするより、近郊の「里山トレイルラン」をやった方が道路の封鎖も少なくてよいのでは。
2月の中頃までは週一回、早朝に登山詳細図を片手に里山トレーニングするつもりだ。大会の本番は完走を目指す。
÷『操山・半田山・楢津山・矢坂山登山詳細図』(本体525円+税)http://p.tl/V1xu-
÷『龍ノ口・金山登山詳細図』(本体525円+税)http://p.tl/tCxF-
÷『鬼ノ城山塊登山詳細図 』(本体525円+税)http://p.tl/iqtK-
÷『福山・軽部山・日差山 登山詳細図』(本体525円+税)http://p.tl/X-v4-
2012年の年の瀬。今年を振り返り「勝手にベスト3」を記してみた。
■吉備人出版の3大ニュース。
1.『愛だ! 上山棚田団』が第25回地方出版文化功労賞奨励賞を受賞→上山の動向に目が離せない! 2.代表山川が本年度の「福武教育文化振興財団文化奨励賞」を受賞→奨励賞は「頑張っているようだけれど、もう少しがんばんなさい」と、とらえることに。3.吉備人出版の市販本が400冊を達成→数ではないが、感慨深い。次は500だ。
■今年発刊の吉備人の本ベスト3
これは甲乙つけ難く、順番にできない。ベスト3になじまなく、すべてが1位。
■今年の社内(私)の出来事ベスト3
1.『岡山市今昔写真集』の編集制作→昭和の岡山にタイムトリップ。新しい岡山を見ることができた。2.大幅な模様替え→一人でいるときは自分の書斎気分。3.方谷研究会事務局となる→至誠惻怛の精神でいきたい。
■今年読んだ本ベスト3
1.『古代国家はいつ成立したか』(都出比呂志)→最近の関心事、2.『時代を駆ける、吉田得子日記1907-1945』(吉田得子)→市井の人が自分の生き方を記録したスゴさ、3.『社会を変えるには』(小熊英二)→自民党圧勝とはね〜。
■今年の出来事、私のベスト3
1.最新iMacになる→OSが古すぎて使えなくなり、最新機種にする。2.「自転車古墳さんぽ」の案内→新鮮な経験。現場が一番。個人的にも集落と古墳の位置関係に視点を置くことに。3.食生活改善→検診でコレステロール値が高いと指導される。
■わが家の出来事、ベスト3
1.「第1回おかやま自慢のご当地グルメ壁新聞コンクール」で娘が優秀賞受賞→夏休みに娘とけんかしながら制作して応募。2.金沢市に家族旅行→名字と同じ街に行こうと実現する。3.保育園の運動会で綱引きに出場→今年が最後。トラックをは知るリレー競争がなくてホッとする。
■岡山の文化ベスト3
1.千足古墳の石障取り出し→直弧文がボロボロになるなんて…。2.県立博物館での「邪馬台国の時代」展→特に連続講演の講師が良かった。3.「赤米大使」に相川七瀬が→や〜驚いた。
■社会問題ベスト3
1.原発問題→危険すぎるため廃炉にすべき、2.岡山県知事選挙→知事に期待するより地域問題にコミットをしよう。3.衆議院選挙→選挙制度の見直しが必要。
ベスト3に関心のある方は、『おかやま「三」ものがたり』(柳瀬和之著)でもっと楽しめるはず。ご一読ください。
さて、今年もいろんなことがありました。支えてくださいましたみなさん、気にかけてくださいましたみなさん、ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
■吉備人出版の3大ニュース。
1.『愛だ! 上山棚田団』が第25回地方出版文化功労賞奨励賞を受賞→上山の動向に目が離せない! 2.代表山川が本年度の「福武教育文化振興財団文化奨励賞」を受賞→奨励賞は「頑張っているようだけれど、もう少しがんばんなさい」と、とらえることに。3.吉備人出版の市販本が400冊を達成→数ではないが、感慨深い。次は500だ。
■今年発刊の吉備人の本ベスト3
これは甲乙つけ難く、順番にできない。ベスト3になじまなく、すべてが1位。
■今年の社内(私)の出来事ベスト3
1.『岡山市今昔写真集』の編集制作→昭和の岡山にタイムトリップ。新しい岡山を見ることができた。2.大幅な模様替え→一人でいるときは自分の書斎気分。3.方谷研究会事務局となる→至誠惻怛の精神でいきたい。
■今年読んだ本ベスト3
1.『古代国家はいつ成立したか』(都出比呂志)→最近の関心事、2.『時代を駆ける、吉田得子日記1907-1945』(吉田得子)→市井の人が自分の生き方を記録したスゴさ、3.『社会を変えるには』(小熊英二)→自民党圧勝とはね〜。
■今年の出来事、私のベスト3
1.最新iMacになる→OSが古すぎて使えなくなり、最新機種にする。2.「自転車古墳さんぽ」の案内→新鮮な経験。現場が一番。個人的にも集落と古墳の位置関係に視点を置くことに。3.食生活改善→検診でコレステロール値が高いと指導される。
■わが家の出来事、ベスト3
1.「第1回おかやま自慢のご当地グルメ壁新聞コンクール」で娘が優秀賞受賞→夏休みに娘とけんかしながら制作して応募。2.金沢市に家族旅行→名字と同じ街に行こうと実現する。3.保育園の運動会で綱引きに出場→今年が最後。トラックをは知るリレー競争がなくてホッとする。
■岡山の文化ベスト3
1.千足古墳の石障取り出し→直弧文がボロボロになるなんて…。2.県立博物館での「邪馬台国の時代」展→特に連続講演の講師が良かった。3.「赤米大使」に相川七瀬が→や〜驚いた。
■社会問題ベスト3
1.原発問題→危険すぎるため廃炉にすべき、2.岡山県知事選挙→知事に期待するより地域問題にコミットをしよう。3.衆議院選挙→選挙制度の見直しが必要。
ベスト3に関心のある方は、『おかやま「三」ものがたり』(柳瀬和之著)でもっと楽しめるはず。ご一読ください。
さて、今年もいろんなことがありました。支えてくださいましたみなさん、気にかけてくださいましたみなさん、ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
絵本『美作の国 そば粉聖人物語』(作・安藤由貴子 絵・花房徳夫)の出版記念会があり、美作市で開かれた会に出席させてもらった。
この絵本の主人公は、明治時代に美作市殿所に生まれた聖人。修業を積んで病気の人を治し、難病の人には自分の指を切って祈祷していたそうだ。指を切断というインパクトがある内容なのだが、「無償の愛。他人のために自分の身を削って何ができるか」という深いテーマを持った本である。そば粉とは米などを絶ち、そば粉を常食としていたことから、そう呼ばれていたそうだ。
美作市殿所(とのどころ)は、湯郷温泉から車で西に5分のほど行ったところにある。世帯数は14軒。高齢化が進む典型的な中山間地だ。地元の方の一人が、「60歳過ぎだが、もう40年以上ずっと若いもんできている」と話してくれた。若い人は外に出ておらず、世帯数は減り続けてきた村である。この殿所に聖人を祀るお堂が建つ。この聖人のことを広く知ってもらおうと、村のお寺の住職が「絵本をつくっては」とアイデアを出したそうだ。絵本をづくりが始まって、絵本の絵を担当した花房さんも協力し、村をあげてお堂の近くに看板を建てることになり、そばの実を植えてせんべいや乾麺の商品開発もした。それまでは14軒が結束して何かすることはなかったというが、この聖人ことに関しては動きがまとまるのだそうだ。
住職が声をかけた安藤さんは、殿所の隣の村に住んでおり、地域の歴史を絵本にする活動をしてきた。今回の絵本が6作目となり、今年、福武教育文化賞の奨励賞を受賞している。安藤さんも、聖人のことは知なかったという。美作市内でも聖人のことを知る人少なくない。その安藤さんから相談を受け、聖人ことを広く知ってもらうためなら市販することを提案し、書店にも置いてネット書店でも販売することにした。地元でも発刊した本を分担し、手渡しで販売しているそうだ。
本づくりがきっかけになり、地域の人が元気になり、村がまとまって活気づいていく…。「本づくりはまちづくり」をテーマにして出版活動をしてきただけに、率直にうれしい。記念会のあいさつで、「絵本の発刊は新しいスタート。これから絵本を媒体に、子どもや孫、村にゆかりのある人になど、若い人も巻き込んで一緒に村の将来を語ってもらえたら」と話してきた。
各地で本づくりを地域おこしの情報発信にもっと使ってほしい。
この絵本の主人公は、明治時代に美作市殿所に生まれた聖人。修業を積んで病気の人を治し、難病の人には自分の指を切って祈祷していたそうだ。指を切断というインパクトがある内容なのだが、「無償の愛。他人のために自分の身を削って何ができるか」という深いテーマを持った本である。そば粉とは米などを絶ち、そば粉を常食としていたことから、そう呼ばれていたそうだ。
美作市殿所(とのどころ)は、湯郷温泉から車で西に5分のほど行ったところにある。世帯数は14軒。高齢化が進む典型的な中山間地だ。地元の方の一人が、「60歳過ぎだが、もう40年以上ずっと若いもんできている」と話してくれた。若い人は外に出ておらず、世帯数は減り続けてきた村である。この殿所に聖人を祀るお堂が建つ。この聖人のことを広く知ってもらおうと、村のお寺の住職が「絵本をつくっては」とアイデアを出したそうだ。絵本をづくりが始まって、絵本の絵を担当した花房さんも協力し、村をあげてお堂の近くに看板を建てることになり、そばの実を植えてせんべいや乾麺の商品開発もした。それまでは14軒が結束して何かすることはなかったというが、この聖人ことに関しては動きがまとまるのだそうだ。
住職が声をかけた安藤さんは、殿所の隣の村に住んでおり、地域の歴史を絵本にする活動をしてきた。今回の絵本が6作目となり、今年、福武教育文化賞の奨励賞を受賞している。安藤さんも、聖人のことは知なかったという。美作市内でも聖人のことを知る人少なくない。その安藤さんから相談を受け、聖人ことを広く知ってもらうためなら市販することを提案し、書店にも置いてネット書店でも販売することにした。地元でも発刊した本を分担し、手渡しで販売しているそうだ。
本づくりがきっかけになり、地域の人が元気になり、村がまとまって活気づいていく…。「本づくりはまちづくり」をテーマにして出版活動をしてきただけに、率直にうれしい。記念会のあいさつで、「絵本の発刊は新しいスタート。これから絵本を媒体に、子どもや孫、村にゆかりのある人になど、若い人も巻き込んで一緒に村の将来を語ってもらえたら」と話してきた。
各地で本づくりを地域おこしの情報発信にもっと使ってほしい。
10月初旬に発刊した『創業100年企業と経営理念 —NEXT100年どう生きる—』(入野和生著)が品切れとなった。社内の在庫がなくなり、出荷できない状態になったからだ。発刊前に掲載企業から購読予約をいただいき、発刊時に書店への配本数を少なくしていたからである。出版社の在庫は今はないが、書店にはあるので、お求めは県内の書店へ。
さて、本書の内容は、(財)岡山経済研究所が発行する機関誌『マンスリーリポート』の連載「創業100年企業~NEXT100年どう生きる~」で紹介された、岡山・香川・広島県備後地区の26社を掲載している。老舗企業の経営理念や家訓を切り口に、これからの時代を生き抜くヒントを提示していくというのが、この原稿の趣旨でもある。(『マンスリーリポート』での連載は現在も続行されている。)
帝国データバンクによると、創業100年以上の企業は県内に約470社。創業150年を超える会社は41社あり、創業が最も古いのは1184年の藤戸饅頭本舗(倉敷市)で800年を超える。ちなみに、日本で最も古い企業は、寺社仏閣建築の「金剛組」(大阪府・578年創業)で、1000年を超える会社は旅館や仏具の会社など7社もあるらしい。
企業の生存率は、設立1年=40%、設立5年=15%、設立10年=6%、設立20年=0.3%、設立30年=0.02%。要するに、1年で60%が倒産もしくは解散、5年で85%が、10年では94%がなくなるそうだ。ネットの情報だから信憑性に疑問が残るものの、とにかく創業100年というのは奇跡ともいえそうだ。
では、企業を100年以上存続させるのに必要なものはなにか。掲載企業の業界はいろいろだし、規模や環境も違う。10社あれば10通り。100年の間には時代の流れも変わるし、後継者も育て何代も引き継いでいかねばならない。長続きしている企業は、時代に応じて商品や販売方法、業態を変えて波を乗り越えて来た会社ということだ。消費者ニーズをつかんで商品やサービス、販売方法を工夫して来た会社というわけだ。今風に言うとイノベーションに成功してきたというだ。何もしないで同じ商品や同じサービスをしていては、いずれ消費者の志向と合わなくなる。また、社会のニーズと違った方向に舵を切っても社会から見放されてしまう。
著者は本書で紹介している醸造業5社を例に、5社5様のやり方で100年を超えてきていると話す。自社の製品にこだわり商品開発を続けた会社、桶売りのように相手先ブランドで売るOEMメーカーをしていた会社、小売店を通さず直接顧客と取引する販売をしている会社、バイオ技術で業態を変えてしまった会社など、それぞれが自分の強みを生かして変化を遂げている。
吉備人出版はあと2年で20年。地域で存在意義を認めてもらうために、どう変化させていくか。まず設立20年の企業存率0.03%以下の枠をクリアしていかなければならない。
さて、本書の内容は、(財)岡山経済研究所が発行する機関誌『マンスリーリポート』の連載「創業100年企業~NEXT100年どう生きる~」で紹介された、岡山・香川・広島県備後地区の26社を掲載している。老舗企業の経営理念や家訓を切り口に、これからの時代を生き抜くヒントを提示していくというのが、この原稿の趣旨でもある。(『マンスリーリポート』での連載は現在も続行されている。)
帝国データバンクによると、創業100年以上の企業は県内に約470社。創業150年を超える会社は41社あり、創業が最も古いのは1184年の藤戸饅頭本舗(倉敷市)で800年を超える。ちなみに、日本で最も古い企業は、寺社仏閣建築の「金剛組」(大阪府・578年創業)で、1000年を超える会社は旅館や仏具の会社など7社もあるらしい。
企業の生存率は、設立1年=40%、設立5年=15%、設立10年=6%、設立20年=0.3%、設立30年=0.02%。要するに、1年で60%が倒産もしくは解散、5年で85%が、10年では94%がなくなるそうだ。ネットの情報だから信憑性に疑問が残るものの、とにかく創業100年というのは奇跡ともいえそうだ。
では、企業を100年以上存続させるのに必要なものはなにか。掲載企業の業界はいろいろだし、規模や環境も違う。10社あれば10通り。100年の間には時代の流れも変わるし、後継者も育て何代も引き継いでいかねばならない。長続きしている企業は、時代に応じて商品や販売方法、業態を変えて波を乗り越えて来た会社ということだ。消費者ニーズをつかんで商品やサービス、販売方法を工夫して来た会社というわけだ。今風に言うとイノベーションに成功してきたというだ。何もしないで同じ商品や同じサービスをしていては、いずれ消費者の志向と合わなくなる。また、社会のニーズと違った方向に舵を切っても社会から見放されてしまう。
著者は本書で紹介している醸造業5社を例に、5社5様のやり方で100年を超えてきていると話す。自社の製品にこだわり商品開発を続けた会社、桶売りのように相手先ブランドで売るOEMメーカーをしていた会社、小売店を通さず直接顧客と取引する販売をしている会社、バイオ技術で業態を変えてしまった会社など、それぞれが自分の強みを生かして変化を遂げている。
吉備人出版はあと2年で20年。地域で存在意義を認めてもらうために、どう変化させていくか。まず設立20年の企業存率0.03%以下の枠をクリアしていかなければならない。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
方谷研究会。
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