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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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お中元の果物をいただく。ブドウは「シャインマスカット」。品種改良されたのか、数年前には「桃太郎ぶどう」とか「瀬戸ジャイアンツ」と言っていた。皮ごと食べられるマスカットだ。ボリッと歯ごたえが良いうえに種もなく、糖度も高い。後味はさっぱり。シャインマスカットは初物。百貨店で見栄えのよい大粒の贈答用になると、1房が8000〜9000円もしてビックリ。小ぶりのもので4000円〜5000円。白桃も1玉が700〜1000円。とても買っては食べられない。フルーツ王国の恩恵。
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首相は、広島市の平和記念式典での挨拶で「非核三原則」に触れなかった。平和記念式典で「非核三原則」を盛り込まなかったのは初めて。これと、川内原子力発電所を再稼働させたのは関係がある。貯まる放射性廃棄物を再利用して取り出したプルトニウムとウランを混合して作るMOX燃料にして、プルサーマル計画を再度やりだすだろう。この核燃料サイクルを成功させておくと、平素は平和利用だが、いざというときにプルトニウムを利用できる。今後、再稼働が数基続くと、プルサーマルの話が浮上するはず。
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沖縄で、米艦船の上に陸軍所属のヘリが着艦に失敗して墜落。「琉球新報」「沖縄タイムス」とも1面のトップ。10年前の8月13日、普天間米軍基地のすぐ側にある沖縄国際大学の敷地に米軍ヘリが墜落しているので、沖縄県民は敏感だ。今回の事故は、乗員17人のうち2人は自衛隊の奇襲作戦などを担う特殊部隊に所属し、テロ対策の日米行動演習をしていたという。安保法案の成立を前提にしてこんなことを。安保法案は自衛隊の活動範囲を広げ、武器使用の基準を緩和する。「戦争法案」といわれてもしかたがない。
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10歳の女児が終戦時の疎開生活を描いた『疎開生活絵巻』を刊行。終戦時、本土空襲が予測されて学童の集団疎開が始まり、著者は東京から新潟に疎開した。巻末の著者の解説も興味深い。当時、学童疎開は「将来の国防力の養成」と位置づけられていたという。20歳前後の青年が「特攻」に出撃していたころだ。戦争指導者にとって、「国体」を守るために国民は捨て駒だったのだ。著者は言う。「自分の日常だけからは見えない、想像できない他者の命や生活の破壊を、戦争ほど大量に無残に生みだすものはない」と。
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戦後70年ということもあり、戦争体験の特集記事が多い。80〜90歳の方がほとんど。戦後80年、90年となると、どんな伝え方になるのだろうか。若い世代へどう伝えるかは永遠の課題。今年も公共放送では、見ごたえのある特集テレビ番組を流していた。そんな中で、相変わらず民放のおバカなバラエティ番組は流れる。わが家の子どもたちも、笑えるノー天気な番組が大好きなようだ。そんな中で、アイドルが戦争体験者の話を聞きに行くという番組があった。これには反応した。こういう見せ方もあるのか。
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終戦記念日。「安倍談話」が発表になった。首相は「侵略」とか「植民地支配」の言葉を使わず、「おわび」もしたくなかったようだ。ホンネと談話の内容と隔たりがあるようにうかがえる。「マスコミを懲らしめる」とか、安保法制に反対するデモを非難した首相周辺の議員の言葉こそがホンネのよう。東京裁判を否定し、戦争指導者を擁護して彼らの復権をしようしているのではと疑わせる。だとすれば、今回の談話はよくここまでにまとめたと言えるのかもしれない。戦死した祖父の墓参りをしてきた。
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6月から今まで新刊ラッシュだった。6月は『ゆきちゃんが見たピカドン』『妹尾太郎兼康を「平家物語」諸本から読み比べる』 。7月は『ごんごの思い出』『岡山理科大学50周年記念誌サイエンティア』『詩集 たちあおい』『おかやまの文化財 工芸・史跡』『地方に「かえ~る人」』。お盆までには 『疎開生活絵巻』が刊行予定だ。盆休みに一息入れたら、すぐに秋の刊行準備。この前、ある取次の幹部から「ぎょうさん出すのお。どねんなっとんなら」と言われてしまった。秋はイベントも控えているし,なかなか緩められない。
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新刊が出ると、東京の取次に搬入して配本する。県内の主要店には便宜上、2つの取次の岡山支店に入れる。そしてもう一つ、県内本社の取次に入れる。主要書店の以外の中小店には、東京の取次店経由で岡山にもどってきて配本される。これに直接取引の直書店が加わる。近刊情報と紙のチラシはこれらの取次店のルートで書店等に流す。また、書誌情報は版元ドットコムの専用サイトに登録すると、書店をはじめ書籍協会など各方面に届くことになっている。アマゾンは個別に登録。結構することがたくさんある。
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子どもたちは夏休み。早朝、わが家の小学生とスタンプカードを持って、ラジオ体操に出かける。起こしてもどうしても起きないときがあるが、これまでは結構、続いている。小学生は自転車を使うが、私は自転車の後を走って行く。ラジオ体操の集合場所までの往復行き帰りの距離は、通常のジョギングより距離よりは短い。かといって、夏の朝は距離を延ばそうとは思わない。ラジオ体操をして帰ってくると、汗ビッショリ。この時期は、シャワーが欠かせない。さっぱりして出勤となる。
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夕方、方谷研究会の会合に出席。議題の一つに会費の値上げと徴収方法があった。どこの会でもそうだろうと思うが、財政が厳しく運営をする上で必ず問題になる。まとまった助成金をもらえる年はよいが、減額になったり助成の対象外になったりすると、運営に支障をきたしてしまう。対策として会費未納の会員への徴収、企業協賛金のお願い、会誌への広告掲載などが挙げられる。著名な講師を招き、満席で講演会をすると、余裕が出るかもという意見も。貧しい台所事情だから、知恵と工夫が出てくるのかもしれない。
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デステネーションキャンペーン(DC)は、JRや自治体、観光事業社が協働で実施する観光客誘致の事業。来春から初夏にかけて、岡山県で開催される。このDC用の観光パンフレットのコンペの案内があった。印刷部数80万部、予算は2000万円を超える。このパンフレットの特集企画2本が、1次審査の評価対象となる。奇抜なものより、オーソドックスなもので、無難なものものかもしれない。そう考えると、薄っぺらな企画しか考えつかない。自社の本を企画するつもりで考えてみよう。
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連日の猛暑。室内ではクーラーの恩恵を受けている。これだけ暑いのに、今年は電力会社もマスコミも、「節電」を呼びかける人がいない。すべての原発は止まったまま。原発がなくても電力需要に影響がないことがはっきりした。新国立競技場の建設計画の総工費が膨れあがり、大問題となって白紙撤回になった。東京オリンピックの開催期間は7月24日~8月9日まで。屋根がない競技場で、35度を超えるこの時期の暑さで競技ができるのか、そのことを指摘する人がいない。
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地元の史跡や歴史的人物を顕彰するグループが、地域ごとにある。そうした歴史関係の団体を、岡山歴史研究会にアンケートをとり、活動内容をまとめたパンフレットを作成した。142団体を収録しているので、実際には143 団体以上あることになる。それそれの団体で、調査や研究、顕彰、発表の活動をしている。そのほか、公民館や図書館、博物館、文化財センターなど官公庁の施設、大学などでも、歴史講座やイベントをやっている。それらの情報をまとめて案内するサイトがあったら重宝する人が多いはず。
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総社市のNPO法人から、出版の相談にのってほしいと連絡があり、出向く。子育て中のお母さんらのグループが、セミナーで講師をしたことのある人を取材し、原稿にしているという。話を聴くと、読者ターゲット、コンセプト、配布の方法などがあいまい。この辺りを整理しすることを提案。そして「少部数、手作り、制作費低価格、手配り」と「制作費高額、高品質、書店・ネット書店販売」の2パターンがあることも話してきた。さて、どんな結論になるか、自分たちの思いを実現してほしい。
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「本屋さんを元気に!街を元気に!」と、書店が主体となって6月に実施した「もっとBOOKMAN2015in岡山」。会場のサポート役で参加した書店員と話す機会があった。「あれ以来、他の書店の方と交流ができるようになったのが良かったです。それまでは日々の仕事に追われてなんとなく1日が終っていたけれど、他の書店員と知り合いになって、情報交換をしたり、次のイベントの企画を話し合うようになった」と。忙しくなったかもしれないが、書店員としてのモチベーションは上がったようだった。
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国営放送のテレビ番組「知恵泉」で、山田方谷が取り上げられた。人物像をどのように描くかより、「10年で10万両の借金を返済し、10万両の蓄財をした」との従来説に、地元の新説をどこまで採用しているか、に注視した。新説とは、10万両のことなど、小社の刊行物で赤井氏の一連の指摘。矢吹某や野島某が600億円とした従来説はさすがに影をひそめ、100億円としていた。1両10万円の計算だ。地元の人物が全国放送で紹介されるのは結構なことだが、実像とはかけ離れて「よい人」だけでまとめるのはどうか。
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新刊で出来上がってきた書籍を広げてみたら、いつもの本の感じと違う。のどが奥まで深く広がる。糊を薄く使ってるようだった。印刷所に問い合わせてみると、製本所が製本用の糊を「PUR」にしているからという。「PUR」は最近開発された、粘着力の強い糊だそうだ。糊を薄く使っても糊の強度は保たれているということらしい。印刷にも、紙にも、製本にも、そして文具や各種ソフトにも新しい技術を取り入れた商品が出る。新技術の恩恵を受けれられるのは、ありがたいことだ。
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土日は「おかやま桃太郎まつり」。「うらじゃおどり」は岡市役所筋を主会場に行われた。最高気温が35度を超す猛暑日の中を踊るのだから、若くなければできない。『ヤンキー経済-消費の主役・新保守層の正体-』(原田曜平)や『ヤンキー化する日本』 (斎藤 環)の影響で、彼らこそ、「マイルドヤンキー」と思えてしまう。マイルドヤンキーの特徴は、EXILEが好き、地元から出たくない、「絆」「家族」「仲間」という言葉が好き、車が好き、ショッピングモールが好きということらしい。実態はどうなのだろう。
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海の日。わが家の小学生の要望に応えて、イオンモール岡山で開催の、デジタル技術を使った「未来の遊園地」に行く。魚などを紙に描いてスキャニングをしてもらうと、壁面に映された水槽の中に現れるというデジタルアートのイベント。テレビや雑誌に登場する猪子氏率いるベンチャー企業「チームラボ」が世界で発表してきたデジタルアート作品の一つ。同社は、IT企業にもかかわらず、ネット会議もノマドも認めず、メンバーが顔を合わせてチームで成果を上げることにこだっているそうだ。
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10月に岡山城で開催する「宇喜多☆フェス」の会議があった。フェスは今年で7回目。第1回目と比べると、年々バージョンアップきてきた。今年は、『宇喜多秀家の松』の著者・縞田七重氏がステージ上で、戦国が大好きな漫画家・大竹直子と対談することになった。(『宇喜多秀家の松』を読んでおこう)。そして今年から、コスプレのみなさんが参加することになった。このコスプレイベントを提案したものの、どんな雰囲気になるのか、まったくわからない。若い人も楽しめるイベントになってほしい。
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前日の「宇喜多☆フェス」会議の終了後、会議の参加者の方から、宇喜多のマスキングテープをつくりたい、と声をかけられた。マスキングテープは、さまざまなデザインの商品ができ、女性を中心に大人気の文具。オリジナルデザインのマスキングテープもつくれるそうだ。ネットの説明によると、1セットの基本料金は72,200円で、これにオプションで加算される。制作期間は約3カ月。商品が売れているだけでなく、オリジナルでつくりたい団体や個人も多いそうだ。マーケットのニーズをとらえて、成長している模様。
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岡山県は、県営グラウンド内にある体育館「桃太郎アリーナ」のネーミングライツ(命名権)を売り出し、ジップ(瀬戸内市)が獲得したそうだ。10月からの愛称は「ジップアリーナ岡山」となる。ジップは日宝綜合製本とベネッセコーポレーションが出資し、教材や通販商品の発送代行を手がける会社。隣のスタジアムもネーミングライツで、数回で名前が変わった。今でも時々、カンコースタジアムと呼ぶことがある。そういえば「岡山検定」の内容も変更しなければ。
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古文書や古い絵画などを扱う古書店の商売は、今も昔も一貫してる。入手した史料はどんな人が求めるか想定でき、どの顧客がどういう史料に関心があるかを把握しているそうだ。古書店にはとんでもない物が流れる。小社の『アジア・太平洋戦争下水島……』で使った史料も、古本屋から出たもの。戦後に焼却を指示された史料を秘かに隠し持っていたものが、息子の代になって価値が分からず蔵書と一緒に流れたもののようだ。物にもよるが数十万とか、それ以上で取引されることもあるという。
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出版相談会で倉敷へ。来訪者はなかったので、進行中のゲラの確認作業をして終る。この猛暑の時期に、イオンモールの衣料品店には、もう秋物が並んでいた。この日、安保法廃案を訴えて岡山市内で行進があり、約1500人が参加したらしい。安保法を廃案にしたい人は多いのだ。私も気持ちは参加したかった。この行進を、地元新聞社は「バレード」と呼んでいる。これは「デモ」のようだが、不自然に感じた。主催者がそう名付けているのか、マスコミが自己規制しているのか…。
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書籍は年間に7万点以上発行される。1年365日で計算すれば1日に200点。休日をのぞいた営業日で計算すれば250点もの本が発行される。また、現在、新刊書店で入手できる本は70万点、版元の数は2000社とも4000社とも言われる。今年発表の出版統計によると、発刊点数によるランキングでは吉備人出版は700番。そんな順位はどうでもいいと思いながら、一方で他の「○○出版より多い」と比較している。この発刊点数は自社カウントの数とかなり違うのだが、何を基準にしているのだろうか。
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検診帰りの妻と、昼食にタニタ食堂へ行く。体重計など健康器機の「タニタ」はレシピ本が大ヒットして、惣菜やスナック菓子、スイーツなどの次々と商品開発し、食堂も全国的に展開する。広い店内でそれなりに賑わっていた。料理のメニューは減塩薄味、あっさり系。ごはんは金芽米で、美味しいがカロリー少なめ。食後、タニタの器械で健康診断をしてもらう。すべての数値が標準範囲内だが、上半身の脂肪の量だけが多かった。腹の脂肪のせいであることは明らか。
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新刊『詩集 たちあおい —人生は出会いふれあい感じあい—』を発刊した。著者の国里房子氏は生まれたときの病気で、65歳になる現在までずっと車いすを使っている。32歳のときに結婚・出産し、「車いすの母」として地元新聞にも連載記事で取り上げられるなどして、話題にもなった。生まれた女の子も成長して結婚し、3年前に孫が生まれた。現在は孫2人の「車いすのおばあちゃん」。圧迫骨折や脳出血なども手術で乗り越え、デイサービスに通う日々の想いを綴った詩が響く。
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新刊『おかやまの文化財 工芸・史跡』を発行。岡山県の文化財研究の第一人者である臼井洋輔氏が国宝の刀・鎧、焼物、史跡などを取り上げ、文化財がもつ普遍的な価値、本質について丁寧に解説する。単なる工芸品の紹介ではなく、岡山の文化財が持つエッセンスを見つけ出し、提示しようとする内容だ。豊富なカラー写真や図版、小学生から高校生、一般の方まで読みやすいふりがな付き。この日、この本を県内の小・中学校、公立図書館に寄贈するために、寄贈本600 通以上を梱包し、DM発送した。
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大型の台風11号が岡山県に上陸。倉敷付近から総社、新見と、備中国を縦断した。県内の台風上陸4年ぶりで7月としては18年ぶりだとか。台風が岡山県を避けて通るようなイメージがあるが、結構頻繁に来ているわけだ。今回の台風は雨量が多く、24時間の降水量が7月の月間平均降水量を上回ったところもあるそうだ。台風の東側に厚い雨雲を伴ったため、兵庫や三重、滋賀では死者が出ている。岡山も災害に対する備えが必要。「岡山の土砂災害」(仮題)の制作を急がなくては。
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岡山市北区南方の「スロウな本屋」で『夜中にミシンを踏みながら』出版記念トークイベントがあった。著者の間野菜々江さんは、子どもの頃から読書が好きで、宮本武蔵が好きだったとか。書道や俳句も嗜む。書道は書道家の高木聖鶴氏(文化勲章受章者)に師事していたことや、俳句では受賞歴の話も。そうしてみると、剣豪、書道、俳句と1本筋が通っている方とお見受けした。シャイな間野さんの話を引き出す、司会進行のうまさも際立った会だった。会場の書店は古い家を改装したその名の通りのお店だった。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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