『山田方谷ゼミナールVol.1』を方谷研究会が発行した。この研究会の会長は朝森要氏(元吉備国際大学教授)、代表は太田健一氏(山陽学園大学教授)で、2012年に発足。最近の「方谷ブーム」の中にあって、ムードに流されることなく、歴史学的に方谷の業績や足跡を研究していこうという会だ。事務局は吉備人出版内に置いている。
小社からは、2006年に『山田方谷の研究』、2008年に『山田方谷の研究2』という山田方谷研究会の会誌を発刊している(いずれも品切れ)。この山田方谷研究会は、方谷生誕200年の2005年に、坂本忠次氏(岡山大学名誉教授)が代表となって発足した。ところが、2011年に代表の坂本氏がに亡くなり、2012年から平野正樹氏(岡山大学大学院教授)が代表を引き継いで現在に至っている。
似た名前だが、「方谷研究会」は歴史学的研究、「山田方谷研究会」は財政学的研究という性格の違いがある。共に研究報告会(講演会等)を開催し、会誌を発行していく。
元々、地元には「高梁方谷会」「新見方谷会」という顕彰会があった。1997年には、岡山県の財政状況が悪化する中で、県庁職員が方谷の学ぼうと勉強会「山田方谷に学ぶ会」を立ち上げた。昨年から、「方谷さんを広める会」が高梁や倉敷をはじめ、関西や東京など各地に組織され、NHK大河ドラマ放映実現を求める署名運動が展開されている。署名運動は、7月現在50万人を超えているという。
これまで、高梁市長や岡山県知事をはじめ、岡山商工会議所など、政財界がこぞってNHKへ陳情している。岡山市や倉敷市、真庭市などで、方谷に関する講演会が開催され、ここ1、2年の啓蒙活動は目を見張る。今年になって、国会議員の平沼赳夫氏や逢沢一郎氏など岡山県出身の国家議員らを中心に「山田方谷の志に学ぶ国会議員連盟」も発足した。
これまであまり知られていなかった郷土の歴史人物に、たくさんの人が興味を持ってもらえるのは良いこと。ただ誇大した「聖人」としてではなく、史実に基づいた山田方谷の業績が伝わってほしいものである。
小社からは、2006年に『山田方谷の研究』、2008年に『山田方谷の研究2』という山田方谷研究会の会誌を発刊している(いずれも品切れ)。この山田方谷研究会は、方谷生誕200年の2005年に、坂本忠次氏(岡山大学名誉教授)が代表となって発足した。ところが、2011年に代表の坂本氏がに亡くなり、2012年から平野正樹氏(岡山大学大学院教授)が代表を引き継いで現在に至っている。
似た名前だが、「方谷研究会」は歴史学的研究、「山田方谷研究会」は財政学的研究という性格の違いがある。共に研究報告会(講演会等)を開催し、会誌を発行していく。
元々、地元には「高梁方谷会」「新見方谷会」という顕彰会があった。1997年には、岡山県の財政状況が悪化する中で、県庁職員が方谷の学ぼうと勉強会「山田方谷に学ぶ会」を立ち上げた。昨年から、「方谷さんを広める会」が高梁や倉敷をはじめ、関西や東京など各地に組織され、NHK大河ドラマ放映実現を求める署名運動が展開されている。署名運動は、7月現在50万人を超えているという。
これまで、高梁市長や岡山県知事をはじめ、岡山商工会議所など、政財界がこぞってNHKへ陳情している。岡山市や倉敷市、真庭市などで、方谷に関する講演会が開催され、ここ1、2年の啓蒙活動は目を見張る。今年になって、国会議員の平沼赳夫氏や逢沢一郎氏など岡山県出身の国家議員らを中心に「山田方谷の志に学ぶ国会議員連盟」も発足した。
今年9月には「山田方谷の志を学ぶシンポジウム」が東京で開催される。主催するのは「方谷さんを広める会東京本部」と「山田方谷の志に学ぶ国会議員連盟」。伊原木岡山県知事や岡山出身の歴史家・磯田史彦氏らもパネリストとして参加するようだ。
これまであまり知られていなかった郷土の歴史人物に、たくさんの人が興味を持ってもらえるのは良いこと。ただ誇大した「聖人」としてではなく、史実に基づいた山田方谷の業績が伝わってほしいものである。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
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岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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