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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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最近、書店の声をダイレクトに聞く機会が増えて、厳しい現状は肌で感じていた。この日の新聞では、書店に本を卸す取次店の経営悪化を伝えている。大手取次店も売上げは落ち込み、ピーク時の6割、7割という状況で、業界再編を予測している。書店の注文品を届ける日数を短縮できず、抑制すべき返品率の対応も十分でなく、従来の慣行のまま長年続けてきた。ところがアマゾンという外圧によって再編せざるおえなくなった。このパターンは黒船来航による国内の騒動に重ねて、この業界の「カノッサの屈辱」的企画が1本できるな。
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日々のタスク管理を、もう何年もテキストエディタでやってきた。やることを書き出して、済んだら×を付けて過去の日付に収め、残ったことは次の日に送る。これにgoogleカレンダーを組み合わせ、メモのための小さなノートを持つ。これが今のところのベストなスタイル。todoリストが膨大になって、ごっそり翌日の移動するのを、スマホのアプリでも使って仕事別に整理したいところだが、シンプルが一番と現状のままになってる。この日、タイムスケジュールの記入を止めることにした。
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里山の「登山詳細図」を半田山植物園と操山里山センターに置いてもらって3カ月。前者は後者の5倍売れていた。植物園では受付前のラックに入れて販売する積極的な姿勢。後者はセンター建物内の壁面に広げて貼り出してくれていた。来場者へのサービスを兼ねて掲示して販売していることにしているよう。販売の案内もない。同じ物を同じ条件で委託しても、売る姿勢が売れる部数の差になる。後者の幹部には最初から役所的体質を感じていたが、やはり数字にその違いが現れた結果だ。
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毎週この日は返品処理と掃除。返品のない日はホッとするが、大抵3、4箱程度はある。これでも数年前と比べると減った方。業界内でも話題になる返品率の高さの問題。これを下げるには、見計らい配本を止めて注文配本にするか、見本配本として数を絞り込み、追加注文を待つこと。出版業界は長い間、委託配本制による見せかけの売上げ数字に惑わされてきた。売れる実数に近づけると、数字が下がるのが分かっているので実行するには勇気がいる。実態に即して考えるべき時期だ。
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昨日から久しぶりに雨。スタッフ4人のうち2人がいない。この日は午前中は一人。デスクワークをこなして、午後からのスタッフと入れ替わりで水島へ直書店の精算。ついでに最近知り合いになったみずしま財団の事務所を訪問。この財団は、高度経済成長期にこの地区のコンビナートが原因で大気汚染が広がり、公害病認定患者との裁判の和解金で設立されたという。昨日夏至だったので、これからまた昼が短くなるぞ。
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「中国地方地域づくり等助成事業報告会」で、「おかやま自転車ネット」の活動発表をするために広島市へ。中国地方5県の中で助成金を受けた10団体が発表した。高齢化が進む中間山地や小さな港町で、地域づくりの取り組みを聞かせてもらった。地域の人たちが退職後に取り組んでいる事例が多い中で、若い人がUターンやIターンで地域に入って活動している団体が注目を集めていた。地域の疲弊を食い止め次世代に伝えていこうと、頑張っている人たちが各地にいることを実感した。
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梅雨なのに雨が降らない。全国的に水不足になっているらしい。日中は30度を超える日も次第に頻繁になりつつある。自転車通勤の朝は、東に向かって走るので、日差しを浴びる。アームカバーと手袋、キャップが日焼け対策。リュックを背負う背中に汗が流れるのが気持ち悪い。今日、帰宅して風呂に入る前にシャツを見たら、なんとヒートテック。暑いはずだぜ~。

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現在、岡山市が実施しているキャンペーン「伝説の岡山」の担当部局・政策局を訪ねた。するといきなり、それは広報課へ行って下さいと。広報課では「詳しいことは、広告代理店の担当者じゃないと…」、とのこと。あきれてそれ以上の突っ込みができず退散。岡山市長が頭に角を付けて、「桃太郎市」に改名するとインターネット上で宣言したキャンペーンは、市民に定着することも観光客の動員にもならず、1年後には忘れられて事業費1900万円は間違いなく消えていく。

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もう真夏の日差し。高梁市は猛暑日で、また日本一。この日は午後から総社の方面の直接取引の書店に向かう。車中、高齢者が運転中に熱中症で意識がなくなり電柱に激突というニュースを聞き、コンビニでお茶を買い水分補給。書店2件で在庫確認。「日本一周どんぶらこ」映画化のポスターを貼ってもらう。夜、「水島軍事機密史料集」を校了にして印刷所に入稿。

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『日本一周どんぶらこ』の著者から電話をもらっていた会合に出席する。映画化に協力をもらえるかもしれないという「ワタミ」の渡辺社長が来岡。氏は今度の衆議院選挙に自民党から立候補するとのことで、スピーチは完全に選挙モード。飲食店や農園、学校を経営したきた経験を生かして、国政にあたるのだそうだ。どう評価するかだが、国会議員を続けることを目指している候補者よりは良いかもしれず、国民を客に置き換えて何かをやり遂げてくれるかもしれない。映画化への協力もお願いしたい。

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この日も夕方から直書店で在庫調査。店主との話。「連休以降は悪いなあ。年輩のお客さんが多くて時代小説を増やしているけど、それ以外はねえ」。書店も厳しい。取次店からの通信でも、「取次ぎ出荷がここまで落ち込むとは…。需要の落ち込みが急速に始まっている感じ」とある。この業界は「アベノミクス」の圏外。これで秋には消費税アップかよ。

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出勤途中、県立美術館の「美作の美術展」に寄る。お目当ては、鍬形けい斎の「江戸一目図屏風」。スカイツリーにそのレプリカを展示している。地図と現実の風景を想像力で書き上げた俯瞰図は、江戸時代の人も驚いたろう。なにより200年しか経っていないのに、現在の東京の変貌ぶりにも驚かされる。もう一つは、同じ鍬形の「津山景観図屏風」。津山城から院庄まで、こんなに西に長く描かれていたのかと認識する。鍬形は鳥瞰図だけでなく、人物や魚類、植物の絵もうまい。さすがお抱え絵師。


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昨日は大山の夏山開き。『新ルート岡山の山百選』の納品に、登山用品を扱うアウトドアショップ「好日山荘」へ。平日の午後というのに、店内には靴を合わせている人など中高年のお客さんがちらほら。ある老舗書店の人が言っていた。退職した人はたいてい登山などのアウトドアスポーツをやっている。時間ができて、体力づくりを兼ねて始める人が多いのだそうだ。現役時代は仕事で、退職したらアウトドアで忙しく、それ以上の年齢になると目が悪くなる。若い人は本を買わないし、読む人が減った、と。むむむ~。
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ワールドカップ出場を決めたサッカー日本代表。ギリギリクリアーの印象だが、やはり本田の度胸はたいしたものだ。しかも本田は同僚に「結局は個が試合が決する。どうやって個を高めるか」と個の成長を促す。当たり前のことだが、努力をして結果を残している選手が言うと説得力がある。この本田の言葉を引用してしゃべった指導者は多いだろう。さて、私の注目は、日本代表より、ファジアーノより、サンフレッチェジュニアユース。
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15年ほど前にちょっとしたこと行き違い状態になっていたある取次店と関係が氷解。事情をしらない第三者のかかわりがあって、お付き合いが再開。会ってみると過去のことに触れることもなく、何事もなかったかのように、これからの前向きな話に集中する。そんなことなら、もっと早く和解できたのでは? いや、このタイミングだからできたこと。そんなもんだよなあ。これからよい関係を築いてこう。
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7月の参院選から「ネット選挙」が解禁だと。立候補予定者は、現時点で自民の石井正弘氏、共産の垣内京美氏、幸福実現の安原園枝氏、無所属の高井崇志氏。高井氏の無所属は、民主党では勝てないということか。石井氏は知事交代の駆け引きで、約束通りの立候補か。垣内氏はまったく知らない。安原氏とは…奇遇なことに30年前、結婚式に出ていんだよね、まさかこの党から政治家を目指すなんて…。「ネット選挙」になったのに、どこで演説をしたとか、どこの会合に出席したとかだけでは無意味。政治的主張をしてくれよ、選べないんだよ。
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版元ドットコムの会員出版社は188社(http://www.hanmoto.com/index.html)。北海道から沖縄まで、全国の出版社が加盟している。ここでは各出版社の本が送料無料で買える。購入申し込みがあれば、本を先に送って後払いで振り込んでもらう。最近また、各社に数冊の購入を申し込んでは金を払わない人物の情報がメーリングリスト上で交換された。「うちでも払ってもらっていない」「うちもひっかかった」と、被害のあった出版社が続出。ブラックリストに載ってる奴。悪い奴は、どこの世界にもいるものだ。
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コンペの不採用通知が届く。審査の内容は明らかにされないから、どういう理由でそうなったか分からない。負けたとなれば腹がたつ。コンペには、ほかに印刷会社3社が参加していた。パンフレットだから、デザインがお気に召さなかったのか。金額はうちが一番高かったはずだ。提案していたのは、パンフ制作後に向けた入園者の増加案だ。官公庁のコンペは単年度予算だし、担当者は数年で変わるし、年度をまたがる提案に応えられなかったのだ。それだから入園者は減り続けるのだ。と、愚痴るのであった。

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先週土曜日に、後楽園近くの旭川で、小学3年生の女の子(8)が溺死するという痛ましい事故があった。翌日曜日は小学校の運動会で、両親が開催を強く要望したと言う記事が地元紙にも載っていた。祖母が、弟(4)と二人を連れて来ていたという。事故の様子を想像し両親や祖母の気持ちを思うと、いたたまれない。わが家の小学生に、優しい言葉をかけてしまった。この日、梅雨に入る。まだ5月というのに。

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岡山県出身の議員が超党派で、「山田方谷の志に学ぶ国会議員連盟」を設立した。会長に平沼赳夫、副会長に江田五月、幹事長に逢沢一郎、事務局長に加藤勝信。設立総会の講演に、財務省の野島透氏が「山田方谷の思想を現代に生かす」の題で話したそうだ。仕掛人はこの人と確信する。方谷直系子孫という野島氏の官僚パワーはスゴい。政界財界の有力者を、強引に引き回しているように見える。

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セルフうどん店、カラオケ、点字ブロック、かき氷のミルク金時、卓球伝来…は岡山発祥という新聞記事。最初の4つは昭和。卓球は明治期に英語教師のガントレットが伝え、宣教師の来岡と関係する。小社の『門田界隈』にも詳しい。この英国人の妻は日本人の恒子。日本で「最初の国際結婚」だった。恒子の弟が童謡「赤とんぼ」の作曲者・山田耕筰で、耕筰にピンポンを教えてもらった。ちなみに岡山で最初に自転車に乗ったのは、女性宣教師アダムズだ、と私は思っている。『門田界隈』の編集時にその写真を見たから。

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小社の著者から、高齢者叙勲「旭日双光章(きょくじつそうこうしょう」の受賞を知らせていただいた。凡人の私にはピンとこなかったが、日本の勲章の一つで、国が授賞するもの。高齢者叙勲は88歳から。対象者は議員や教員が多い。ちなみに、勲章に対し褒章(ほうしょう)がある。天皇陛下が皇居で渡す。これには紅・緑・黄・紫・藍・紺の6種類のジャンルがある。緑の緑綬褒章(りょくじゅほうしょう)は社会福祉分野。紫の紫綬褒章(しじゅほうしょう)は芸能やスポーツで活躍した人。紅の紅綬褒章(こうじゅほうしょう)は人命救助の人。過去に、男児を救助した13歳の少年にも贈られている。ねらうなら、これだなぁ。

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コンペ案の締切り日。提出物の仕上げを2、3日で追い込んでいる。締切り前のバタバタ。見積書なども整えて何とか午後に届けてきた。今回は若いデザイナ―さんと組んだ。やり取りもテキパキと進み、言葉も普段はあまり聞かないカタカナの新語が多い。企画書の表現・デザインも新鮮。コンペの結果はどうであれ、また今度、頼もっと。いろんな世代の方との仕事をやっておくべきだ。

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深夜、Eテレで「アイスマン」完全版の再放送。総合のNHKスペシャルで放送し、Eテレで完全版を流して、さらにアンコール放送。確かに5000年前の冷凍ミイラを医者や科学者ら分析する番組「アイスマン」には驚いた。欧州で発見されたこのミイラは、生前にパンを食べ、ストライプの柄にしたおしゃれな毛皮を着て、腰痛を患っていたために「ツボ治療」を受けていたことなどが、判明する。5000年前だよ。2000年前の弥生人なんて、「新人類」「宇宙人」だ。

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夕方、岡山理大の「岡山学」研究会の例会に出席。毎年12月に開催するシンポジウムの内容と発表者を大枠決めた。昨年に続いて「瀬戸内海」がテーマ。次回からの例会では、発表候補者がミニプレゼンをして内容を詰めていく。「岡山学」研究会は今年、岡山県の文化奨励賞を受賞した。学長も出席して会の勢いもいい。来年は大学の50周年になり、記念事業にしていくという。

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岡山県内の市町村を紹介する「双六をつくらないか」と、提案をいただいた。わが家の1年生も、双六やカルタ、折り紙、あやとりなどは好きだった。子どもは新しいことに興味を持つ一方で、飽きやすい。「教育カルタ」などは県が作成して配布するようだ。ローカル局では「論語」教室の番組も始まっている。しかし、「平成子ども世代」の教育再生に、「昭和世代」の発想がどこまで有効か、やってみなければ分からないか。

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「棚を見てほしい」と新見市の書店から依頼があり、高速で新見市で降り、高梁市、総社市へと書店に寄りながら下った。地元だけあって「山田方谷」関連の書籍が動くと言う。途中、川沿いにあるJR「方谷駅」に寄ってみた。この駅の周辺は、藩政改革後に移り住んだ方谷の居宅と私塾のあった場所。偶然、テレビ局のカメラマンが撮影に来ていた。方谷がマスコミで取り上げられる機会は増えている。この日の高梁市は33.4度もあり、今月3度目の日本一のだったらしい。なにかとホットな備中エリア。

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80歳の冒険家・三浦雄一郎さんがエベレストに登頂に成功。このニュースに励まされる高齢者は多いだろう。「まだまだ私にもできる」と。高齢化社会の星だ。その新聞記事の脇に、三浦さんの記録破りを狙う81歳のネパール人のことが載っていた。このネパール人はこれまでも「世界初」の記録を打ち立てる三浦さんの記録を塗り替えてきた。今回も「最高齢でエベレスト登頂」に挑戦するという。「主」より「脇」の記事が面白い。

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書店さんから「新刊の配本が遅いので、どうにかならないか」の相談をいただく。お客さんから「遅い」とクレームがあったそうだ。大手取次店の流通システムからすると、この「遅れ」は致し方ない。客注を出して本がその店に届くのも「10日から2週間後」が当たり前だが、これも遅すぎる。結局、その書店さんは地元の取次店に切り替えることにした。「マス」の効率より、「ミニ」のきめこまかさが求められている。

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「吉備路自転車道」を調査した配布版「サイクルロードマップ」が届く。昨年、「おかやま自転車ネット」で調査し、助成金を使って印刷したものだ。自転車の安全走行と自転車道の利用促進を目的にしているもので、無料で配る。来月はパワーポイントで成果発表があるため、準備で慣れない作業を進める。午後は倉敷で出版相談会。倉敷市内の書店も回る。

プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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