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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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12月×日
3月に刊行した『新岡山の山100選』の「お詫びとお知らせ」を小社ウェブサイトにアップした。同書は、西日本豪雨の土砂崩れなどでコースが傷んだため全コース再踏査したことを謳っていたが、読者の指摘で100座のうち2座のみについて確認が不十分だったと分かった。いずれも踏査に危険ということはない。1座は「やぶこぎ」の道が舗装されてむしろ安全になっている。しかし100座を踏査し直したとPRしてきたのに、2座がきてなかった。そのお詫びである。お詫びと訂正の紙は、本書にも挟む。ただ残部が少なっているので、チェックをし直した改訂版の制作にとりかかっている。
12月×日
Eテレの書評番組「100分de名著」は観ている。最近、お勧め書籍番組「理想本箱 君だけのブックガイド あなたと本の幸福な出会いを仲介するプライベート・ライブラリー」が面白そうだ。静かな森の中にあるプライベート・ライブラリーという設定で、テレビ的演出もいい。毎週テーマを設けて、ブックディレクターの幅允孝氏が3冊を紹介する。テーマが「もう死にたいと思った時に読む本」「将来が見えない時に読む本」などのように若者を対象としているようだが、どんな本を紹介するかが興味深い。幅氏は10年以上前に選書家として話題になった人で、会社にして公共図書館や病院、ホテルなどで図書の選書を仕事にしていたところまでは知っていた。久しぶりにテレビ出演になった彼の選書が見どころ。
12月×日
今年の仕事で、短い「吉備の古代史」ストーリーを書いた過程で、今後調べてみようと思ったことがあった。5世紀中ごろに造山古墳や作山古墳などの巨大古墳が築かれた後は、6世紀半ばにこうもり塚古墳など大きな横穴式石室を持つ古墳が築かれるまで、目立った古墳が造られなくなる。この間に、『記紀』では雄略天皇の時代にあたり、吉備がヤマト政権に反乱を企て失敗した伝承が記されている。ヤマト政権の中央集権化が進んだ時期とされるが、もう少し詳細に何が起こったか詳しく知りたいと思った。吉備に古墳が築かれなくなる空白の100年を、来年のテーマにしよう。
12月×日
品切れになっていた『絵図で歩く倉敷のまち』を急きょ、観光用にマイナーチェンジして再発することになった。散策の6コースあったものを4コースにし、判型も一回り小さくする。初版発売後、数年で品切れのままになっていた。増刷しなかったのが不思議なくらい。グルメ情報を排除して歴史本として制作したが、初版発売後10年が経っており、街が大幅に変わっている。10年前だから、倉敷駅の北がチボリ公園後の更地の写真を載せている。駅前には再開発ビルができている。店舗が閉店して新しい店が入り、新しい観光施設ができている。テキストを書き換えたり写真を差し替えたりしなければならない。著者らからは、実際に歩いて初版本の改訂版をしたいとの声も。来年はコロナが終息して、観光地が観光客であふれてほしいものだ。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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