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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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1月×日
シリーズで刊行している講演集を編集中。その中の講演の一つに、日本で最初に国産の蒸気自動車を走らせた山羽虎夫の話がある。山羽は自動車を自作し、明治37年に岡山の天瀬から三蟠までの約6キロを走らせた。20年前に小社で発刊したマンガ本『劇画郷土の歴史 おかやまの交通・今昔物語』で、この山羽虎夫を紹介した。テレビ局とタイアップした本で、制作した本は小学校などに謹呈している。現在は品切れで、図書館にしか残っていない。このマンガ本を制作するときにシナリオのようなものを作成するために資料を集めたことがある。あのとき、山羽虎夫はエンジンをつくる技術をどうして持っていたかの疑問があった。今回の講演集で判明。山羽虎夫は、岡山市の表町3丁目で生まれた人。表町商店街連盟と天満屋は、山羽式蒸気自動車を路線バスに仕立て、市中心部を走らせることを検討しているという。歴史は、まちづくりの未来に役に立つ。
1月×日
10年前に小社から刊行した『吉備考古論考集』(葛原克人氏)に書かれていることが、気になって仕方がない。葛原氏は県古代吉備文化財センターの所長を務め、ノートルダム清心女子大の教授になられ、倒れて亡くなられた。同文化財センターや同大学の研究室にも何度かうかがい、打ち合わせをしたこともある。本書は亡くなって7回忌に、いろんな媒体に書かれていた氏の論文などを集めて刊行した。氏がお元気なら、本書に書かれていることについて、質問したいことが多々ある。例えば宮瀬川や甚兵衛塚について。読めば読むほど疑問が湧く。63歳で亡くなられたのはあまりにも早い。亡くなって16年が経過するが、研究を続けておられたら吉備の考古学にいくつも新しい知見を出していたはず。ほんとに惜しい人だ。
1月×日
前日に『土砂災害に備える 命を守るために知ってほしいこと』を納品。この日の午前中は、印刷所と待ち合わせて新刊『総社観光大学』を総社市に納品。午後は、岡山市内の某教育機関にお勤めの著者に、私家本を届けた。この時期は刊行が重なる。前の2冊は書店に流通させるが、私家本は個人的なものとして流通はしない。この私家本の著者は勤務した15年間を振り返り、何を考えてきたか、実践したことやできなかったことなど、これまで書いてこられたことをまとめられた。公になっていない裏話や機関紙に載せた記事、挨拶文なども記録として載せている。ご本人は「広く読んでいただくことを想定して書いてはいないが、隠すほどのことでもないので読んでもらえればうれしい」と。いずれにしても、残しておけばご本人にとっても、関係者にとっては貴重な史料にもなるはず。
1月×日
世界感染者数1億人、死者数223万人。アメリカでは、新型コロナ感染症による死者が30万人を超え、第二次世界大戦の死者数を超えた。日本の感染者数39万人、死者数5700人。東京都では1月に感染者数が最多を更新して1日に2447人の日も。11の都府県で緊急事態宣言。最近は変異ウイルスが広がっているという。岡山では各累計2344人、死者23人。社内では、応接テーブルに飛沫防止用にセルロイドのパーテーションを設置。マスクを購入してスタッフに1箱を配布。車で出かける機会が減っているため、車の1カ月のガソリン代が初めて5000円を切る。マスクをしていると息苦しく、言葉数も少なくなる。都市部の非常事態宣言の延長は確実。後手後手の施策。社会に閉塞感が漂い始めている。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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