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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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工事中
6月×日
先週、社内の模様替えのために、デザイン会社の見学会をした。私は都合で留守番をしたが、行ったメンバーはすっかり模様替えモードでテンションが高い。私だけ平常モードで乗り遅れた感じ。それもよくないと、そのデザイン会社に勧められたという『図解トヨタの片付け』に目を通す。見開きにテーマごとに図解化した分かりやすい内容だ。自社の模様替えのイメージは湧かないまま、強く共感したテーマが「人を責めるな。システムを攻めろ」。名言!、と感心していてるばかりではよくないので、後日、そのデザイン会社に行って見ようか……。とりあえず机の上と、周辺に置いた物の整理をしていくことにしよう。
6月×日
事務所前の廊下に積み上げていた担当著者の書籍が入った段ボール3箱を、手押し台車で内山下倉庫へ移動。県庁通りを渡ると、ビルの間の路地を通る。内山下倉庫のあるビルまで来ると、甘〜くて、いい匂いが漂う。砂糖を焼いたような香りの発生源は、超人気洋菓子店の「モールアルト」。店の表の県庁通り側ではそれほど匂わないが、裏通りの狭い場所に、焼いた菓子の熱気を排出している。その辺りは濃い甘さの香りが沸き立っている。ここは岡山の隠れた名所。段ボールを倉庫に納め、帰りには珈琲豆の焙煎屋さんで挽いたコーヒー豆を買って帰社する。至福の香り散策コース。
6月×日
この日の廊下にあった新刊の防災教育絵本『土砂災害とひなん』450冊が取次店の注文数通りに出荷すると足りなくなることが判明。急きょ、絞り込むことに。図書館流通センターからの注文は昨年を超えていた。午後に届いた新刊『しろさんのレモネードやさん』1000冊も、取次店の注文数通りに出荷すると足りない。岡山と関東圏でマスコミの露出も多い。この日はNHK「おはよう日本」首都圏でも紹介された。結局、夕方、著者から仕入れることに。1日にこんな部数で搬出の話になることは、近年珍しい。絵本がスゴイ! 絵本のクセがスゴイ!
6月×日
県立博物館で開催中の「サムライアーマー甲冑」展に、学芸員の解説が始まる時間に合わせて行く。館内では解説担当の学芸員の周辺に群れができていた。刀や甲冑はブームらしい。私のお目当ては、今回初公開の山田方谷の甲冑といわれる足守藩木下家の甲冑。博物館を出ると、女性だけの美術団体「アート・SUN」展を開催していた天神山文化プラザへ。この美術団体に書店の店主が参加し、30年の歴史に終止符を打つ最後の展覧会となると聞いていた。会員の高齢化などで活動を終えることになったそうだ。小さな文化活動が、地域の文化をつくっていくのに残念。
6月×日
日曜日は、テレビ局スタッフとファジアーノ社長の取材同行。この日はファジアーノ岡山VS横浜FCの試合で、夕方からキックオフ。昼過ぎから取材を開始。社長は12年務めた初代社長と交代したばかり。取材場所はスタジアムの上階のVIPルーム。広いガラス窓の眼下に、ピッチの全体が見渡せる。体育会系の若い新社長は声の通りがよく、撮影はテキパキと快調に進み短時間で終了。ファジアーノ発足から12年。試合日にはおそろいのユニホームで観戦に向かう家族連れをよく見るようになった。地元企業のトップが社会貢献をファジアーノの応援を挙げるのを何度も聞いた。ファジアーノの活動が根付いてきている。
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工事中
6月×日
取次の搬入部数が増やせない。新刊を日販やトーハンの取次店に渡す部数が通常は数十部。特に少なくなったトーハンは、スーパーマーケットにある書店にはみはからい配本をしない。注文がないと配本しないことにしたという。書店側の要望なのか、取次店の判断なのかは不明。「初回の配本は3冊まで」と、伝えられている書店もある。シリーズ本を多めの部数で希望すると、前回データを元に部数を減して返ってくる。数百冊の新刊を配本できたのは昔の話。初回の搬入部数は少なくても、補充注文してもらえる書籍と販促が望まれる。
6月×日
絵本『しろさんのレモネードやさん』の取材にテレビ局のチームが来社。といっても、カメラマンとディレクターの二人。出来たばかりの絵本を撮影し、出版社社長のコメントをとった。この絵本のタイトルの「しろさん」は小児がんで、闘病している小学4年生の男の子。小児がんのことをたくさんの人に知ってもらおうと、この絵本を考案。この絵本作りから販売まで多くの人がかかわっており、今後の展開に期待している。この日のテレビ取材は、夕方のニュース番組で放映された。
6月×日
体の不自由な方が出版相談で、若い友人と一緒に来社。50歳代というその方は、今まで生きてこられたことや周囲の人への感謝の気持ちを本にしたいと、手書きの原稿とその原稿に書かれている鳥などの写真を持参された。聞き取りにくい言葉を通訳してくれる、同行の若い友人の方も、友人の思いを実現するお手伝いをしておられ、その姿にも深く感心してしまった。上限の予算もうかがい、その範囲内で希望に沿うようにしてあげたい。
6月×日
初校ゲラを著者に渡して1年経過し、著者の校正紙が届いた。まえがき原稿を書くということだったので、ひたすら待って1年。この間に、2、3週間に1度、電話で出来具合をおうかがいしてきた。その度に「もう少し」「原稿が長くなっている」「いい原稿ができている」との応答があって、前月に「できた」と持参してくださった。その内容は「まえがき」とはかけ離れたもの。別の書籍の原稿にするということで一致し、ゲラの校正に専念してもらうことに。1年が経って、今から再スタート。
6月×日
今週はずっと咳が止まらない。家では「伝染しないの?」「悪い病気?」「肺炎じゃない」などと非難の標的。隔離される羽目になり、土曜日になって病院へ。初診だったので尿検査、血液検査、レントゲン撮影などをされ、なぜか身長と体重も計測。肺はきれいで異常はなく、診断はマイコプラズマ気管支炎。マイコプラズマという細菌で、感染はするが感染力は弱いようだ。咳が何日も続くと、胸が痛い。病院通いで懐も痛い。感染したのは、もしかすると隣から伝染?
工事中
5月×日
中学生が今日から4日間の職場体験のため来社。岡山市内の中高一貫校の中学2年生男子が1人。ユーチューバーが人気の職業という時代に、出版社を希望したというだけあって、真面目で賢そう。将来有望。この日は、印刷データを作成した後の工程を知ってもらうため、印刷所と製本所に一緒に行く。4色に分解した刷版を、印刷機の中で1色ごとに順番に刷って行く。初めての見学は新鮮だったよう。製本所では中綴じや無線綴じ、糸かがり、そして中四国ではここだけという上製本の生産ラインも見学。私も上製本のラインは初めて見学。勉強になった。
5月×日
アメフトの悪質タックル問題で、関東学生アメフト連盟規律委員会が日大前監督は「除名」、直接指示した前コーチも『除名』。井上前コーチについては、同じく『除名』」の処分を決定した。しっかり調査して、迅速な対応が評価できる。一方で、森友加計問題は公文書の改ざん・廃棄がはっきりしても誰も責任をとらない。財務省トップが証人喚問で嘘をついていたことが明白になってもウヤムヤのまま。政府と与党から距離をおいた「規律委員会」のような組織を作って、一刀両断にバッサリやってもらえないものか。
5月×日
役所の外郭団体の記念誌の打ち合わせ。複数の執筆者にも集まってもらい、現段階でのゲラのチェックし、表記の統一、原稿のダブりがないか、抜けはないか、不足内容の対応、口絵の写真と巻末資料の過不足などを打ち合わせる。終わったら約4時間が経過していた。ある著者は、不足分の内容は、外郭団体からの資料提供がないからという。資料の記録や保存の方法に問題があるのは明白だが。それ以上に保存し資料を整理しようという意欲の問題もあるようだ。そんな団体には、外部のアーカイブ会社に任せて、資料の整理と保存をしてもらおう。デジタルアーカイブ事業のパンフレットができあがってきた。
5月×日
テレビ局の取材に同行して県立博物館に。同館では、平安~江戸の各時代を彩った優品65件などを展示する「サムライアーマー展」を開幕している。近年、戦国武将ブームで甲冑や刀剣に関心が高まっている。これまでのテレビ番組は会社の経営者ばかりだった。博物館としても今回の展示は力が入っていて、出演となったようだ。展示の目玉は国宝の大鎧「赤韋威鎧」、山田方谷の甲冑と伝わる県内初公開の「茶塗雨龍蒔絵紺糸威二枚胴具足」のほか、ウサギの耳、トンボ、大文字などを奇抜なモチーフにしたものも。林原美術館で開催中の「サムライの纏うもの」、岡山城天守閣の「サムライ達の関ケ原」連携しての催しとか。戦国ファンは喜びそう。
6月×日
岡山県立博物館の所蔵品の資産価値は19億円以上、と県教委が初公表していた。最高額は現在開催中の特別展に並ぶ国宝「赤韋威鎧」の6億円。1千万円以上は国重要文化財の「太刀銘長光」(5千万円)、国重文「太刀銘則宗」(3370万円)、「法然上人伝法絵断簡」(2100万円)など16件とか。また、瀬戸内市が現在県立博物館の寄託されている国宝「山鳥毛」を購入する方針だそうだ。提示している金額は5億円。戦国武将上杉謙信の愛刀であったことから、新潟県上越市が昨年購入を希望していた。刀剣博物館のある瀬戸内市が県外流出を止めてるのか。詰まるところ、歴女の存在は大きい。
工事中
5月×日
『市町村史』を広げる機会が増えた。特に記念誌を制作や通史的な出来事や著者の引用箇所の確認のために借りてくる。図書館でコピーをすればよいものでも、借りてきてしまう。県立図書館が近所なので、2階の郷土コーナーにある書籍を気軽に借りてくるし、用事が済んだらすぐに返却する。近いところに必要な蔵書があるのはたいへん便利。そして市町村史を作ってくれているから利用できるわけで、このこともありがたい。そんな中で岡山市の昭和の出来事を確認したくて年表を探したら、適当なものがない。年表だけでなく、ちゃんと『岡山市町村史』を作ってもらいたいものだ。
5月×日
日大アメフト部の悪質タックル問題。危険なタックルをした学生が記者会見。どう見ても正直に話している。続いて、日大の監督とコーチが記者会見。何か言い逃れをしようと責任を認めようとしない。指示を曲解した学生が悪いという口ぶり。窮地に追い込まれた監督は入院。マスコミを逃れるために、追及される政治家がよく使う手。一方、ないと言ってきた文書が次々と出てきても、指示していないという総理。自分には関係なく、忖度した者の問題として逃げ切ろうとしている。二つがシンクロしてきたように見える。
毎日新聞の調査では、安倍首相が2015年2月に加計学園の理事長と面会して説明を受けていたという愛媛県文書の記載に対し、学園の構想を知ったのは2017年1月だったとする首相の説明は「信用できない」との回答が70%に上り、「信用できる」は14%。
日大アメフト部元監督とコーチ、首相と財務省幹部。みんな早く、全部しゃべって楽になれ!
5月×日
紙に記録してきた時代からデジタルデータで記録・保管。保存にはフロッピーやMO、CD、DVD、SDカード、USB、HDが使われてきた。これらの記録媒体には寿命がある。劣化もするし、データの読み書きが自由にできるハードがいつまでもあるとは限らない。現在の金属製や樹脂製の媒体の寿命は、たかだか数十年程度と追われている。現在の技術でデジタルデータを長期保存するには、記録媒体を新たなものに移し替えるデータ移行を繰り返すしかないそうだ。磁気に頼らない新しい方式の記録媒体を開発中とか。それができないとアーカイブスの将来に影響する。
5月×日
朝一で自分史を制作中の95歳の方から電話をいただく。現在制作中の方では最高齢。午後は自分史を制作中の93歳の方のご自宅にうかがう。到着すると、カバンを持って出てきて、「ちょっと銀行へ連れて言ってくれぇ」と。帰りには「ちょっとそこのホームセンターに寄ってくれぇ」。文房具など買って自宅へ。自動車免許を返納し、車に乗せてくれる人も公共交通もなし。中山間地の買い物難民。お年寄りの足など介護サービスもして、編集者の仕事の幅が広がっていく。
5月×日
総社で出版相談。書店の隣にあったカフェが閉店し、会場となっていた。このカフェは書店の向かいにあったパン屋と同じ経営者で、パンを買えばカフェの飲み物のサービスを受けることができ、流行っていた。しかし、そのパン屋が総社東駅の側に移転オープンした。このカフェの客は激減して閉店。パン屋の名前はインダストリー。地元テレビ番組で「パン屋さんが選ぶパン屋さん」で1位になり、以来、連日長蛇の列。連休までは1時間は当たり前、2、3時間も持つことも。今、総社の一番の話題は、このインダストリーだそうだ。
工事中
5月×日
古文書の復刻をしている編者と会う。この編者が、「古文書を前にして座り、読み進めていると、目の前に本人がいるような気配がすることがある」と印象的なことを話していた。毛筆は本人の筆使いがそのまま筆跡として色濃く残る。江戸時代のものでも、座って机に置いて読めば、同じ姿勢で書いたもの。編者は、遺言として書かれたその古文書を偶然に入手してから、その筆者に導かれ、不遇な扱いを受けた自著を世に問うてくれと感じるとも。時代を超えて、不思議なことはあるものだ。
5月×日
卓球の男子プロクラブ「リベッツ」が岡山を拠点に始動、初戦は11月に岡山武道館で実施されるそうだ。学生時に卓球部に在籍していた身としては、気になるニュース。ホームの練習場が岡山武道館なら、これも近い。最近のオリンピックで活躍する若い選手のおかげで、盛り上がっているようだ。スポンサーはボブソンで、クラブ名の「リベッツ」はジーンズに使う金具「リベット」に由来するとか。サポーターになってもよいが、1度選手と対戦してお手並みを拝見したい。などと言ってみる。
5月×日
高松市の百貨店へ。最近転勤してきた支配人を取材するテレビ局スタッフに同行し、インタビューを収録する。本番前に、大手広告代理店の担当者とその上司二人が突然に部屋に入ってきて、支配人と談笑。インタビュー直前の支配人を、冷やかし半分に盛り上げる。取材開始の直前に部屋から出ていったが、単ににぎやかし部隊だった。昔ながらの代理店営業を見るようだった。帰りに高松商店街を通る。ただ今編集中の「表町商店街物語」(仮題)に高松商店街のことが書いてあったと思い出し、撮影して帰路につく。
5月×日
「岡山学」研究会で、これまで「吉井川」「旭川」「高梁川」「瀬戸内海」などをテーマに、「科学する」を書名に付けて10冊ほど刊行してきた。ここ数年、刊行できないままになっていた。このまま消滅しては尻切れとんぼになると考え、岡山県全体を自然科学の視点で捉え直し、これまでのシリーズ「岡山学」の集大成になる書籍の刊行を提案。執筆者に承諾をもらえ、刊行は来年になりそう。成羽や奈義町の山奥で貝殻の化石が出たり、鉱物や地質にも岡山ならではの特色がある。これは自分でも読みたい本。
5月×日
株主総会。今年は委任状を出される方が多く、少人数で開催。昨年は前年に続き、わずかに黒字を確保できる。反省点は反省し、今年の進め方や次世代の体制などの話も出て、有意義な総会となる。そして、アーカイブ事業などこれまでにない目標も掲げ、不退転の決意を持って事業を進めることを誓い合ったと理解して終了。この日は、晴天ながらも暑すぎず、爽やかな五月晴れ。梅雨前の、最も気持ちのよい季節。自転車通勤も最適。明日も天気の予報、子どもの運動会の日だ。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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