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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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先日、葬儀に参列してきた。亡くなったのは著者のお父さんで、テニスの試合中に倒れたということだ。50歳代半ばというからあまりに若すぎる。喪主の息子さんは、何でも話せる親子関係で自慢の父親だったという。しっかりした息子さんにそう言われ、亡くなったお父さんも幸せだろう。ご遺族の心情を思うと言葉が無い。謹んでお悔やみ申し上げます。合掌。
死は、いつだれに襲ってくるか分からない。いつ死んでも悔いの残らない生き方をしたいが、煩悩がうずまき子どもが小さい私などは多くの悔いと未練を残すに違いない。人それぞれいろんな死に方があるのだろうが、幸福感のある旅立ちをしたいものだ。
つい2週間ほど前、50年以上も連れ添った奥さんを6月に亡くされた方から、こんな話を聞いた。
四十九日の法要が終わった夜、息子さん2人と3人で部屋にいて話をしていたところ、1匹のホタルが舞い込んできたそうだ。家の周辺では昔はホタルが舞うことがあったが、最近はほとんど見かけなくなっていたという。「これは仏壇の方に行くのでは」と予感がして仏壇の扉を開けたがそちらの方には行かず、ホタルはゆっくりと飛んで隣の部屋に向かって壁にとまり、しばらくして落ちで死んだそうだ。そこは奥さんが寝ていた部屋だったそうである。ドアや窓は閉まっていたし、どこから入ってきたのか分からないということだ。このことは息子さん達も見ていたし、ご自分の幻覚でも夢の話でもないと強調していた。
ホタルは偶然に迷い込んだのかもしれないし、長年苦楽を共にしたご主人にホタルの姿で別れに来たのかもしれない…。亡くなった奥さんには何度かお会いしたことがあり、孫や曾孫に囲まれた幸せそうな姿をお見受けしていた。私には幸せだった日々を感謝しに来たようにも思える。
人生が長くても短くても、旅立つときに「後は任したよ」と思える家族や仲間、知人がいることが大切なのだろう。
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プロフィール
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執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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