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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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連日の猛暑。ついに高知県で41度超えを記録。国内観測史上最高。岡山で3日連続37度超え、高温にゲリラ豪雨。着実に温室効果ガスの濃度が上昇し、温暖化している。二酸化炭素の削減について、マスコミをはじめ誰も言わなくなったのはなぜか。原発を停止してこの高温なのに、なぜか電気の節電対策についても言わなくなった。リッター160円を超えるガソリン高騰でも、GSに列をつくらないのはなぜか。さらにこの暑い真夏に、若者はなぜ毛糸の帽子をかぶるのか不思議。

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『版元ドットコム大全2013』が届く。版元ドットコムは、現在190社の中小出版社が加盟する。加盟社が制作した書籍のデータをネット上にアップするシステムを組んでくれ、書店や取次に情報を配信のサポートをする。書誌情報はまず「書籍登録・業界連絡支援システム」の画面に登録し、近刊・刊行・在庫情報をここで管理する。書店や図書館のFAX送信代行や勉強会(交流会)もしている。優秀な役員らが試行錯誤して有益な情報を加盟社に流してくれる。版元ドットコムの存在は小社にとってもありがたい。今日はお盆.墓参り。

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子ども達の夏休みの思い出にと、宮島へ。大河ドラマ「平清盛」が終わって1年遅れで行くのが、流行を追ってなさそうでよい。本土から2キロほど沖合いにあり、島の名は厳島。現地に行けば、距離感も把握できる。干潮時だったので、半ズボンなら有名な鳥居の側まで歩いて行ける。満潮時に台風にでも遭えば浮いてくるという床板も歩いた。秀吉が毛利方の僧侶だった恵瓊に命じて建てさせた  や五重塔、そして店が立ち並ぶ古い参道を歩くのものもよかった。少しだけ紅葉まんじゅうにも愛着ができた。次は伊勢神宮に行きたい。

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『山田方谷ゼミナール』を発刊。表紙のデザインについて。表紙中央に2重の四角形を配している。この2つの四角形は色が違う。中の四角が凹んで見えるか凸て見えるか。四角は方形。方谷の「方」に由来する。中の四角が凹んで見える人は方谷を掘り込んで探求し、凸て見える人は方谷の中にある核心を浮き彫りにする、という意味だ。年に1度発刊する会誌なので、毎号大きな変化はしない。そこで中央に四角を配置することにした。が、あまりにも講談社新書に似ているので、デザイナーさんに相談し、2重にした。解説は後付けである。

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盆休みの間に、読む本と観ることにしていた録画番組とDVDは予定の半分にも消化できず。本は、古代史ものと近代史ものがやっと読めた。DVDは以前観た「レッドクリフ」がよかったので、詳しい知人に数作品を紹介してもらった中から「太王四神記」にした。10巻を超えるのにも驚いたが、ヨンさんをもう見たくなくなり、1枚で挫折。10巻も観る時間がない。また、NHKスペシャルなど録画していたテレビ番組20本ぐらいを観ることにしていたが、観たのはやっと2本だけ。休みには休みの行事があって自分の時間を持つのは難しい。

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夕方は小学校で学区の盆踊り大会。地域の人も総出。カミさんもPTAのスタッフとして準備と後片付け。屋台も出て、浴衣姿での踊りは夏らしい風情がある。焼そばを晩飯にと思っていたら、長蛇の列。断念してかき氷を子どもと分けただけ。来ひん者も多かった。盆踊りなどの行事には政治家はこまめに顔を出すようで、市議や県議、国家議員も来ていた。元衆議院議員という人もいた。こういう時に政治家と話をしておきべきだと探したが、その時には政治家の姿はなかった。

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『山田方谷ゼミナールVol.1』を方谷研究会が発行した。この研究会の会長は朝森要氏(元吉備国際大学教授)、代表は太田健一氏(山陽学園大学教授)で、2012年に発足。最近の「方谷ブーム」の中にあって、ムードに流されることなく、歴史学的に方谷の業績や足跡を研究していこうという会だ。事務局は吉備人出版内に置いている。

小社からは、2006年に『山田方谷の研究』、2008年に『山田方谷の研究2』という山田方谷研究会の会誌を発刊している(いずれも品切れ)。この山田方谷研究会は、方谷生誕200年の2005年に、坂本忠次氏(岡山大学名誉教授)が代表となって発足した。ところが、2011年に代表の坂本氏がに亡くなり、2012年から平野正樹氏(岡山大学大学院教授)が代表を引き継いで現在に至っている。

似た名前だが、「方谷研究会」は歴史学的研究、「山田方谷研究会」は財政学的研究という性格の違いがある。共に研究報告会(講演会等)を開催し、会誌を発行していく。

元々、地元には「高梁方谷会」「新見方谷会」という顕彰会があった。1997年には、岡山県の財政状況が悪化する中で、県庁職員が方谷の学ぼうと勉強会「山田方谷に学ぶ会」を立ち上げた。昨年から、「方谷さんを広める会」が高梁や倉敷をはじめ、関西や東京など各地に組織され、NHK大河ドラマ放映実現を求める署名運動が展開されている。署名運動は、7月現在50万人を超えているという。

これまで、高梁市長や岡山県知事をはじめ、岡山商工会議所など、政財界がこぞってNHKへ陳情している。岡山市や倉敷市、真庭市などで、方谷に関する講演会が開催され、ここ1、2年の啓蒙活動は目を見張る。今年になって、国会議員の平沼赳夫氏や逢沢一郎氏など岡山県出身の国家議員らを中心に「山田方谷の志に学ぶ国会議員連盟」も発足した。

今年9月には「山田方谷の志を学ぶシンポジウム」が東京で開催される。主催するのは「方谷さんを広める会東京本部」と「山田方谷の志に学ぶ国会議員連盟」。伊原木岡山県知事や岡山出身の歴史家・磯田史彦氏らもパネリストとして参加するようだ。

これまであまり知られていなかった郷土の歴史人物に、たくさんの人が興味を持ってもらえるのは良いこと。ただ誇大した「聖人」としてではなく、史実に基づいた山田方谷の業績が伝わってほしいものである。

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車の点検日。今年で10年目のマイカーは13万キロを超えた。後部に本が積めるワゴンタイプ。後ろの座席を倒せばフラットになり、普通の書籍なら700~800冊、薄い本なら1000冊ぐらいは積める。詰め込むと、5ナンバーなのでサスペンションが悲鳴をあげ、走行中のハンドルが不安定になる。書籍は重量がある。上製本などなら積載量オーバーになる。今回はブレーキの部品とタイヤ2本を交換。こうしたメンテナンスで走行中のトラブルは、これまで1度もない。気になるのはガソリン代。リッター160円を超えて高騰している。

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「ワシントン・ポストの新聞発行事業を、アマゾンの創業者に売却した」のニュースに私も驚いた。日本で言うと、「朝日新聞が、楽天に買収された」ぐらいの話だと思うが、言い過ぎか。全国紙の大手新聞社をネット会社が「買収する」は突飛だが、「業務提携」となると現実味がある。新聞の購読部数と広告費収入の減少はアメリカだけではない。日本でも岡山でも同じ。周辺で新聞の購読をやめたという話は聞くし、若い人は宅配で新聞の購読はしていない。新聞記事の主なものは、ネットでは無料。私はネットニュースに載らない解説や読み物こそ面白いと思うのだが…。今日は、広島原爆投下の日。黙とう。

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廃刊した倉敷新聞コラム「青史」。「3」まで刊行し、現在「4」が進行中。岡山市内在住の著者・小林氏(81歳)は、生まれ育った、高梁市東部の山頂に近い村の実家に行くことが多いそうだ。畑で野菜を栽培したり、夏には避暑地として過ごす。標高400mぐらいなので気温は岡山と比べると3、4度は低いそうだ。ゲラを受け取った後、そこはどこか尋ねていくと、山の中なので要領を得ない。スマホを取り出して「Google Maps」で「この辺りですか」と航空写真を見せると、「ここ、この大きな木のある家」と驚かれた。中国の避暑地に行くことがあるそうだが、「Google Earth」で宿泊したホテルを上空から見せたら感動していた。えらい時代になっとる。

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映画監督オリバー・ストーン。「プラトーン」ぐらいしか観ていないが、広島に来て「68年前の朝に自分かここにいたら」と考える想像力を持ち、アメリカ国内で「日本への原爆投下は戦争を終わらせ、米兵の犠牲を出さないため」としてきたことに「ウソ」だと言い切る。2発の投下以降、アメリカはベトナムやイラク、アフガニスタンを、核で威嚇できたという。現在、被爆国日本がアメリカの「核の傘」にいるのは矛盾で、終わらせるべき。事故を起こした原発をインドに売りつけるのも大きな矛盾。アメリカには、こういう歴史観を持つ映画監督がいるのかと、感心する。

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赤磐市熊山町出身の詩人・永瀬清子。生家のある熊山町の役場近くに「永瀬清子展示館」がある。晩年の『あけがたにくる人よ』を読んだこともあり、近くまで納品に行ったので寄ってみた。小さな展示室だが、永瀬の作品や経歴、谷川俊太郎氏ら詩人との交友も分かる。学芸員さんから聞いて意外だったのは、熊山周辺の小学校はもちろん、「岡北中」や「京山中」など岡山市内の中学校など、校歌を約20校も作詞していることだ。30年ほど前、私は永瀬が岡山に住んでいたころ、自宅を訪ねて取材をしたことがある。微かだが縁のある方だし、その20校を調べたくなった。

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この日の山陽新聞で紹介されていた『女チャリダーふれあい日本一周ひとり旅』(イカロス出版)。「あれっ!」と思って読んでいくと、あの時のあの原稿のことだった。5年ほど前、15周年企画で一般から原稿募集し、審査の最後まで残った原稿だ。自転車で一人旅に出かけた若い女性が遭遇する出来事が面白く、印象的だった。このとき最優秀賞を獲得したのが『愛だ!上山棚田団』。原稿の分量が多かったこともあり、どんな本になったのか現物を入手。A5判356頁。編集の苦労がうかがえる。岡山出身の著者・くぼたまきこさんは、現在、結婚して妊娠中とか。よかった、よかった。

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縁のある人と偶然出会う。探していたものを、偶然見つけることがある。向こうの方からやってくる、そんな不思議な縁を感じるときがある。そういう出会いをセレンディピティというらしい。新刊『水島軍事機密史料集』の編著者・小川氏は、この史料を古本屋が送ってきたカタログで偶然見つけた。小川氏は学徒動員で水島航空機工場で働いていた。この「軍事機密史料集」は当時の県の役人が持っていた史料を、古本屋さん経由で小川氏の手元に時を超えてやって来た。この史料によって、小川氏が働いていた航空機工場の概要が明らかになった。

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『水島機密文書史料集』の編著者・小川氏は、この実物の史料を市民の方にも見てもらおうと、倉敷市役所内の戦争展に展示してもらうために担当課に相談したところ、よい顔をされなかったそうだ。役所内の「機密文書」を公開することに、嫌悪感を示したらしい。結局、庁舎内での公開はできず、小川氏が独自に倉敷美観地区の「倉敷物語館」に交渉し、展示公開することに(8月8日~11日まで)。今回の史料は、当時の岡山県の職員が消却すべき史料を持ち帰って保管していたもの。所有者だった人物の名前も分かっている。当時の住所は判明したが、転居してその後は突き止めることはできなかった。

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新刊『歌集「桜剣」』の著者の娘さんは玉野市議会の議長。この議長の歌が、15年前に発刊していた本に載っていたのを偶然に見つけた。その本は旧北房町が一般公募をして、優秀作品を掲載した『新・万葉の歌「心」』という作品集。『桜剣』の制作時にどんな本にしようかと、この本をパラパラとめくっていたら、優秀賞に「河﨑美都」という名前を見つけた。「あれ?」っと思って名刺と照合すると、同じ名前。不思議なご縁。セレンディピティ! 歌集「桜剣」に続き歌集「深海魚」が刊行。そして今日、短歌集の出版相談で来社された。続くときは続く。

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岡山市中心部で自転車のレンタルシステム「ももちゃり」がスタートした。市街地に17カ所のサイクルポート(自転車の貸出・返却場所)があり、どこでも乗り捨てられるシステム。コミュニテーサイクルと呼ばれる。県立図書館に行く途中に、体験してみようと近くのポートで登録の説明文を読んでしばし立ちすくむ。「FeliCa」「ICOCA」などのカードは持っていない。持っていない人は、岩田町にある本部で行って登録をしなければならない。今度の土曜日にでも、登録の手続きをしてみよう。カードのない者にはハードルが高そうだ。

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電子書籍の相談をいただいた。2010年に「電子書籍元年」と騒がれて、早3年。キンドルやiPadが発売されたが、いっこうに普及は進まない。このまま電子書籍の時代は到来することはない、と思っている人は多いだろう。が、私はもう数年で、一気に進むと考えている。一気にというのは、ケータイからスマートフォンへの転換のスピードに似てくると思う。ケータイのままでいいと人がいるように、紙の本の愛好者も残る。タブレットを持って電子書籍を読み、これはと思う本は紙の本を買って本棚に飾る人が主流になる、と予測する。

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おかやま桃太郎まつり。花火大会は、今年で40回目。今年は子どもが少し大きくなったので、川原に降りて見物。近づいた分、迫力も増し満喫した。「うらじゃおどり」も今年は20回目。鬼ノ城で採火した魂火(おにび)で点火する。ここにこだわる主催者がすばらしい。毎年、この日が近づいてくると、県営グランド内のあちこちで、チームごとに踊りの練習をする若者たちをよく見かける。若い世代が積極的に取り組み、懸命に踊る様子を見ていると、鬼ノ城の温羅をモチーフにした「うらじゃおどり」が岡山に定着したなと感慨深くなる。

 夏こそカレー。書店でも、カレーのレシピ本を並べたコーナーを設けている。

 各地のダム湖の周辺を走っているという知人から『ダムマニア』という本があることを教えられた。取り寄せて読んでいくと、最後に「ダムカレー」の写真が載っていて、あ然とした。深く大きめの丼の中央に、ご飯でアーチ状のダムを築き、その片側にカレーのルーをダム湖のように溜めている。

 どこで食べられるのか調べているうちに、黒部ダムにちなんで長野県大町市に「黒部ダムカレー」というものがあることが分かった。平皿にご飯でダムの形をつくり、クリームコロッケやハンバーグ、ソーセージとサラダを添え、ルーには黒部ダムの湖上遊覧船に見立てたフライドポテトを浮かべている。

 さらに、その黒部ダムのある長野県内のカレー店「CoCo壱番屋」には、「ココイチの黒部ダムカレー」のメニューがあるらしい。立山黒部アルペンルートの全線開通に合わせてスタートする、期間限定メニューということだ。

 ダムなら岡山にもあるではないか。苫田ダムや成羽川ダムなどが。新たなB級グルメ「ダムカレー」を開発してもらいたい!

 ダムカレーの話をコフニストにしたら、「古墳カレーもあるよ」と教えてくれた。しかも元祖とか本家とかで、店同士が争っているとか。調べてみると、場所は大阪、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の近く。名物元祖古墳カレーとあり、登録商標済みだそうだ。なにやら壮絶な争いがあったことをうかがわせる。

 古墳カレーとは、大仙陵古墳の形を真似たもので、ご飯を前方後円墳の型に築き、周辺の周濠にみたててルーを流している。古墳から出土物をイメージした野菜やフライ、ハート型の目玉焼きなどトッピングしてあるようだ。カレーのルーに、キーマカレーを使用している店もある。

 これも岡山でできるではないか。場所は赤磐市。周濠のある巨大な前方後円墳「両宮山古墳」の近くがよい。ご飯は古代米か玄米に黍を混合。ルーには、赤磐市の特産である桃を加える。価格は少々高くてもいい。ああ、食べたい!

 造山古墳や宿寺山古墳では周濠があったとする説があり、吉備路周辺のお店でもよいのだが…。赤米を使うといいかな。

 特注で、上が円形で三角形状のカレー皿と、前方後円墳の形にご飯を盛る型をつくれば、できる。大阪の登録商標の問題があるから、私なら前方後円墳の形の淵にベビーウインナーを埴輪の代わりに並べ立て、大阪のものとは一線を画す。食べたてみたい!

 カレーをつくるのは、学生の頃から私の十八番。自分でつくってみようか……。ご飯を皿に盛ったら、バターナイフで古墳のように3段に造形していけば……。まてよ、ダムカレーの方が簡単か……。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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