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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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12月×日
「晴れの国おかやま検定」の受験の申込み締め切り(12/7)は過ぎてから、社員が団体で受験することになったと、有る企業の人事担当者から100冊を越える「おかやま検定公式参考書」の購入申込みがあった。来年に増刷する予定でいたところに、このタイミングで100冊が必要になるとは。在庫が足りない。市中の書店には70冊ぐらいはあるという情報もあった。人事担当者に書店で買うか、こちらでゲラを出力してクリップで綴じた物なら実費で提供できると提案していたら、社員に同じものを平等に提供できるからと、すべてコピーしたものでの購入申込みがあった。1部110枚のコピー用紙に出力して納品。試験日は2月7日で、1カ月と少し。最初から勉強するには時間が足りないはず。でも、受験するからには頑張ってほしい。
12月×日
第3回選考会で、設立25周年を記念して募集していた「ほんとまち大賞」の受賞作品が決まった。野鳥の紹介をテーマにしたフォトエッセー「鳥好きの独り言」(小林健三氏)だ。応募作品は自分史、小説、詩集、写真集、絵本、評伝、事典など33作品の応募があった。その中には、応募資格や応募規定に逸脱する作品を外し、吉備人出版の刊行物としてふさわしさを検討する中で「鳥好きの独り言」となった。30年ほど前、生活情報誌に週間で、鳥を紹介するコラムを連載していたことがある。野鳥の会の方に写真を提供してもらい、毎回1種類の鳥の話を聴いてまとめるというもの。半年ほど続けたように思う。野鳥の会の方は独自のこだわりを持ち、鳥の細部への観察眼を持っていたのが面白かった。どんな書籍に仕上がるか、楽しみ。この「鳥好きの独り言」(仮題)は、小社から来年6月に出版する予定。
12月×日
総社市が毎年開催していた「総社観光大学」が10回を迎え、書籍化することになり、編集作業を進めていた。「古代吉備」の中枢地、「赤米」栽培の継承地、「雪舟」誕生の地、神楽の演目「吉備津宮」にもなっている伝説など、総社の魅力を各分野の専門家が解説する「総社観光大学」の10回目の講座を収録している。ただ、「序章」の総社市長の講演は、第2回のときの講演を掲載している。この序章は、「総社市民の一人ひとりがこの地域の観光資源を見直し、総社市の内外に情報発信をしていこう」という主旨だが、市長が最初の市長選挙に落選し浪人時代のエピソードが書かれており、面白い。講演原稿をリライトするときに「ここまで書くとまずいのでは」と忖度して調整し、市長の判断でまずいとカットするだろうと思っていたら、そのまま原稿が返ってきた。1月末の刊行予定。「序章」に注目。
12月×日
今年は新型コロナの1年だった。最初の感染者から1年近く経つが、終息するどころか増加傾向だ。東京都は1日の感染者数は1000人に迫る。岡山でも12月にクラスターが発生し、100人を越えた日も出た。国内の感染者は20万人を越え、死者は3500人に迫る。世界全体で8千万人を超え、死者は180万人。最近ではイギリスや南アフリカなどでコロナの変異種が感染拡大しているという。国内の医療崩壊は目前の「ようだが、政府の対応が鈍すぎておぼつかない。来年は、オリンピックどころではないように思うが、言い出しにくい雰囲気。オリンピックの予算もイージス艦の購入予算も、早くコロナ対策に回せばと思うのだが……。
さて、今年の出版点数は昨年並み。担当した書籍のうち特に印象的だった3作品を挙げるとすれば、『林源十郎商店物語』『高梁川東西用水組合100周年記念誌』『届け!この思い 西日本豪雨から2年 災害と─コミュニティFMラジオ─』。最初の2つの記念誌は数年かかって刊行でき、感慨深い。3つ目は高校の同級生との懐かしい再会があった。
今年も多くの方のお世話になり、出版活動ができたことに感謝しかない。ありがとうございました。来年も地域を見つめ、「残す本」づくりに邁進していきたい。
コロナの疫病が早く退散して、皆様にとって良い年になりますように。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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