『備中秘史 埋められた白色五輪塔』 著者 芝村哲三
芝村哲三 高速道路の建設など開発が進んだ経済成長期、備中の各地からたくさんの白色の五輪塔が出土したのをご存知でしょうか。大量の五輪塔がなぜ埋められたのか、なぜ白色ばかりなのか…その謎に挑んだのが本書です。著者は郷土史家で、吉備中央町在住の芝村哲三氏。
まず、石塔が白い色をしていたのは、備中のカルスト台地にある石灰岩質の石が使用されたから。そして埋められたのは、関ヶ原合戦後に備中に着任してきた奉行のせいだと芝村氏は推測します。慶長六年(一六〇一)、新奉行の着任を前に五輪塔の生産がピタリと止まり、その後に埋められているからです。その新奉行を著者は、小堀新介(小堀遠州の父)と指摘します。
ではなぜ小堀氏はそのような行動をとったのか。小堀氏の備中入国前の足取りを元に、その理由が明らかにしていきます。ミステリーのような面白さを味わいながら、郷土史秘話の謎解きができる一冊です。
四六判、並製本、本体1,500円+税
(上記の記事は、岡山日日新聞の書籍紹介コーナーに掲載されたものです)
芝村哲三 高速道路の建設など開発が進んだ経済成長期、備中の各地からたくさんの白色の五輪塔が出土したのをご存知でしょうか。大量の五輪塔がなぜ埋められたのか、なぜ白色ばかりなのか…その謎に挑んだのが本書です。著者は郷土史家で、吉備中央町在住の芝村哲三氏。
まず、石塔が白い色をしていたのは、備中のカルスト台地にある石灰岩質の石が使用されたから。そして埋められたのは、関ヶ原合戦後に備中に着任してきた奉行のせいだと芝村氏は推測します。慶長六年(一六〇一)、新奉行の着任を前に五輪塔の生産がピタリと止まり、その後に埋められているからです。その新奉行を著者は、小堀新介(小堀遠州の父)と指摘します。
ではなぜ小堀氏はそのような行動をとったのか。小堀氏の備中入国前の足取りを元に、その理由が明らかにしていきます。ミステリーのような面白さを味わいながら、郷土史秘話の謎解きができる一冊です。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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