忍者ブログ
吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
<< 03  2024/04  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    05 >>
[634]  [633]  [632]  [631]  [630]  [629]  [628]  [627]  [626]  [625]  [624
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

8月×日
FMラジオでピーターバカランが進行役の番組「ウイークエンドサンシャイン」。前週土曜はサマースペシャルで、4時間30分ぶっ続けで1971年の洋楽を流していた。とても全編を生放送では聞けないので、聞きのがしアプリでこま切れに聞いた。マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」を全曲かけるなど、ピーターバカランの番組じゃないとやらないだろう。50年前の曲だが、よく聞いてきたなじみの曲。70年代の洋楽は作る側も聴く側も熱量が違っていた。部屋を移して、ほったらかしておいたプレーヤー機器をアンプに接続し、再びアナログのレコードが聞けるようにした。
8月×日
企業の古い資料をアーカイブするために預かった古い新聞をめくっていたら、昭和60年3月16日の新聞に、岡山駅前にあるピーコック噴水が「午前9時、管理している市公園課の職員がスイッチを入れると、531本の円形ノズル、90本のアーチ形ノズルから青空に向かってサーツと水しぶきが……」と写真付きの記事が載っていた。冬の間は休んでいた噴水の噴射を始めるという記事だった。この噴水は、吹き出す水の様子は羽を広げたクジャクのようでピーコック噴水と呼ばれる。昭和50年に設置されたが、岡山駅前に路面電車を乗り入れることが決まっており、撤去が決まっている。古い資料は、当時と今をタイムトリップさせてくれる。
8月×日
岡山の古い特産品を探していたら、岡山藩の地誌『備陽記』に「備前国ヨリ出ル名物之事」として、白魚、鯉、くらげ、牛房、ハイ貝、どぜう(どじょう)、海老、イカ、茄子、人参、産物・初米、焼米、箕、芹などが書かれていた。ほとんど採れなくなっている。採れる場所も違う。芹は、岡山市の「雄町の冷泉」で知られる雄町で採れていたが、今は栽培する農家はなくなった。かつて備前地域で作られていたカボチャの在来種「備前黒皮南瓜」は、復活させる市民グループができて栽培を始め、レシピの紹介などをして消費拡大に乗り出しているそうだ。販売店を増やし、地元のホテルやカフェで天ぷらやパンにして提供しているそうだ。途絶えていた伝統野菜が見直して栽培する人がたちいる。すばらしい。
8月×日
山陽新聞の連載コラム「フィルムは語る~社史を彩る1枚」。1回目は天満屋では、昭和43年のバスステーション建設中の写真を掲載し、関係者の話を記事にしている。2回目は中国銀行。昭和9年に来襲した室戸台風で県庁通りに洪水が押し寄せ旧本店が浸水した写真を載せ、その後の関係者を取材している。古い写真を前に、当時を知る関係者は当時を思い出し、語ることは多いだろう。企業アーカイブで預かる古い写真や当時のカタログ、業界紙の記事などを見ていると、関係者に話を聴いてみたくなる。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
最新コメント
[09/02 おおもりひろみ]
[02/26 岡山商科大学はあなたの夢を叶えます!]
[09/04 r1pb1jm142]
[05/20 omachi]
[12/23 やぶひび]
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
(09/15)
(04/01)
(04/08)
(04/15)
(04/24)

Copyright (c)ほぼ週刊 編集日和 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by Pearl Box  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]