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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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8月×日
新型コロナウイルスの影響で普及したリモート。学校ではリモート授業、職場ではリモートワーク。感染に神経をとがらす病院でもリモート診療が広がっていくと思いきや、医療の分野では課題も多いのか、これからのようだ。ただ、産婦人科医院では、母親学級や父親学級をリモートで実施していた。これからお母さんお父さんになる夫婦は、家に居ながらにして親になる知識を医院から得ることができる。機関誌を制作してきた医院では、コロナ禍で春に発行予定だった機関誌を休刊とした。秋に発行の機関誌では、妊婦さんや子育て中の家族の感染対策や自宅での自粛生活の工夫などを特集することに。医院も患者さんとのコミュニケーションは欠かせない。
8月×日
著作権のある写真や図版は、所蔵者へ掲載許可申請をして許諾を得るのが原則。この許可を出版社がする場合と著者がする場合がある。著者から「許可を得ている写真」として持ち込まれたものが、口頭だけだったのか、申請手続きをしていなかった。「申請のないまま書籍が刊行されたことは誠に遺憾」と、所蔵機関から文書でお叱りを受ける。これまで信用を築いてきたのに残念。刊行後の申請となったが、掲載許可を得た。ここ数日、広島の美術館や県内の博物館や教育委員会へ写真掲載の申請、ジャスラックへ歌詞掲載の申請など手続きに追われる。この手続、たくさんになると、やたら手間で時間がかかり、たいへん。
8月×日
著名人の家族の歴史を本人に代わって取材するNHK番組「ファミリーヒストリー」が人気のせいなのか、「家系図を調べよう」とか「家系図の調べ方」の書籍がたくさん出ている。先日、ある方から「家系図の調査ができるか」と打診があった。地域の出版社は、「地域の古いことなら蓄積がある」とか「歴史に造詣の深い著者を知っている」などのイメージを持たれているのかもしれない。家系をさかのぼるには、先ず戸籍の入手。それで上手くいけば明治までさかのぼれる。ただ壬申戸籍まで行くと、本人の協力が必要になる。さらに江戸時代へたどっていくには……。いろいろとノウハウがあるようだ。
8月×日
古来の日本の遊びであるカルタやすごろくが、最近、社内でよく話題になる。カルタの話題は、行政がカルタを使って情報発信するためにコンペがあるからだ。小社でも『岡山ことわざカルタ』を制作している。旧閑谷学校がある備前市でも昨年、「論語かるた」を作っている。子ども向けにはよいのだろう。すごろくは社内に事務局のある方谷研究会が、山田方谷の人生をすごろくゲームで楽しみながら知ってもらおうと、取り組もうとしている。今どきの子どもたちに、すごろくをやってもらえるのかとの声もあるが、アナログだから新鮮ということもあるし、世代を超えたコミュニケーションにもなるはずだ。
8月×日
突然に首相が辞任。7年8カ月の最長在任の首相となって数日後の発表だった。持病悪化とのことだが、これまでの政治姿勢から、国会を開かずに体調をみながら最長在任記録を狙っていたようにも思える。これで、知りたかった「森友、加計、桜」は本人の説明がないまま迷宮入りだ。選挙に強くかけ声はいいが、特定秘密保護法や安保法制の強行採決をはじめ、森友、加計、桜、黒田、広島アン選挙で、首相を信用できなくなっている。政権への支持率が下がり不支持率が上がり、首相は辞めるタイミングをうかがっていたに違いない。長ければいい、というものではない。長期政権の弊害は歴史も証明しているし、現代の世界を見渡してもしかり。
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8月×日
お盆の連休明けの初日、PCの動作が遅い。メールが受け取れなかったり、ネットの動きが悪かったりする。再起動を繰り返しても改善しない。ハードディスクの容量が限界に近づいているか、メールが溜まってきているか、の指摘を受ける。連休の間にスパムメールが400通を超え、過去のメールも2016年ごろから残っている。スパムはすべて、一般メールも数年分を一挙に消去。すると、あ〜ら不思議。PCは以前のように回復。机の周りとPCの中は、定期的に片付けが必要。
8月×日
猛暑が続く。気温が40度に迫り、所によっては40度を超す。静岡県浜松市では国内最高気温と並ぶ41.1度を記録した。高梁市では最高気温が39.3度と、気象台が統計を取り始めて以来、最も高い気温になった。猛烈な暑さで、マスコミは「命に危険を及ぼす暑さ」と言って、熱中症への注意を呼びかけている。実際、県内でも熱中症で病院に運ばれるお年寄りが急増している。毎年、高温の記録更新をしていくと、地球はどうなっていくのか心配になる。こんな日は不要不急の外出は避け、社内でのデスクワークに精を出す。
8月×日
岡山県出身のシンガーソングライター藤井風が、地元紙の山陽新聞「滴一滴」で紹介される。この欄の執筆者は、夏を通してずっと飽きずに聴いていというから熱心なファンなのだろう。先週のテレビ番組「関ジャム」でも、音楽プロデューサーのヒャダイン氏が「ここ数十年の中で一番天才」「ピアノがめちゃくちゃ上手い」ピアノだけでもすごいのに歌も上手」「ヴィジュアルも良い」などと絶賛していた。配信している「ユーチューブ」動画のアクセス数も多く、海外からのアクセスも多いそうだ。彼の音楽は岡山出身でなかったとしても聴いていただろうが、岡山出身なら推さないわけにはいかない。
8月×日
スマホに「PayPay」のアプリを入れて1カ月ほど。コンビニなどではPayPayで支払いをしている。そのPayPayと岡山市が、市内の対象店舗で5000円までの商品またはサービスをPayPayで支払うと、最大20%が戻ってくるサマーキャンペーンを実施している。散髪の支払いをPayPayでしたら、1000円のポイントが付与されたうえ、お店でペイペイジャンボに当選したとかで370円が付与された。1370円が戻ってくるらしい。このネット上の仕組みは理解できないが、少し得した気分。こうしてネットへの依存は高まるばかり。
8月×日
今週は祝日と盆休みで、出勤は11日、12日の2日間のみ。この日は、絵手紙のラフレイアウト作成を試みる。画像のスキャンデータがあるので、PCのモニター上でできないことはないが、あえてアナログにする。画像はサムネールをプリントしてカッターで切って1枚ずつに分割。それを絵柄のジャンルで分類し、大きく扱う絵、小さく扱う絵を織り交ぜ、広い机の上で俯瞰しながら順番を決める。それを、コピー損紙を2つ折りにして頁の束にし、決めた絵の順番にテープで貼っていく。順番を変えたければ、テープをはがして入れ替えていく。PCをつかうより早く暫定版が完成。
8月×日
この日は、「FMくらしき」で担当者と社長と3人で打ち合わせ。FMくらしきのような、いわゆるコミュニティFMは、近年、局地的な集中豪雨による洪水や土砂崩れなどの被害が発生した際に活躍しているそうだ。全国ネットの放送局では、ローカル局の放送枠は限られ、限定したエリアにきめ細かな情報を出すまでには至らない。コミュニティFMは、日頃から地域住民との接点も多く、自由な編成が組めることから災害時の特別放送も入れやすい。災害とコミュニティFMについて、聴取者と考えることができる書籍にすることで一致。
8月×日
岡山市内の病院で起こった事件。30歳代の外科医が、知り合いだった20歳代の妊娠女性を病院に呼び出して麻酔薬を投与し、本人の承諾を得ずに堕胎術を行って流産させた容疑で逮捕。この外科医には婚約者がいたという。この事件、どこかで聞いたことがあると思っていたら、思い出した。石川達三の『青春の蹉跌』。この小説の主人公は、妊娠した女性を殺してしまうが、この事件と似たストーリーだ。萩原健一の主演、桃井かおりなどが出演した映画にもなった。この岡山の事件、岩井志麻子がネタにしそうだ。
8月×日
お盆といえば墓参り。そして本読み。高校の同級生が書いた書籍『スモールエクセレントカンパニー』も読む。著者の彼は、製品や商品を流通させる際に衝撃や震動を緩和させる「梱包材」を開発している会社の社長。自社で工場を持たず、ニーズに応じて協力工場で生産することで、設備や材料にとらわれない最適な設計をして外部委託で商品化するという方針でやっている。厚くない本だが、彼が数十年間にやって来たことの概要を把握することができた。彼が「FMくらしき」で担当している番組がネット上に置いており、聞くように案内されていた。聞いてみると同級生が出演して高校当時の話をしていた。盆休みの一日は、高校時代を思い出す日となった。
8月×日
出来上がった書籍は依頼者に納品義、その書籍を関係者に発送する仕事も請け負う。書籍の巻頭に、知事や市長、業界団体のトップ、関連団体の代表者が寄稿していることもある。そういう方々に「謹呈」の短冊を挟んで、宛名を書き、梱包して送付する。今回はクッション材を内面に貼った専用の封筒を使い、宅急便で発送した。書籍の発送は、普段からして慣れている出版社。ご依頼があれば引き受け可能。
8月×日
左手の第4指できた肉芽腫のため、総合病病院の整形外科に通院している、少し前からコロナウイルス対策が強化され、入口を絞り、1個所に2人ついて検温と手の消毒を促すようになった。市内の感染者が増えているので院内感染の防御のために、病院は敏感だ。この日の診断は、幹部の一部を切除して組織検査に出していた結果が出ており、悪性でないことが判明。さらに患部は衰退期に入ったようで固まりはじめ、液体窒素を塗布して壊死させことになった。
8月×日
『改訂版 新ルート岡山の山百選』が昨年に品切れとなり、増刷準備をしている。前回の改訂が4年前。その間に西日本豪雨があって登山道が荒れた。倒木や土砂崩れなどでルートの見直しが必要となり、編者の皆さんが今年の春までに全ルートの見直しをしてくれた。ルートの一部を変更した山やルートをごっそり変更したコースもある。登山ルートを地図上に表示するために、平面地図を立体化できるカシミールというソフトを使っている。登山やトレイルラン、スキーなどアウトドアスポーツをする人が役に立つソフトだが、これが面白そう。自分でも使いたくなった。
8月×日
今週初めに、高校の同級生から電話が入った。卒業以来、会っていないので四十数年ぶり。名前を言われてもピンとこず、話しているうちにおぼろげながら思い出した。埼玉県に住み、会社社長をしており、FMくらしきで番組を持っているという。この時点でその経緯を聞くには話が長くなりそうなので、ZOOMで顔を見ながら話すことにした。この日の朝、ZOOMで30分ほど対面で会話。結局、FMくらしきの番組で書籍を制作することになった。四十数年の時を超え、岡山と埼玉の距離を超え、さすが、同級生との話は早い。
7月×日
コロナウイルスの感染拡大が続く中で、社内で感染防止を強化しようと、できるだけ常時マスクの着用することに。接客にはマスク必須。ドアを開けたままにして換気をし、来訪者の指名を記録することは引き続きしている。コロナ禍の話題は悲願的になりがち。そうでもない話題を。小社の書籍の著者に久しぶりにお目にかかったら、コロナの影響で家の周辺のウォーキングに精を出し、そのせいで健康になったという。スローライフを楽しみ、自分自身や家族の資料整理を始めたという人もいる。コロナ禍時代は、自分や地域、そして過去を見つめ直す機会ととらえよう。
7月×日
『岡山県柔道の歩み─創生期〜平成─』(岡山県柔道連盟編、私家本)を納品する。A5判、上製本、布張り、箔押し、函付き、350ページ。5年前から取り組んできたものだ。途中、柔道連盟の窓口をされていた方が病気で亡くなったこともあった。結果的に5年を要した。柔術の源流といわれる竹内流から始まり、戦前戦後から平成までを、少年や中体連、高体連、大学、警察、刑務所、整体師会、女子、視覚障がい者などの章に分けて、大会や成績を記録している。今年はオリンピック・パラリンピックの年になるはずで、柔道選手の新しい記録が生まれたかもしれないが、それはかなわなかった。
7月×日
小社は創立25年。地方での出版を続けていると、著者と読者、出版社がどこかでつながっていると思うことがある。著者の方が、誰かの紹介でと話をいただくことがある。渡していた図書目録を見て、この著者もこの著者も知っている人だと言われることもある。昔の会社の仕事で一緒だっとか学校の先輩後輩だとか、同僚だったとかで知っているという。先日は、初めてお目にかかった著者から「金澤の姓は総社じゃろう。私の従姉妹がお嫁にいっとるわ」と言われたこともある。絵を描く著者が、私の義母と同じ公民館講座で絵を習っていたと判明したこともある。地方出版はローカルコミュニティ出版。
7月×日
音声で文字入力ができると聞いて、自分でもやってみた。スマホにメモ機能があり、このアプリを立ち上げてしゃべると、テキストでメモしてくれる。このメモが長文でも対応する。ある本の「あとがき」を読み上げてやってみると、ある程度はできた。滑舌よくはっきり読み上げることがコツ。句読点の「てん」や「まる」「改行」と言えば対応する。出来上がったテキストをスマホからPCに送り、校正をして仕上げる。校正は必須だが、ある程度は使える。正確にテキストにするのは、朗読の達人になることが近道だ。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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