『留岡幸助と備中高梁-石井十次・山室軍平・福西志計子との交友関係-』
著者 倉田和四生
福祉の風土生んだ高梁
最近、児童福祉の先駆者として知られる高梁市出身の留岡幸助(1864~1934年)の生涯を描いた映画「大地の詩(うた)-留岡幸助物語」が、公開されました。留岡役には村上弘明さんが、その妻役には工藤夕貴さんが演じ、高梁市内でもロケが敢行されました。 本書を発刊したのは2005年。それまで留岡はあまり知られていない人物でした。著者は、当時の順正短期大学(現・吉備国際大学短期大学部)の学長。留岡幸助は高梁城下町の商家で育ち、明治期になってキリスト教の影響を受けて、社会事業にまい進していきました。著者は、その背景となった山田方谷が唱えた「至誠惻怛(しせいそくだつ)」という福祉と奉仕の理念と、早くから自由民権運動の精神やキリスト教を受容した高梁市の風土に着目します。留岡の生涯を紹介しながら、高梁を舞台にした石井十次や山室軍平、福西志計子らと間で繰り広げられた人間ドラマを興味深く描いています。
四六判、312頁、上製本、定価1890円(本体価格1800円+税)
(上記の記事は、岡山日日新聞の書籍紹介コーナーに掲載されたものです)
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執筆:金澤健吾
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吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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