11月×日
岡山駅地下のイベント広場「ハレチカ広場」に、本の森セルバが、11月9日から1週間の予定でブックフェアを開催している。小社のコーナーも設けられている。県外者のお土産にもなる「岡山弁トランプ」をはじめ、普段は書店にも置いていない『魚水実録』や『野﨑台湾塩行の研究』などの大型本も置かれている。この日は、補充注文のあった商品を納品のため訪問。取次店の担当者もいて、棚の整理をしていた。おかやまマラソン開催日を挟み、「県外からの来岡者なども見込んでいるが、売上げはいまひとつ伸びていない」そうだ。ただ、こうした書店の小さな積み重ねが大切だと思う。
11月×日
今週月曜から、「おかやま検定」の受験申込みが始まった。参考書についてお問い合わせがあった。蒜山を説明した見出しに「国立公園蒜山」とあり、問い合わせは「蒜山はいつから国立公園になったのか?」というもの。蒜山は大山隠岐国立公園になっているが、真庭市が蒜山地域をアピールするために環境省と交渉し、「国立公園 蒜山」と呼称することにしている。受験者が細部のこだわりるのは分からないでもない。しかし、テキストを2回通りやったら、時事的なニュースを年末の「今年の1年」などの事項をおさえておいた方がよいとアドバイスしたい。
11月×日
総社高校が今年創立100周年を迎えたことを、地元紙の見開き広告特集で知った。この高校は四十数年前に在学していた母校。新聞広告に付いている記事によると、校祖とされる創設者の板野不着(ふちゃく)という人は、山田方谷の弟子であった三島中洲が創った漢学塾・二松学舎の塾頭だった人物。現在の校長がこの地元紙に寄稿し、この板野不着氏の教育理念には、その師である三島中洲を通じて山田方谷の「至誠惻怛」の精神が宿っていると述べている。総社高校の教育理念に「至誠惻怛」があるとは、在学当時はもちろん、今まで知らなかった。
11月×日
NPO法人日本アーカイブ協会主催の「準デジタル・アーキビスト資格取得講座」を受講するため上京。講座の後には試験がある。テキストはあるが、試験問題は選択式か記述式か、どんな形式なのか分からない。過去問題も公表されていない。60分の試験時間で、100点満点で70点以上が合格。10時から「デジタル化についての知識と技能を持ち合わせ、文化活動の基礎としての著作権・プライバシーを理解し、総合的な文化情報の収集・管理・保護・活用・創造を担当できるようになるため」の講座を、撮影などの実習を含めて夕方まで勉強し、最後に資格認定試験。試験なんて何十年ぶり?
11月×日
朝の移動で山手線の通勤ラッシュに遭う。満員の列車に詰め込まれるのは苦痛。東京は人が多すぎる。試験会場は大手印刷会社の本社ビル。東京のビジネスマンはかっこよくみえる。講座の講師は大学の教授が担当。大手印刷会社で開催ということで、この印刷会社が取り組むアーカイブ担当者の事業紹介のような講義も加わり、朝から夕方までビッシリ。今後、国の内閣府なども観光や教育、学術や防災などの分野で関係省庁がアーカイブ連絡会や実務者協議会を立ち上げ、アーカイブ社会を構築していこうとしているとか。このビルには印刷博物館が併設してあった。昼食の休憩時間に、早足で見るのがやっとだった。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
方谷研究会。
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