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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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10月×日
岡山市内にある企画会社の営業所と大阪の支社の担当者3人でオンライン会議。岡山営業所の担当者からオンライン会議のURLをメールするからというので、届いたメールを開くと、Microsoft の「Teams」が開く。「Zoom」を使ったことはあるが、「Teams」は初めて。大阪の担当者は初対面。いきなり音声が出ていないと指摘され、操作し直してなんとか会議がスタート。何回か会っている人ならまだしも、初対面の人とのオンライン会議はどうもやりにくい。とはいえ、打ち合わせの内容は、岡山と大阪間を人が移動する時間と労力をかけるほどでもないし、オンラインでちょうどよいぐらいだった。オンライン会議はコロナ禍で普及したことの一つ。早く慣れたいものだ。
10月×日
「桃太郎伝説」のPR動画の企画案を出すことになり、動画のシナリオを書くことに。コンペだから、日の目を見ないかもしれないが、企画案を出すことになった。物語の設定は、桃太郎伝説に登場する鬼の温羅が、旅する主人公を案内するというもの。導入部分だけを作成して提出した。これまでマンガのシナリは書きてきた。最近の「藤田伝三郎物語」をはじめ、「岡山藩郡代津田永忠物語」「劇画 戦国武将宇喜多四代」「池田光政と綱政」「おかやま交通今昔物語」の山羽虎夫や鳥人幸吉なども。完成度は圧倒的に漫画家の画力に依る。マンガには、拙いシナリオを十分に補う表現力がある。毎回、盛り上がる場面をつくりながら、決められたページ数にピタリと収めるのは感心する。
10月×日
第8回「晴れの国おかやま検定」についての資料が、県庁と岡山商工会議所の記者クラブで発表された。この記者発表に合わせて、受験申込付きチラシを書店などに配布するように指示が出ていたので、手分けして主要書店に配布。このチラシは8月末にはできていたにもかかわらず、10月中旬の記者発表まで配布を待つようにというのが、県からの指示だった。昨年そうしたからというのが理由だ。このチラシは受験があること、受験日が決まったことをPRするものなので、書店に9月上旬に配布しても何ら問題はない。待つことに何の意味があるのか、不可解だった。むしろ早く配布するほうが良い。この1カ月半も待ったことに、何の意味があったのか。県の前例主義に辟易。
10月×日
方谷研究会の研究発表会。毎年この時期に実施している。参加者は会場の定員の半分以下になり、コロナ感染拡大対策の基準より結果的に厳しくして開催。まず研究会の総会を開催した後に、二人の発表者が講演をした。そのうちの一人は研究会会長の講演。高齢のため、会長を退き、名誉会長となる。後任は代表が会長になり、代表は新任となった。これまで私が事務局役を務めていたが、事務局も代表が兼ねることになった。会の発足から10年も経つと、会員や役員も高齢化する。運営を若い世代に移行するなど、機構の変更が必要となった。これで私もホッとしたと思っていたら、会場の片付け時に新しい代表から胸の内を聞く。まだ一波乱がありそう。
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制作中だった書籍の編者として、窓口をしていただいていた方が緊急入院をされた。複数の講演をまとめる書籍で、講師とこちらの間に立っていただき、校正紙のやり取りをしていた。しばらく返事がなかったので、問いあわせてみると入院して手術をされたという。ほかの方では分からないので、退院して復帰される予定の約2カ月後までそのままにしておくことになった。一人で作業されていたので、分かる方がいなかったのだ。担当者しか分からなければ、作業がストップする。いくら本人が元気で健康と思っていても、何が起こるか分からない。60歳をすぎれば、いつダウンするかわからないという前提で進めなければならないと、思うのであった。
10月×日
朝のジョギングや夜のウォーキングでほぼ毎日、利用している県総合グラウンド。すぐ東の国道53号で深夜、交通事故があった。新聞に小さな記事が載っていた。深夜2時半ごろ、酒に酔った20歳の大学生が、道路上でトラックにはねられたという。車道を歩いていたのか、泥酔して路上に伏せていたのか不明だが、悲惨な事故だったことは想像できる。サイレンを鳴らす救急車やパトカーが行き交ったことだろうが、ニュースを見るまで知らなかった。翌朝のジョギングでは事故処理が済んでいて、路上には死亡事故があったことを思わせるものは何もなかったが、近くのバス停の脇に花束や缶、ペットボトルが置かれていた。それは、日毎に増えていった。近所で起こった事故現場を前に悲しい気持ちになる。
10月×日
コント日本一を決める「キングオブコント2021」で優勝した「空気階段」。家人らが観ていたので、一緒に観たが、独特の世界観を持たせたコントで大笑いした。コンビの一人・水川かたまりは岡山市出身。家人の話によると、岡山城東高校を出て大学進学したが、岡山弁を揶揄されて「じゃじゃ星人」などと呼ばれたことで大学へ行かなくなって引きこもり(噂レベルで未確認情報)、中退して芸能事務所に入ったらしい。岡山出身の芸人というと、注目してしまう。東京ホテイソンのコンビの一人は、高梁市出身で総社高校を卒業しているという。お笑いのテレビ番組は観ないようにしているが、岡山出身の芸人が出演する番組は観てしまい、岡山贔屓してしまう。
10月×日
コロナ感染者数が減り、政府は緊急事態宣言などを全て解除した。ワクチン接種は全国民の7割の方が1回目を終え、6割の方が2回目を終えという。これで完全終息したわけではない。岡山市長選挙も終わった。自民党の総裁選挙も終わった。安倍元首相が自分のした悪事を隠し続けなければならないと、背後で懸命に動き回っていたという印象の選挙だった。新首相になっても、安倍-麻生の呪縛にからまれている限りは、国民の信頼は得られないのでは。とりあえず広島の地元であった1億5000万円を投入して大規模買収不正選挙の闇をあばいて「核兵器禁止条約」に署名し、それを手始めに「赤木ファイル」を黒塗りなして公開して……。できないだろうなぁ。
9月×日
敬老の日。岡山県の100歳以上の人数は1,793人。そのうちの90%が女性だそうだ。女性の方が圧倒的に長生き。111歳の女性が県内の最高齢者という。全国では100歳以上の人数は7万5000人を超えている。日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳で、男女とも毎年、延びている。問題は健康寿命。男性72歳、女性75歳だから、体も頭も健康でいられるのは、これからほぼ10年の間か。そう考えると、すぐにでもやりたいことを整理して、順番にやっていかなければと焦ってしまう。あれもして、これもして、あそこに行って、ここに行って……。と思っても目の前の仕事で、身動きがとれない。
9月×日
自民党総裁選が騒々しい。4人の立候補者のうち、最もなってほしくない人のが、安倍前首相が推す高市氏。氏は安倍氏がやろうとした政策を推し進めるだけで、モリカケ問題や沖縄基地問題、原発政策なども従来路線のままだろう。とはいえ、原発問題をトーンダウンさせた河野氏にみられるように、誰がなっても党の意向を汲みながら進めなければならないようで、何も変わらないことははっきりしている。新しい総裁が決まり、その人が首相になると、内閣支持率は大きく回復するはず。最低支持率だった菅首相が降りて、顔を変えれば支持率が一気に回復……衆議院選挙を前によく考えたものだ。
9月×日
8年前に「歌集」を出版した方のお宅を訪問。この7年間に詠った歌がたまったので、第2弾の歌集を考えるという。病気で入退院をされていたので、お会いするのが延び延びになっていた。80歳代の高齢の方だが、頭は以前と同様にクリア。歌を詠んでいるからかもしれない。今回の歌集は朝の食卓の様子を詠み込んだ歌があり、その「朝の食卓」をタイトルにするという。老夫婦で朝食を囲んでいるときに、いつか妻が一人で食べるときが来るだろうと、相手を思いやった歌。「愛の歌ですね」と言うと、ニコッとされていた。
9月×日
岡山市選挙が真っ盛り。とはいえ、選挙期間中だが盛り上がっている様子はまったくない。現職と新人の一騎打ち。新人はどんな人物かまったく分からない。新聞紙上で現職と2人に質問して、互いの主張を比較していたが、引き付けるものはない。現職は中心部をスマートシティにする構想を持っているようだが、これは賛同できる。新人は市の周辺部の不満層の票を取ろうという戦略にみえるが、主張が「農地の有効利用」「ゴミ袋の無料化」「花火大会の復活」などで将来ビジョンが何も見えない。前回の市長選の投票率は28%とあまりにも低い。今回はそれを上回ることができればよいのだが…。
9月×日
高知県にある「オーテピア高知 声と点字の図書館」からメールで連絡があった。去年の12月に発刊した『ありがとうの詩』を、読書が困難な視覚障がい者のために点字図書を製作しており、「あとがき」にあった名前の読み方を教えてほしいといのことだった。即、返信をして伝えた。この『ありがとうの詩』の著者も視覚障がい者で1971年生まれ。岡山に在住していたときに、子どものためにと絵本を制作したことがあった。その後、出身の高知県に戻り、高知と岡山で郵便のやりとりをして本書を制作した。内容は、生まれてから現在までの場面を描きながら「ありがとう」の感謝の言葉を添えている詩集のようなもの。視覚障がい者はもちろん、健常者にも読んでもらいたい。
9月×日
ある会社の社内報をデジタル化するためにスキャニングをする。この日は3時間。時系列で見出しと写真を見ているだけで、その会社の雰囲気や歴史のアウトラインが見えてくる。窓口担当者の入社時の原稿も目にできた。さらに当時ニュースになった業界紙や新聞のスクラップがあると、本格的に社史を書くための素材となる。デジタル化するためにスキャニングはたいへんだが、自分でやるのがミソ。例えスキャニングは人に任せても、素読は必須。スキャニングが完了したら、次は目録リストの作成だ。
9月×日
久しぶりに2時間続けて話し込んだ。コロナ感染が広がって、マスクを付けるとなんとなく話しにくいうえ、正面に座って話す時間も、機会も減っている。新しい原稿ができたということで、受け取りと打ち合わせでご自宅にうかがった。1年半前に書籍を制作した著者で、呼ばれて対面することとなった。外で話そうとしたが、中へと案内されて、原稿についての話と互いの近況を話していたら、あっという間の2時間が経っていた。話してすきっとした感じがした。やはり精神衛生上にも、人とのコミュニケーションは重要だ。
9月×日
母親が自宅で転び、股関節を骨折して入院した。すぐに倉敷の病院に転院して手術。高齢で糖尿病のあるリスクもあり、手術をするかしないかの選択があったが、実家の周辺で高齢者が転倒して股関節を折って手術して回復しているケースがあったうえ、本人が「手術をする」との意思表示をしたことで、即、手術となった。病院での面会は、コロナ感染予防のため今月末までできない。術後のリハビリもたいへんと聞くが、これは本人が頑張るしかない。遠くで回復を祈るばかりだ。
9月×日
社内の誕生会として、近くの店で昼食の食事会。食事会といってもテーブルの上に「黙食」の文字が置かれているので、言葉数は少なめ。誕生会の当事者の年齢を思い浮かべていると、連想したのが井上陽水の「人生が二度あれば」の歌い出し。この曲の歌詞の冒頭で、父親の年齢を言う。(歌詞を書くと著作権違反になりジャスラックに懲らしめられるので書かない)。それが65歳。2番の歌詞は母親の年齢を言う。それが64歳。ヨボヨボの老夫婦がこたつでお茶を飲んでいる姿をうたっている。若者から見ると、60歳半ばはそのようなイメージなのだろうが、今思うのは、この老人の姿は父親90歳、母親89歳の姿だろう。
9月×日
児島湖の干拓地の農業が現在、どのようになっているか、その地域の先進農家を取材した。その農家は、AI技術や情報通信技術(ICT)を活用して、スマート農業を取り入れていた。GPSを搭載したトラクターやコンバインを操作して田植えや稲刈り、農薬散布などでドローンが活躍している。機械化以前は、10アールを収穫するのに1人が1日かかっていたものが、今はオペレーターがコンバインを10分動かせばできるという。さらに驚いたのは、藤田地区の各田圃には、バブルをひねれば灌漑できるようにパイプラインがひかれていたこと。弥生人でなくとも、藤田伝三郎の時代の人が見たらひっくりかえるね。
9月×日
取次店を通さずに直接、書籍の取り引きをしていた書店が閉店をするというので、訪問した。店主は70歳代の女性。話をしていると地元に関係する本は残して、金曜と土曜ぐらいの週2日のみを営業しようと考えているという。店舗は自宅を兼ねているから、それもよいのではとも思う。それでも少しの本だけでは空間が余るので、半分はアート作品の展示スペースにするという。店主のもう一つの顔はアーティスト。自分と仲間の作品を壁面に展示するという。ご主人の姿が見えなかったのでたずねると、デイサービスに行っているという。これも高齢店主の、新しい書店の形。
9月×日
「レディオモモ」のスタジオに、『晴れの国おかやま検定公式参考書〔2022─2023〕』の紹介のためにスタジオへ行く。この「晴れの国おかやま検定」は次回の実施で8回目となる。過去問題集は過去7回分の700問を収録している。しかし、この「おかやま検定」は平成17年から実施している。16年前は「岡山文化観光検定」という名称で始まり、「知を楽しむOKAYAMA検定」という名称になった時期もあった。平成17年ごろは全国的にご当地検定がブームだった。その当時に検定を始めた都市で、今も続いているところは多くはない。ブームに乗ってやってきたのではなく、うったてに、岡山の歴史や文化を広く知ってもらい、現地を観光しながら巡ってもらおうという思いがあったことが、長く続いている理由では。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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