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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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成人の日で祝日。福武教育文化振興財団フォーラム「ここに生きる、ここで創る vol .3 」に、子連れで参加。入場すると吉田牧場のチーズやタルマーリーのパンなど「ウェルカムフード」をいただく。UターンやIターンで、岡山で物づくりに励む吉田全作氏(チーズ職人・酪農家/吉備中央町)や大島正幸氏(家具職人/西粟倉村)らの話を聞く。中盤の苦労話の段階で、子どもが「限界。もう帰ろう」と。「もう少し待って」を数回続けたが、しばらくして、後ろ髪を引かれながら途中退散。
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山陽新聞の1面に全3段広告を掲載。昨年1年間に発刊した全43冊を掲載。過去最高の刊行点数。印刷会社からの持込み企画があるものの、多すぎる。出版社が本を出せるのはよいことなのだが、印刷部数を減らして刊行点数を増やす、不況下の出版業界の傾向とも重なる。「たくさん出すね」と声をかけてもらうが、一概に褒められたことでもない。掲載主旨は、出版した本の情報を読者に知ってもらうことと著者への感謝。この時期の広告掲載は恒例となりつつある。
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今年は吉備人出版の発刊20周年。そこで20周年企画として、広く一般から作品募集をし、最優秀作品を出版する「ほんとまち」大賞を実施する。作品内容は、随筆やルポルタージュ、写真集、絵本、詩集などオールジャンル。募集期間は5月1日〜7月31日。詳しい募集要項は今月下旬に発表。ちなみに、15周年の作品募集で最優秀作品になったのは、『愛だ!上山棚田団−限界集落なんていわせない!−』だった。PR用のフライヤーデータを印刷所に出す。
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『吉備邪馬台国東遷説』を著者宅に納品。闘病中に原稿を執筆されたこともあり、入魂の作。歴史学者ではない分、考古学的成果や文献、在野の研究者の説を駆使して、一概に否定できないバランスで大胆に論を組み立てている。九州か畿内か、学会でも決着していない邪馬台国の所在地論争。最近は山陰や近江など、各地で「ご当地邪馬台国論」が出ている。吉備には弥生後期の日本最大の墳丘墓・楯築遺跡などもあり、名乗りを上げる意味は充分にある。本書をきっかけに古代吉備に関心を持つ人が増えることを望む。
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阪神大震災の日。19年前のこの日の早朝、地震で目が覚めた。時間を追って報道される被害の大きさは衝撃的だった。死者約6500人。3年前の東日本大震災では、死者や行方不明者は2万人近い。亡くなった方々のことを考えると、昨年読んだ『想像ラジオ』(いとうせいこう)を思い出す。この小説はラジオ放送に置き換えて死者との交信を淡々と書いており、読んでいるうちに泣けてくる。近親者を失うと、死者と心の中で対話することがある。震災で亡くなった方それぞれに家族がいたわけだし、心に響く。合掌。
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小学校の参観日。学校参観には、お父さんも参加する家庭が多い。若いお父さんに混じって2つの教室を回った。子どもが通う学校は現在、校舎の耐震化による建替えで取り壊し工事中。校舎の一部はプレハブ。といっても最近のものは構造がしっかりして頑丈そう。教室には暖房器具も入っている。運動場は資材の運搬などのために柵を設け、その分が狭くなっていた。岡山県内の公立小中学校の耐震化は78%、全国的には42位で遅れているとか。震度6以上で倒壊の危険がある建物は95棟もあるそうだ。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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