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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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7月×日
左の薬指に小さな赤い突起物のようなものでき、近所の皮膚科医に行ったら総合病院の専門医に診てもらうようにいわれ、紹介状を受け取った。受け取った封筒の表書きに、「整形外科 外来担当先生御侍史」とあった。「御侍史」って何? と思って調べてみると、「おんじし」と読み、医師の宛名書きに使う尊称ということだ。「様」の代わりに使う医療分野の業界用語で、常識らしい。もとは侍史とは、貴人仕える書記(右筆)のことで、 崇高な人には直接渡さずに事務方を通じて差し上げるという意味があるとか。どんだけの貴人なの、という感じ。医師への紹介状は、単に病状を書いた手紙にあらず。
7月×日
総合病院の整形外科を受診した結果、診断は毛細血管拡張肉芽腫(化膿性肉芽腫)。「肉芽腫」と、腫瘍の「腫」と付いているところが不安を煽る。指に外傷が付き、そこが盛り上がり、当たって皮膚が傷つけば出血していた。小さな突起物は触れると痛みがあり、そのままだと取れないらしい。切除が望ましいといわれ、次週に手術をすることになった。小さなトゲのようなものが刺さったようだが、それで手術になるとは…。身体が細胞レベルで老化してきているのだろうか。ここは医師の言うなりにしておこう。
7月×日
新聞によると、全国4位の大きさを誇る造山古墳の内部構造を、物質を透過する素粒子・ミューオンを用いて「透視」して調査をするという。ミューオンが何か分からないが、内部構造というのだからには、後円部の石室や石棺の位置、石室の大きさ、銅製品や鉄製品など副葬品の種類なども分かるということか。掘らずに考古学的成果を得ることができれば、それに越したことはない。早ければ2020年度中にも調査を開始するという。この調査に成功すれば、宮内庁管轄の巨大古墳もやってしまえばいい。長いこと生きていると、楽しみがあるものだ。
7月×日
3年前に仕事をしたイラストレーターに連絡をしたく、電話をしても通じなかった。「受け取ったら連絡をください」と手紙を出して、3カ月ほどそのままになっていた。返送されてこなかったので、転居をされているのだろうと思っていた。この日、大阪にいるという娘さんから電話があり、昨年に癌で亡くなったという。まだ50歳すぎ。体調が悪くなって医者に診てもらったときには末期と診断され、抗癌剤の投与もしなかったという。3年前、忙しくて毎日ひたすら描いていると話していた。連絡がなかったので、嫌な予感がよぎっていたのだが…。ご冥福を祈るばかりである。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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