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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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10日の「宇喜多秀家☆フェス」でデビューした地酒「宇喜多物語(お福、直家、秀家の3種)」。いただいてみました。「直家」は濃厚な感じでちょっと重い印象で、直家のクセのある人物像を思わせます。お燗に向いているそうです。「秀家」はサラリとした飲み心地。さわやかな貴公子の雰囲気を漂わせます。「お福」はふくよかで、かつまろやか。前者2つは純米酒、お福は吟醸酒です。機会があれば飲み比べてみてください。 「宇喜多物語」は「酒ショップ山本」(岡山市北区広瀬町4-4)や勝山の「辻本店」でも販売しています。
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『津田白印と孤児救済事業』編者 坂本忠次
注目の社会福祉家

孤児院を運営した石井十次をはじめ、留岡幸助や福西志計子、山室軍平など、岡山県は多くの社会活動家を輩出しています。 本書では、これまであまり光の当たっていなかった笠岡市出身の社会福祉家・津田白印にスポットを当てています。津田は僧侶で、明治・大正期に孤児収容施設「甘露育児院」を設立し、25年間で延べ469人の孤児を収容しました。その彼の生い立ちや孤児収容所設立の経緯、運営の実態などについて明らかにしています。 編者の坂本忠次氏は関西福祉大学社会福祉学部特任教授。坂本氏はさらに、明治期から現在の旭川荘やAMDAなどの活動まで、岡山県全体の先進的な社会活動を歴史的に紹介し、そうした人材が生まれる背景も解説。巻末には、津田白印の出身地である笠岡で地域づくり会などが開催したシンポジウムの内容や、山陽新聞の連載記事「津田白印物語」を収録しています。
A5判、並製本、本体1,000円+税
(上記の記事は、岡山日日新聞の書籍紹介コーナーに掲載されたものです)
10月10日(日曜)の「第2回 戦国の貴公子 宇喜多秀家☆フェス」は無事終わりました。今年から3日間の「秋の桃太郎祭」の中の一環となってより盛大になり、人出も多かったようです。 「宇喜多☆フェス」1日目は雨のために出足が不調でしたが、2日目の10日は快晴になって東京の劇団による「宇喜多物語」も多くの人が観劇し、戦国グッズのお店なども売り上げが伸びていました。3日目も快晴。天守閣前ステージでは各地の太鼓団が演奏を続けていましたが、テーマが散漫となっていたような印象があります。これなら、「岡山城の祭」にして「宇喜多直家・秀家」デイとか「お福・豪姫」デイ、「池田」デイとかの3日間にして、戦国と江戸時代絵巻的にするやり方もあるのでは。 いずれにしても、宇喜多家がメジャーになってきたことには違いありません。14年前、岡山城築城400年のときに、宇喜多直家・秀家の漫画を上下巻で発刊したときには、宇喜多の知名度はまだまだでした。宇喜多家の漫画が一役買ったかも知れないと思うと、感慨深いものがあります。
『備中秘史 埋められた白色五輪塔』 著者 芝村哲三

芝村哲三 高速道路の建設など開発が進んだ経済成長期、備中の各地からたくさんの白色の五輪塔が出土したのをご存知でしょうか。大量の五輪塔がなぜ埋められたのか、なぜ白色ばかりなのか…その謎に挑んだのが本書です。著者は郷土史家で、吉備中央町在住の芝村哲三氏。
まず、石塔が白い色をしていたのは、備中のカルスト台地にある石灰岩質の石が使用されたから。そして埋められたのは、関ヶ原合戦後に備中に着任してきた奉行のせいだと芝村氏は推測します。慶長六年(一六〇一)、新奉行の着任を前に五輪塔の生産がピタリと止まり、その後に埋められているからです。その新奉行を著者は、小堀新介(小堀遠州の父)と指摘します。
ではなぜ小堀氏はそのような行動をとったのか。小堀氏の備中入国前の足取りを元に、その理由が明らかにしていきます。ミステリーのような面白さを味わいながら、郷土史秘話の謎解きができる一冊です。
四六判、並製本、本体1,500円+税
(上記の記事は、岡山日日新聞の書籍紹介コーナーに掲載されたものです)

『素晴らしきチボリ公園の残像』 著者 渡邊雅浩

吉備人出版 チボリの“公式”記録書 アウトレットモールの誘致が決まっている倉敷チボリ公園跡。チボリ公園は11年と半年営業して2008年に閉園し、その間に1800万人もの入園者がありました。多額の公費を投入したこの公園の公式資料は何もありません。人々の記憶に残るだけです。
本書の著者は、同公園の運営会社チボリジャパン社の元常務取締役。「倉敷にこんなにも素晴らしい公園があったことを書き留めよう」とペンを執り、公園のコンセプトや園内の施設やアトラクションのすべてを詳細に紹介しています。開園当時、著者が新聞社に寄稿した原稿もコラムとして収録。巻頭のカラー口絵など写真も豊富に掲載し、園内を散策しながら案内するように現在形で書かれています。
読者が公園を訪れた思い出と重ね合わせることができ、懐かしい気持ちにさせてくれます。あらためて、失ったものの大きさを噛みしめる読者も多いでしょう。
四六判、上製本、定価 本体1,500円+税
(上記の記事は、岡山日日新聞の書籍紹介コーナーに掲載されたものです)
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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