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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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岡大埋蔵文化財調査研究センターに寄る。最近はひと昔前に比べると、発掘調査が少ないそうだ。高度成長期はいたるところにビルが建ち道路が建設され、それに伴って発掘調査の現場が多くも多忙を極めていた。今の時期は、調査をまとめたりする期間にするという。最近では国道180号のバイパス道路が計画され、道路の建設予定の総社市の神明遺跡で弥生時代中期の銅鐸が見つかった。銅鐸が出土は、県内では25年ぶり2例目ということだ。発掘すると遺跡は壊れるが、学術研究は進む。痛し痒し。
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フリーミアム。無料のサービスを多数のユーザーに提供し、高機能または追加された特別な有償サービスによって収益を得るビジネスモデルのこと。東京のセミナーで講師が使っていた。ソフトウェアやコンテンツのようなWebサービスとの親和性が高く、95%が無料ユーザーでも5%の有料ユーザーがいればビジネスは成立するということらしい。無料のゲームでも途中でパワーを得るために武器を買うとか、WebサービスのDropboxなども機能を拡張するには有料となるなど。「タダほど高いものはない」ので、要注意。
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『妹尾太郎兼康を「平家物語」諸本から読み比べる
』を刊行してから、「平家物語絵巻」がよく目にとまる。岡山商工会議所が発行する会報紙「glocal」の最新号で、表紙を飾っている。この表紙には、2016年3月号まで掲載されるらしい。「平家物語絵巻」は林原美術館が所蔵。36巻あり、全長は約940メートル、705場面を描いている。日本で唯一、平家物語の全文章をおさめた絵巻として知られる。東京大手の出版社やメディアも借りるため、年間の貸出料は100万円を超えるとか。
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新聞で見つけた小さな記事。「政治的中立を逸脱したら教員に罰則」の見出しに眼を疑う。自民党は、教員に政治的中立を求め、逸脱した場合は罰則を科すよう法改正を促す提言を、首相官邸にしたといことだ。先の、自民党の勉強会で「報道機関を懲らしめる」という発言と同じ発想に根ざしているようにも見える。特定秘密保護法の動きから一連の動きは、翼賛体制を築いて、戦争を始めようとしているようにしか思えない。政権の周辺に、70年以上前の軍指導者の亡霊がうごめいているようだ。
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岡山理科大学50周年記念誌『SCIENTIA(サイエンティア)』を3000部、同大学に納品した。諸事情で51年目に納品となったが、奥付の発行日は3月末のまま。登場している人の肩書きなども、昨年度時点のもの。途中、中だるみあったし、3、4カ月を短縮する手だてが無かったとも思えないが…。とはいえ、同大学の特色は読めば伝わるはず。25冊単位の梱包のため、120個をトラックからおろし、数人で学内の倉庫に運んだ。この日の気温は30度超え、蒸し暑い。汗だくになるが、雨が降る中の作業よりはまし。
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Apple Musicがスタート。3カ月は無料のお試し期間ということで登録。著作権はクリアできているのかと思えるほど、このシステムはすごすぎる。市場で販売しているCDが無料(3カ月間、以降は定額)で自由に聴けるので、CDの売れ行きやCDレンタル業に大きな影響が予測される。一方で、CDレンタルにもない、CD屋にもないラインナップが充実。特に洋学は、新譜に近いものからブートレグのようなレアな音源が聴けるので、かなり魅力的。「○○放題」のビジネスモデルは、電子ブックにも影響があるはず。
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最新「出版ニュース」に日本出版統計による2014年の出版界の記事。書籍・雑誌とも売上げ減少。雑誌の方が減少幅は大きい。1996年の売上げピーク時と比べて3分の2。減少に歯止めかからないまま、返品率は上昇している。昨年売れた書籍は、1位『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』、2位『村上海賊の娘』、3位『マスカレード・イブ』。出版点数は減少した。出版点数の上位は、1位のKADOKAWA。傘下に9社が加わり一昨年の4倍になってダントツ1位に。2位が講談社。3位が自費出版会社の文芸社。
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近刊『妹尾太郎兼康を「平家物語」諸本から読み比べる』。著者の妹尾氏は学生時代の専攻は文学。裁判所に勤めておられ、4年前に退職。退職前の数年間を単身赴任し、それを機会に「平家物語」異本の蒐集を開始。郷土の歴史人物で名字も同じ「妹尾兼康」がどのように描かれているかを探りながらメモをとり、少しずつ読み進めていったそうだ。退職してから本格的に執筆に取りかかり、今年の1月に小社に入稿。出版を目標に定めてから6年。地道に調べ書きためた労作だ。
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「東京国際ブックフェア」視察のため出張。会場に入ると、農文協のブースに秋篠宮夫妻。周囲には目つきの鋭い人が。開会式に出席し、視察中のようだった。会場内のeブックセミナーに参加。講師は、インプレスホールディングスの北川氏とコルクの佐渡島氏。世界の電子出版事情に精通するという北川氏は電子出版市場は成長軌道にのったとし、作家エージェントの開拓者の佐渡島氏はファンづくりというひと昔前の手法が有効という。電子取次や電子図書館、制作会社などのブースを回り、夜は版元ドットコムの関係者等と情報交換。
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東京出張2日目。5時半起床。宿をゆりかもめ線の出発駅のある新橋にとったため、皇居の周辺をジョギング。日比谷公園を超えると、すぐに皇居。さすが江戸城の堀はスケールが桁違いに大きい。緑も多く、気分がいい。次々と走る人が加わる。外国人も多い。車道には自転車のグループが走り抜ける。国会議事堂や国立国会図書館、首相官邸前等をゆっくり走り抜け、約2時間でに宿へ。その後は「鳥取・岡山」アンテナショップなど、予定の数カ所を視察。夕方に学生時代の友人に会って帰岡。
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昨年のミリオンセラーはッ実用書『長生きしたけりゃふくらはぎを…』の1冊のみだったとか。業界の中で〝出版不況〟が当たり前になっている、アベノミクス3本目の矢はどこへ行ったのか。売れそうにない商品は早く返す、仕入部数を減して返品率を下げさせる、印刷部数を最小限にしてちょうど売り切れる部数に……、出版社も取次店、書店も、なんとなく不況感が漂う。それぞれ不況をはね返す気合いと努力が足りないのか。夕方、在庫確認のため直書店へ。この店の店長さんはだんだん元気になっている。それが大事。
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ネット上の文章の最後に、(笑)を付けているのを見ることがある。私は1度も(笑)を使ったことがない。絵文字も使ったことがない。気軽に使えばいいし、どうでもいいことかもしれないが、私には抵抗があって使えない。(笑)は、ここで笑ってください、という意味のようだが、そんなに笑うほどのことでもないように思えてしまう。(苦笑)(爆笑)(微笑)もあるのか。若者はすぐに新しい言葉を開発する。使わないとか意固地になっているのは、おじさんだからか。
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70年前、8月の敗戦まで、米軍は日本全土を襲う。3月の東京大空襲に始まり、沖縄は米軍が上陸して地上戦が3カ月行われ、戦闘は6月23日(慰霊の日)にほぼ終結。沖縄県の民間人の犠牲者は約12万人、県民の4人に1人が亡くなった。岡山県の水島への空襲は6月22日、岡山市へは6月29日。そして原子爆弾が8月6日に広島へ、9日には長崎へ投下。負けると分かって国民に持久戦を強いた戦争指導者。今年は『決定版 日本のいちばん長い日』(半藤一利)を読むことにした。
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梅雨とはいえ、梅雨前線の活動が活発すぎて九州地方は大雨で、避難指示や避難勧告が出た。人ごとではない。昨年の広島での土砂災害は記憶に新しい。最近入手した防災に関する原稿を読んでいたら、50ミリを超える雨が降ったら土砂災害に要注意だそうだ。岡山の地質は広島と似ている。大雨が続けば、岡山でも大規模な災害が発生する可能性は十分にあるという。土砂災害だけでなく、河川のはんらんの可能性もある。災害の少ない岡山だからこそ危険を認識し、心構えが必要。梅雨が明ければ台風シーズン。
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地域の課題を解決するための「協働事業」を学ぶワークショップに参加。課題は「交通事故減少に向けて」。岡山県の交通事故の発生率はワースト6位。高齢者と若者、自転車が関係する事故は、全国的にも増加傾向にある。自転車の場合、6月に道路交通法が改正され、危険運転を3年間のうち2回以上摘発されると、講習を受けなければならなくなった。4人で協議し、まず5年間にわたって市内の学校へルール講習会を実施する案にまとまる。今回はシュミレーションをしただけだった。
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「出版不況のあおりを受け、大手書籍取次で業界第4位の栗田出版販売が民事再生法申請」のニュース。同社は雑誌類を主体に児童書、コミック、専門学術書など幅広いジャンルを仕入れ、中小の約1800店の書店に卸していたという。売上げは91年がピークで以降は減収が続き、財務面も悪化。扱い部数の減少に歯止めがかからず、支え切れなくなって今回の措置。マーケットは確実に縮小中。出版社にとっては取次店の倒産は、売上げ回収のパイプが切れること。
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津山へ片道1時間半を往復。交通事故防止のワークショップでも話題になったが、岡山人のマナーが悪さは評判のようだ。ウインカーの出すタイミングが遅く、曲がる直前に出す、車線変更などはウインカーを出さない人がいる。信号が赤になっても突っ込む人が多い。なぜか? 多くの人は、災害が少なかったので他者との協調が無く、自分本位な県民性に依るとする(非協調の県民性説)。私は、交通量の少ない田舎道を走っている感覚で街中や高速を走るから、という「田舎者説」。とにかく安全運転を。
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10年程前、エアコンを28度設定にしたときの服装ということで、環境省が提唱した「クールビズ」。ジャケットやネクタイなし。半袖、チノパンでOK。最近はスーパークールビズらしい。スーパーが付くと、ポロシャツ、アロハシャツ、スニーカーもよし。職場によっては、Tシャツやジーパン、サンダルも可とか。この日に訪問したオフィスでは、ジーパンはよいが、破れて穴のあいたジーンズはダメ。かなりラフな格好もOKだ。それでも28度の設定は暑いそうだ。今年は、社内ではまだ冷房を使っていない。
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岡山コンベンションセンターで開催された書店と出版社の交流イベント「もっとBOOKMAN」。取次店主催の商談会に似ているが、県内の若手書店員が中心となって企画したというところが大きな特色。書店員の声かけで52の出版社、書店員1OO人以上が集まった。出版社にとっても、書店や取次店の方、そして出版社同士の交流の場にもなる。関西のN社、関東と京都に事務所を持つM社、ブースの隣になった東京の有名出版社の方とも話ができた。会は盛況で、来年につながる交流会になったようだ。
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福山市の書店に在庫確認と返本分を受取りに。書店の担当者が代わり、コミュニケーション不足になっていた。新刊本の配本の仕方などを確認する。吉備人の棚の面積が縮小されていた。売れずに残って色あせた本は、管理している書店ほど返品する。返品した本の空間に補充しないと、棚の面積が減っていく。書店営業スタッフがいなくなって数年。特に、遠方の書店の管理が手薄になっている。新刊配本と補充を見直すべく、順次回って担当者と会っていくしかない。
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この日、入院された著者のお見舞いに。最近、病気が分かって自宅で療養していたが、薬のダメージで急に衰弱し、急きょ入院されたそうだ。4人で病室を訪ねた。話をされているうちに、元気を取り戻されたようだった。中年期から老年期になると、病気になるリスクが高くなる。著者の方や周辺でも、病気を持って闘病しながら仕事をしている人も多い。自分も、病気がまだ分かっていないだけで、いつ宣告されるとも知れないと思うと、人への接し方や仕事、生活の考え方が変わってくる。
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保管してもらっている書籍を取りに製本所に出かけたので、その方面の書店に寄る。少なくなった登山詳細図を補充してもらう。棚の前で店長と話しながら、棚から1冊を抜いて見ると、背の日焼けがひどい。太陽の光は当らないが、蛍光灯の光で焼ける。周囲の書籍も同じ色調で日焼けしているので、分かりにくくなっている。日焼けした書籍は買わない。入れ替えを依頼。郷土本の棚を設けてくれているのはありがたいが、日焼け本だらけでは逆効果。こんな棚になっている店がほかにもあるだろう。
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版元ドットコムから2014年度の報告書。版元ドットコムは会員制の出版社の集まり。書誌情報を書店や取次など出版業界に広く配信する仕組みをつくった。設立して15年ほどになり、現在の会員版元は203社。その会員版元の中で、弊社の売上金額のランキングは22位。発刊の冊数では11位。販売のランキングでは、1位が『イスラム・ヘイトか、風刺か』(第三書館)。アクセスランキングでは、吉備人出版の最上位書籍は『「生きづらさ」を超えて』で、50位だった。
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諸般の事業で5月下旬まで止まっていた制作物が動き始めた。医院の機関誌や書籍も徐々に校了しはじめている。6月の刊行予定は−。妹尾太郎兼康を「平家物語」諸本から読み比べる』 (妹尾次男氏)、『SCIENTIA (サイエンティア)』 (岡山理科大学)、絵本『ごんごの思い出』 (こぐまじゅんこ氏・やまもとあきこ氏)、詩集『たちあおい』(国里房子氏)、『地方に「かえ~る人」−自分スタイルではたらく、暮らす−』 (丸尾宜史氏)、『おかやまの文化財』(臼井洋輔氏)等。
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2010年に発刊し、品切れが続いていた『岡山戦国物語』を増刷。2刷にあたり、カバーに漫画家タケバヤシ氏の絵を採用して一新。最近は、小説でもコミック風なカバーが流行り。『劇画 戦国武将宇喜多四代』内の一コマを使ってカバーの絵柄を変えた。功を奏したのか、書店からの注文が多いような気がしないでもない。だが、マンガの絵柄にすることには消極的だった。著者が亡くなっているが、生きておられたら、表紙を見て何というか気になっていた。まっ、読者が増えることは喜んでくれるはずだが。
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梅雨の花といえばアジサイ。これからは梅雨と言えば、タチアオイがあると言うだろう。5月、刊行予定の詩集の表紙にタチアオイの花の写真を使うことになり、ネットで写真を探していた。ピッタリの写真が無い。有料の写真では予算の関係でダメ。思案していたところ、梅雨になるとタチアオイを咲きはじめ、そのうちに頻繁に見かけるようになった。去年まではどんな花かも知らなかった。幼い頃から60歳半ばの現在まで、車いすで生活してきた国里房子氏の詩集『たちあおい』。梅雨のうちに刊行予定しよう。
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岡山理科大学はこの日、外部からの車がシャットアウトされていた。数日前から看板は見ており、何かのイベントがあるものと思っていた。秋篠宮の訪問だった。マスコミのニュースでは「真水を使った好適環境水」を用いたウナギ養殖施設を視察。日本動物園水族館協会の総裁でもあるという。イルカの追い込み漁での捕獲問題で、世界動物園水族館協会から会員の資格停止の通知を受けていたが、心労だったのでは。全日本愛瓢会の名誉総裁もされているのも初めて知った。どのくらいの数の名誉職をしているのだろう。
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「ごんご」は津山の方言で「かっぱ」のこと。泳いでいる子どもの足を引っ張るという、津山に伝わる河童伝説にちなんでいる。かっぱの「ゆるキャラ」もつくっている。市内を走る循環バスは「ごんご」バス。津山駅前から津山城跡に向かう道筋は「ごんご通り」。沿道にはごんごの置物を設置。毎年の夏祭りは、「納涼ごんごまつり」。市内の吉井川河川敷で、カッパの衣装を着て練り踊る「ごんご踊り大会」を実施する。この「ごんご」にちなんだ創作絵本「ごんごの思い出」を、月末に発刊予定。
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楯築遺跡に埋葬されている被葬者は男性か女性か。女性なら、卑弥呼のような呪術的な女性首長がいた可能性も出てくる。この遺跡の発掘を指揮した故近藤義郎氏が、出土した歯から「女性かも…」と非公式に漏らしたと、故薬師寺慎一氏から聞かされていた。この春、岡山大大学に赴任の清家章氏は、講演会で「男性だろう」と論じたという。女性首長墓の棺内には副葬品の武器が全く見つかっておらず、楯築では短剣が見つかっていることを理由とする。どちらにせ、氏の著書『卑弥呼と女性首長』は興味深い。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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