1月×日
制作している倉敷の企業の記念誌に、ハーモニウムという楽器が写真付きで登場する。ハーモニウムとは19世紀にできた足踏み式のリードオルガンのこと。大正12 年完成した倉敷基督教会にフランスから取寄せて教会に備えつけた、とある。12代の林源十郎は薬学の研修に渡欧したときに、欧州で西洋絵画・工芸品の収集していた児島虎次郎らに相談し購入したという。費用を出したのは大原孫三郎。一時は使われなくなっていたが復元し現存するという。ちなみに、この古い楽器はビートルズの「ペニー・レイン」のレコーディングに使われている。地方史から日本史へ、地方史から音楽世界へ。
1月×日
SONYのロボット犬「アイボ」の広告をネットで見かけ、思わず見入ってしまった。見た目もかわいく愛らしくなっている。進化した「アイボ」は、ふれあってほめたり教えたりしていると成長し、個性を発揮するようになるそうだ。スマホに話しかけると答えてくれる時代になって、AIが組み込まれたロボットを会社の店頭で見かけることも増えてきた。ロボットは機能も大事だろうが、見た目も重要。動物の飼育禁止の集合住宅に済んでいるので、これなら違反にならない。「アイボなら飼えるね」と妻に言うと「アイボ」より「ルンバ」と。なるほど。
1月×日
「ホワイエという本を売るサービスがあるが、これで売れないのか」と著者から質問を受けた。不明だったので調べておくと答え、ネットで検索してみると、これは取次店の大阪屋栗田が始めた書籍少額取引サービス「ホワイエ」のことだった。雑貨店や美容室、カフェなどの書店以外の店舗で書籍販売をする場合にサポートしてくれるサービス。この取次店「街ナカの『本のある空間』を維持・創造する」をミッションとし、書店空白地問題の解消し、読者と「紙の本」との接点の維持創出のため、書籍の販売に関する参入障壁を引き下げ、簡易に書籍を取扱いできるようにするそうだ。
1月×日
2018年版『吉備人図書目録』を発送する作業をフルスタッフ5人で朝10時にスタートし、午前中に約500通、午後に約500通と書店分を終える。毎年、年賀状代わりに新しい年の『吉備人図書目録』を送付している。この目録に掲載している市販の書籍は約630種。年々ページ数が増えて今年は144ページ。この調子でいくと数年後には封入の封筒を代えるか、紙を軽量極薄のものにするかを検討しないといけない時期は遠くない。発送する名簿と目録に掲載している630の書籍は、これまで蓄積してきた、かけがいのない大切なもの。これからも少しずつ増やしていこう。
1月×日
毎月最終土曜日の午後、出版相談会を岡山、倉敷、津山で開催している(倉敷と津山は私が担当で隔月)。開催の告知は山陽新聞の突出し広告をしているにもかかわらず、反応が悪かった。検討の結果、津山と倉敷以外のエリアでも開催してみようと、隔月で備前・瀬戸内、総社、笠岡・井原、高梁・新見などのエリアで巡回することに。その矢先、この日の出版相談会は親戚の葬儀の日と重なり、急きょ中取り止めすることにした。ホームページとfacebookで対応。これまで中止にしたことはなかったが、急用で行けなくなることも考えておかなければ。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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