最近読んだ足立倫行著『激変!日本古代史 ー卑弥呼から平城京までー』(朝日新書)が面白い。著者は、足立倫行氏は鳥取県境港市出身のノンフィクション作 家。著者が鳥取県にある弥生時代最大の面積を誇る妻木晩田遺跡の「保存活用検討委員会」の委員になったことで古代史に興味を持ち、各地の遺跡や発掘担当者 を訪ね歩いてまとめたもの。考古学や歴史学者などの専門家でなく、ルポライターならではの読みやすさがある。
特に興味深いのは、吉備や出雲の弥生時代や古墳時代に触れている部分。驚いたのは、地元岡山大学の考古学者・M準教授が楯築遺跡の被葬者を予測していること。楯築遺跡は『後漢書東夷伝』に出てくる「帥升」の墓だと思っていると。これにはビックリ。
半年ほど前に、炭素年代から奈良の箸墓古墳は卑弥呼の墓であろうと発表した東京歴史博物館のH教授が広島で講演をしたとき、楯築遺跡の被葬者は卑弥呼の前の世代の人物であろうと話していた。二人とも近いところを指摘している。
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執筆:金澤健吾
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方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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