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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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6月×日
全国で緊急事態宣言が解除された。国内の感染者は約17000人、死者は約900人。世界では約660万人、死者は39万人。アメリカやブラジルでの勢いは衰える気配はないようだ。日本は緊急事態宣言が解除されても、都市部では新たな感染者が出ている。岡山県の感染者数は25人のままで、5月11日以降に患者は発生していない。県内は収束しているように見えるが、県外からいつ入ってくるか分からない。わが社では来社氏名を記録し、接客にはマスクをして対応。外から帰ってくるときには手洗いをしている。暑くなってきたのでクーラーをするときは、窓を少し開けて風を入れ換気をしている。勤務は通常になっているが、コロナ対策は続く。
6月×日
外出の自粛が広がる中で、図書館からオンラインで朗読をするために許諾の問い合わせがあった。全国的にも、各地の図書館から出版社に問い合わせが殺到しているという。図書館内での読み聞かせに許諾は不要だが、オンラインでの朗読となると、著作者の了解が必要となる。配信されると無制限に拡散するリスクもある。著者の意向を確認するため、絵本の著者に連絡をしていった。ほとんどの方が、自分の作品が多くの方に知ってもらえるならと、快く承諾してくださっている。
6月×日
小社から刊行している書籍『笑顔の教育学』。著者の通夜にうかがった。享年90歳。このマンガ本は全編が4コマ・マンガ」と短いエッセイで構成され、70編の「4コマ・マンガ」だけを読んで子育てのエッセンスを会得できるという内容だ。この「4コマ・マンガ」は前の新聞社で連載をお願いしていたもので、著者とは30年以上の親交がある。本書の刊行時に巻末に「ハッピー7カード」を加え、吉備人設立後の早い段階で刊行し、著者が教育講演会に招かれて公演後に販売して版を重ねてきた。ここ数年は施設に入居されてお目にかかる機会はなかった。帰りに参列者に配られた袋には、会葬御礼と『笑顔の教育学』上下巻の2冊が入っていた。嬉しいやら悲しいやらで泣けてきた。
6月×日
昭和10年代、林源十郎商店がコレラのワクチンを売っていた。新刊『林源十郎商店物語』の巻末資料にその新聞広告が載っている。広告コピーは「悪疫予防は内服ワクチン」「チブス(原文のママ)、赤痢、疫痢等の恐るべき悪疫も内服ワクチン服用で簡易に予防出来ます」「奉仕的廉価」「毎朝一回、三日間服用スルノミテ迅速ニ免疫成立ス」。林源十郎商店は戦前、薬品の製造もしていた。林源十郎商店は現在の薬品の卸業・株式会社エバルスに引き継がれている。『林源十郎商店物語』の編集委員会の方は、「もし戦争がなければ今頃は大手の製薬会社になっていたはず」という。もし、あの戦争をしていなければ、今回の新型コロナウイルスのワクチン製造に一番乗りをしていたかもしれない。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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