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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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12月×日
「岡山の農産物のブランド化」のシンポジウムの書籍化をするにあたり、巻末に農産物の特産品リストを掲載することにした。机上で調べただけでも、かなりある。有名なところでは、黄ニラ・岡山パクチー(岡山市中区牟佐地区)、蒜山だいこん(真庭市蒜山)、連島ごぼう(倉敷市連島)、千両なす(岡山市南区藤田)、黒大豆「作州黒」(美作市勝英)など。農業関係の団体にあたってみると、姫とうがらし(鏡野町)、ヤマノイモ「銀沫」(真庭市勝山)、備前黒皮かぼちゃ(瀬戸内市)、哲西栗(新見市哲西町)、セロリ(総社市)、マッシュルーム(瀬戸内市)、エンダイブ(赤磐市)、トレビス(矢掛町)、リーキ(浅口市)、茶葉(高梁市)備中小豆(新見市)、佐伯こんにゃく(和気町佐伯)、パスクラサン(赤磐市)、スイートピー(倉敷市船穂)、リンドウ(新見市)など、書ききれないほど。
12月×日
TSUTAYA書店でなどで書籍の売り場面積が縮小し、雑貨の売り場の面積が増えている。この傾向は数年前から始まっていることだが、更に進んできている。充実してきた雑貨コーナーの中では菓子類などの商品も多く、その中から「金澤クッキー」を見つけた。製造は石川県金沢市の菓子メーカー。地元産の玄米や甘酒、水飴、加賀野菜の五郎島金時芋を使用した、ご当地菓子だ。「どれどれ」と買って食べてみると、うまい。「金沢」ではなく「金澤」の漢字を使っているのもいい。人にも勧められる。私がプロデュースした「金澤クッキー」と言ってもいいぐらいの仕上がりになっている。「これなら」と勝手に、「金澤家の認定クッキー」とした。この時期だからお歳暮にと、お世話になっている、かつ、シャレの通じる人に手渡しした。
12月×日
歌集の制作が進行している高齢の著者から、電話が入ったのは3週間ほど前。「入院したので、またこちらから連絡する」という短い連絡だった。こちらから連絡できないままでいたら、「退院したから、来てほしい」と電話があり、ご自宅に。話をうかがうと、心筋梗塞になって救急車で入院していたという。運ばれる救急車の中で、「本がつくりかけのままになっている。このままでは死ねない」と思ったそうだ。歌集の編さんが生還を促したかは分からないが、急場のときに思い出していただいたのはうれしい。「命拾いした」と言いながら、続きの編集作業の打ち合わせをした。人生のまとめにと思って書いてきた著書は、完成させて残しておかなければならいものなのだ。
12月×日
ビリー・ホリデイの生涯を描いたドキュメンタリー映画『BILLIE ビリー』をシネマ・クレールで鑑賞。代表曲が「奇妙な果実」といわれるほどで、黒人差別と闘ってきた。書籍『歌と映像で読み解くブラック・ライヴズ・マター』(藤田正)でも、アルバム「奇妙な果実」(ビリー・ホリデイ)が最初に紹介されているほど。映画は、若い女性ジャーナリストが1960年代から10年近く関係者にインタビューした200時間以上の録音テープが発見され、その証言を基にビリーの貴重な映像で構成されたもの。インタビューでこれまで知られていなかった貴重なエピソードも盛り込まれ、サスペンス映画のようでもあった。評伝づくりの手法としても面白い。最新技術を駆使したカラー映像もよかった。会場はほぼ満席。最後にピーター・バラカンの短いトークショーがあった。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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