特定機密保護法案の修正協議を聞いていると、野党はもう野党と呼べない。与党と合意する内容は問題解決にはほど遠く、合意したことだけを自慢している。機密の指定期間30年を、60年に提案するなど、どっちが与党なのか。60年など、生きているうちは知らせないということ。アメリカでさえ公開は25年だ。国家が国民に知らせない機密を持ち、野党が野党でなくなった時代のことを、六十数年前に反省したばかりではないか。
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ジョギングを前向きにするため、そうじゃ吉備路マラソンにエントリーした。登録しないと練習のモチベーションが上がらない。普段は、自転車で少しは足を鍛えてはいるが、走る筋肉と歩く筋肉は全然違う。プロの自転車選手・新城幸也が、東京にもどって地下鉄に乗って移動していると筋肉痛になる、と言うのは分かる。走ることに体を慣れさせていこう。身体検査も近いことだし。
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書店を数軒回っていると、売れている店、それほど売れていない店がある。なぜその違いが出るのか。あまり大きな声で言えない、ここだけの話である。店舗の条件はさまざまなので一概には言えない。が、それを承知で独断と偏見で言ってしまえば、弥生集落や古墳、廃寺のあったエリアは文化度が高く、売れている店が多い。メガストア店など例外はあるが、近世の干拓地などにある店とは「売れ」に違いがあるようだ。
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総社市の「きびじつるの里」に寄る。宿泊施設「サンロード吉備路」の背後にある鶴の飼育施設。今年の春、タンチョウのひな1羽が誕生した。鶴の写真コンテストを実施して写真が集まり、宣伝物の製作を検討しているという。この施設は10年前にオープンし、これまで5羽をふ化させて現在11羽を飼育。県下には後楽園や自然保護センターなどに64羽いるそうだ。人や予算の削減でふ化をさせる数が減り、タンチョウ社会も「少子高齢化」ということだ。
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産婦人科医で、機関誌と書籍へ収録するため、2本の対談を続けて収録。前半のテーマは「ネット時代の子育て」。ゲーム機やスマホが普及し、依存症などが社会問化している。どの家庭でも、させるか、させないかは、関心が高い。結局、年齢に応じた時間制限は必要のようだ。後半は「10年後の孫育て」。10年前はミルクを勧める祖父母が多かったが、最近は母乳育児が周知され、ガチガチになりすぎているとか。ほんと、10年は一昔。
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今年の流行語がエントリーされた。やはり「じぇじぇじぇ」「倍返し」「今でしょ」らが印象的だ。印象的だが、自分で流行語を使うことはない。流行語に敏感であることは必要だと思うが、言った後の場が悪い。恥ずかしい。ダジャレを言って滑り、場がしらける感じだ。ネット上で「なう」を1度も使ったことがない。とはいいながら、「今でしょ」はブログで1度だけ使ったかもしれない。なぜ使ったのか。無意識で使ってしまうのが流行語か。
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米大リーグのワールドシリーズを制したレッドソックス。上原投手の活躍がすばらしかった。茶髪やヒゲを禁止して身だしなみを重要視する西部の伊原新監督は、「もみあげをさっぱりさせてからよくなった」と思っているだろう。楽天が日本シリーズ優勝。田中投手はほんとにすばらしかった。星野監督は2度目の倉敷市民栄誉賞を授賞。野村元監督は「マー君を育てたのはだれなのよ」と言うだろう。ノムさんのボヤキを聞きたかった。
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宮脇書店原尾島店が売り場面積を倍の180坪にしてリニューアルオープン。郊外型の大型ショッピングセンター内にある店舗。店内のレイアウトが変わっていても新しさはなし。隣はパチンコ屋。駐車場はいつもいっぱい。近くを通ったので3階の西の端の書店に寄ってみた。フランチャイズ経営だった書店が、本社直営になった。店長は高屋店や備前店、邑久店などを経てこの店に店長に。店内は女性客が中心。『コメ読本』の補充注文をもらう。
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食品偽装の問題が広がっている。リッツ・カールトンや阪急阪神ホテルなど超有名ホテル、三越伊勢丹や西武・そごうなどの有名百貨店で、肉やエビ、カニなどを偽装。サーロインステーキに牛脂を入れた肉が、伊勢エビに外国産のエビが使われていた。東京や大阪の店舗までは他人事だったが、岡山髙島屋でも発覚し、グッと身近じかになる。それなら天満屋も…。もしそうなら、問題は知事に及ぶのではと、余計な心配をしてしまう。
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新刊がほぼ同時に3冊。『それでもケロッと』(文・やましたゆうこ氏)。ほぼ10年かけ、第3弾完結編が出た。クスッと笑えるエッセイ集。『青史4』(小林源蔵氏)。廃刊した「倉敷新聞」の1面コラム「青史」を年次でまとめている。平成元年~平成4年の4年分の約260編を収録したシリーズ第4弾。下津井電鉄が廃線になり、倉敷にチボリ公園誘致が話題になっていたころだ。『18世紀岡山藩の文明化』(中野文彦氏)。定価5000円。少部数の刊行で、発行と同時に残部僅少。即、品切れに。
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「赤米大使」の歌手・相川七瀬氏が、総社市新本の本庄国司神社の神田で、小学生らと稲刈りをしたニュースが流れた。相川氏は、田植えと稲刈りに毎回足を運んでくる。今年は、この赤米の稲刈り行事がに、赤米行事が伝わる長崎県対馬市長、鹿児島県南種子町の関係者も参加。総社市長らと「神事の継承」をテーマに座談会が開かれたという。このタレントのおかげで、数年前まで細々と続けられてきた地味な赤米行事がメジャーになっていく。
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制作している書籍の内容調整のため、考古学者の遺族宅を訪問。発掘成果の表面だけを取り上げて自説の補強に使われるのは、誤解を受ける。どこまでが考古学的成果で、どこからが自説かを明確にすべきとの見解を聞く。現状では、考古学者の業績を傷つけかねないと、不適切と思われる表現の指摘を数カ所受ける。考古学者は、戦後すぐに正しい歴史を取り戻すために、発掘による出土物からの科学的な歴史に取り組んできた。戦前の「高天が原」や「神武東征」のゆがめられた歴史観を批判し、「記紀」などの文献史学と一線を画してきたと。話し合いは夕方に始まり、3時間を超えた。
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夕方、「岡山学」会議。この日のプレゼンは国交省の方。かつての高度成長期に、コンクリートに使う砂を瀬戸内海の海底から採取していた。現在はその復元のために、河口付近に溜まる砂を浚渫・移動させ、海底で消滅した藻場を復活させているという話。毎年データをとりながら、生態系を元にもどしているという壮大な事業。一般にはまったく知られていない。大学の研究者らは、海底の地形に興味があるようで、情報の共有を求めていた。
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月に2、3冊出す珍しい出版社があると聞いて、長野県の製本屋さんが営業に来られた。夕方の定例会議で、11月の刊行点数が10点になることが判明。わが社は年平均25点~30点なので、月2、3点。10点は単月の発刊点数としては過去最高か。今年は前半の点数は少なかった。書籍の制作は数カ月かかり、1年以上かかるものもある。並行して制作される中で、後半になって自然と集中してきた。新記録を樹立しようとしているのではない。
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図版の使用許可を取るため考古学者・寺沢薫氏に連絡。出版社から、ご本人が描いたスケッチ1点は、直接許可をもらうようにと電話番号を教えられていた。寺沢氏は名著『王権誕生』の著者。ヤマト王権誕生に、吉備の影響の大きさを指摘する。元々シンパシーを持っていた方。最近では、奈良の纒向遺跡近くに古代史の研究機関・纒向学研究センターを置き、地域研究学「纒向学」を提唱している。自宅に連絡すると快く承諾をいただき、さらにファンになる。
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村上龍のテレビ番組「カンブリア宮殿」。岡山市にあるナカシマメディカルの社長が登場した。船舶用のスクリューを製作するナカシマプロペラが子会社で、人工関節をつくる。造船不況があった中で多角経営を模索し、成功したのがこの事業。プロペラを磨く技術を生かしている。人工関節は、欧州メーカーのシェアが7割りと高く、あぐらをかくなど座る習慣のある日本人向けの関節を目指しているという。この社長さん、うちの集合住宅の住人。
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吉備人出版代表・山川が、岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。朝一で岡山市が記者発表をしたと連絡があり、すぐに山陽新聞者から電話があった。この賞の歴代受賞者は歴史学や生物学、心理学、農学、医学など研究者の方々。ある意味、今回の受賞は、今までになかった「出版」の分野で獲得したことが快挙。出版社とはいえ一企業で「本づくりはまちづくり」を提唱し、「出版」を一段階上に押し上げたのも評価されたのだろう。
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岡山市中心部にある西川緑道公園。自転車ネットのイベントで、この西川をさかのぼって源流まで走った。現在の西川の水は、旭川の2カ所から取り入れている。1カ所は三野浄水場の近く。流量も多く、水がきれいで小魚も泳ぐ。もう1カ所は上流の玉柏、大原橋の近くだ。市街地の西川は江戸初期に整備されているから、この取入れ口付近の立派な石組みは当時のものも。ここまで約9キロ。この季節、川の流れに沿って走るのは気持ちいい。大いにリフレッシュ。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。