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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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5月×日
市役所で、メンバーの顔合わせを兼ねて、最初の打ち合わせがあった。「キックオフミーティングのため」と会議の召集があった。サッカー・ラグビー用語の影響のようだが、かっこいい言葉を使うようになったものだ。昔はこんな言い方はしなかった。『通販生活』に付いていた「カタカナ語辞典」(第一版2021年版)に目を通して、保存版にしておくことにした。言葉だけではなく、若者の会議の仕方が変わっている。先日も5、6人の若い人たちの打ち合わせに参加すると、みんながノートパソコン持参して、机に置いている。私だけが紙のノートブックにペン。ちょっと前なら、会議中にノートを打っていると、「何をカチカチしとんなら、会議に集中を」の雰囲気だった。それが今ではノートだけ持って参加すると「やるきあんの?」のムード、と思えるのは気のせい? 若者のムードに気が引けちゃう。仕事は結果。
5月×日
日報を書き始める。その日の予定と実際の記録、そして仕事毎にかかった時間を記録する。これまでも同じ試みに取り組んだが、途中でやらなくなった。今回は再度の、何回目かの挑戦。日報を書くところまではいいが、その時間をプロジェクト別に入力していくのは、何日かたためてしまうと、かなりの負担。いつまで続くのか懐疑的だが、続けないと意味が無い。日々のToDoリストチェック、目標と課題。複数のプロジェクトが平行して進んでいると、小さな締め切りが重なってきて漏れがないか不安になる。全プロジェクトのスケジュールとマネジメントの管理も合わせて進めたいが、そこまでやると個々の仕事が滞る。最近のデジタル仕事術を組み合わせて、スムーズに進めたいところ。
5月×日
朝、新聞をめくると、宝島社の見開き広告。「いつまで自粛をすればいいのか。我慢大会は、もう終わりにして欲しい」「無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。今こそ、怒りの声をあげるべきだ」と、強い口調の文字。よくぞ言ってくれたねぇと、その勇気に感心する。1月初旬の広告は恒例だが、この時期に、世の中の現状を戦時中に重ねて警鐘を鳴らすコピーは衝撃的で驚いた。同社は朝日と読売、日経新聞の全国版の朝刊に、見開きで広告「このままじゃ、政治に殺される。」を出稿した。同社の経済的な余裕がすごいと思う反面、風当たりも強いだろうと余計な心配する。
5月×日
コロナウイルス変異株の感染力の強さもあって、感染拡大が続いて全国の死者数12000人を超え岡山県内でも死者80人を超えた。岡山県の感染者は連日100人を超え、「まん延防止」の適用を国に要請しようとしたところが、急きょ、5月31日まで「緊急事態宣言」の発令となった。東西南北、地方へ広がっていることは明らか。岡山県の病床使用率は全国的にも上位となり、医療状況はさまに緊急事態でひっ迫しているそうだ。31日までに治まればよいが、勢いは宣言の解除になりそうにない。周辺で、会社に濃厚接触者となってPCR検査をした人がいるとか、会社が部外者の出入りを禁止したとかの話を聞くようになり、感染拡大の影響が出ている。
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5月×日
休日が続く。母親の相手をすることを兼ねて実家に帰る。親子の会話はあまりできず、本人には畑に草取りに出かけた。長年、農業をしていると、この季節は草取りのことが気になって仕方ないらしい。連休の間に目を通しておこうと、資料と本を詰め込んだリュックを持ち帰っていたので、柱にもたれて本を広げていたら眠気がついてウトウト。寝たり起きたりで本の内容が頭に入らない。いつの間にか一寝入りして、夕方に。この日の帰省で、村内を自転車で回ってみようと思っていたが、果たせず。近くでありながら、子どものころから足を踏み込んでない土地がたくさんある。実家と小学校までの通学路ぐらいしか知らない。村内探索はまた次回の帰省時に。ディスカバー超地元。
5月×日
『自転車とさんぽで日本遺産・倉敷めぐり』に掲載している6コースのうち、「下津井風の道コース」を妻と巡った。全コースを走るのは初めて。レンタサイクルルの予約を現地の施設にすると、残っていたのは電動自転車1台のみ。借りた自転車は妻が乗り、私は車に積んでいった自分の自転車で走った。海が見えるサイクリングルート。ここはかつて下津井電鉄が走っていた線路跡。現役で動いていたころの姿は、小社の『風のレールウェイ ─下津井電鉄創立100周年記念写真集』(秋山雅紀)で見ることができる。下津井の港では、明治時代の回船問屋の建物を復元した資料館「むかし下津井回船問屋」に寄る。母屋に入ると、当時の商家の繁盛ぶりがうかがえる。瀬戸大橋を上に見て、予定通りに全コースを走り終える。
5月×日
著者の仕事場でYouTubeのための動画撮影。著者の校正紙の回収をしたら、動向の守安氏が機材のセッティングをすると、すぐに撮影が始まった。部屋の隅に座って撮影を見ていたら、急に睡魔に襲われる。寝てはいけないと思いつつも、まぶたが落ちてくるのが自分で分かる。寝ているところを気づかれてはいけないと思っても眠気で、頭が支えられずに小刻みに揺れていたと思う。一瞬頭がグラッとして我に返り、眠気から開放される。車の運転中にも眠気に襲われることがある。睡眠時間が足らなかったのかもしれない、年齢のせいかもしれない。睡眠は十分に確保しよう。
5月×日
『晴れの国おかやま検定公式参考書』を県の最新統計データと確認をしてもらうために、公聴広報課に渡していた校正紙がもどってきた。統計データ以外にも、山の高さや洞窟の全長、公園の桜の本数も変更されていた。国土地理院や行政からの発表で変更があったのだろうか。桃の生産順位の下がり、「水飴・麦芽糖」や「ナイロン漁網」がランキングから消えていた。そういえば「晴れの国おかやま」の根拠となっている気象データの発表が、5月中に10年ぶりに更新されるそうだ。日降水量1㎜未満の日数が全国一で「晴れの国」の面目を保っているが、年間の降水量の少なさでは1位ではない。年間の日照時間では15位。さて、今回の年平均値が更新されても「晴れの国」のキャッチフレーズを使えるのか、注目だ。
4月×日
岡山市のプロポーザルに参加し、先週末にプレゼンがあった。業務内容は某市の観光資源掘り起こし。最近の観光客動向についての情報収集と分析、そして滞在時間や宿泊日数を拡大するためにストーリー化するというもの。小社担当部分の提案を出していたら、さすが広告代理店、全体をスマートな提案書にまとめてくれた。コロナ感染対策で最小限の人数ということで、広告代理店の担当者と二人で出かけ、今週になって「採用」の結果を得た。後は年末に向けて成果物にしていくのみ。県外からの観光客が多いのは、後楽園・岡山城と倉敷美観地区。マスをターゲットに観光資源から、ニッチでオタク的な観光資源なら県内各地にある。そんな視点での提案から、地域貢献につなげていきたい。
4月×日
印刷物の活字をテキスト化するには、コピー機にOCR機能がついているので比較的に容易になった。次は、講演やインタビューの音声をテキストデータにする方法を探ってみた。再録した音声を、文字化するというICレコーダーもあるようだが、これは購入して使ってみないと何とも言えない。スマートフォンに取り付ける周辺機器も発売されているようだが、これも使ってみないと分からない。社内若手のM氏がネットで見つけてくれたのは、Googleのサービス。はっきりした声でマイク入力すると、さずがGoogle、ある程度はテキストデータにしてくれる。ところがICレコーダーの再生音からは、反応が悪い。文章にならない。この分野もいずれ進化するのだろうが、まだまだのようだ。今後に期待したい。
4月×日
『世界の美しい病院』が校了間近になったので、販促用のチラシを作成する。この書籍の内容は類書が少ないようで、全国の図書館にも所蔵してほしい。というか所蔵すべきと考え、全国の図書館にファックスサービスをしている版元ドットコムに、ファックス代行を依頼する。通常の書店用のチラシを図書館用にアレンジして、版元ドットコムに送信するとすぐに段取りしてくれ、翌日には北海道から沖縄までの1,238図書館にファックスを完了してくれた。さて、どんな反応になるか楽しみだが、これまでの経験では大きな期待はできない。販促活動はやるべきことを淡々とやっていくのみ。次は医療業界紙への書評依頼。
4月×日
コロナ感染が拡大の一方。蔓延防止等重点措置が宮城県や埼玉県、愛媛県など7県に、緊急事態宣言が東京都や京都府、大阪府、兵庫県に、連休を挟んで5月11日までとして発出された。都市部の感染者拡大に伴い、地方での感染者が増え、岡山でも連日100人前後となってきた。医療現場は重症患者に適切な医療措置ができなくなっている都市があるという。感染性が強く、重症化率が高いという変異株が広がっていることに原因があるそうだ。数カ月前から、海外で変異株が流行っている情報はあったのに、対応がすべて後手後手になっている。この状況でもオリンピック・パラリンピック実施で進めているのは、前・現首相が「人類が新型コロナに打ち勝った証としてしたい」と言っているから、周辺の自民党議員も誰も止める人がおらず、突き進んでいるように見える。岡山選出の議員は何をしているのだろう。この状況は、悲惨な結果に終わった先の大戦のようだ。感染拡大を止めるために集中して対策をしないと、取り返しのつかないことになると思われるのだが…。
4月×日
スタッフそれぞれの誕生日に昼食を兼ねて誕生会をしている。昨年からコロナ禍の影響で、この誕生会はお弁当をとったりしていたが、店舗に出かけて行くこともある。この日の誕生会は近所の和食店で。店のテーブルには、大きな「黙食」の文字。「黙って食事をしてください」と。お店も感染者を出てクラスターが発生しないように食毒液を置いたり、マスクの着用を呼びかけたりで、細心の注意を払っている。また、そうでなければ、食事に行こうという気にもなれない。黙って食べると、美味しい店の料理の味に集中できる。誕生会の盛り上がりは皆無だが、上品な和食の味わいを堪能できた。コロナ感染者は、大阪の感染者で連日1000人を超えている。その影響で岡山でも徐々に増えて50人、60人となってきた。一層の感染対策が必要だ。
4月×日
『新 岡山の山100選』の編者宅にうかがって、インタビューと動画撮影をした。ご自宅は真備町。玄関から2階に上がる階段の上部で、「ここまで水がきた」と示されたときには、ドキリとした。インタビューを終えたら、一緒に行った小社の守安が三脚を据えて動画の撮影。守安は画像編集も担当。これまで新刊のPRは、書店と取次店向けにチラシを作成し手配布し、自社のホームページの新刊欄に情報掲載したうえで、SNSでも発信してきた。これにプラスして著者のインタビュー記事をホームページに掲載し、さらに動画をYouTubeにアップすることに。YouTubeへのアップは、最近のプロモーションの流れ。確かに、表情や言葉がダイレクトに伝わり、訴求力が格段に違うように思われる。どうしたら、その動画を多くの人に見てもらえるかが課題。近日中に公開予定。
https://www.kibito.co.jp/interview/

4月×日
2012年から太田健一代表と朝森要会長の体制で発足した方谷研究会。会の事務局を吉備人出版に置き、担当を私がしていた。発足10年を前に事務局を、就実大学の小柳氏の研究室に移転することになった。太田代表が亡くなってから方谷研究会の代表を現在の片山代表が引き継ぎ、小柳氏が新代表となる。これに伴い、事務局も研究室に移すことをお願いした。会員への会費の案内、助成金の申請、研究発表会の実施など、それなりの事務量となる。年1回の機関誌発行は、そのままこちらで続けるが、これももう1年ぐらいか。事務局の担当をしてきたおかげて、山田方谷のことが少しは分かってきた。大河ドラマになってほしいとは思わないが、学ぶべき先人といえる。
4月×日
『新 岡山の山100選』のPRにため、編者の福田氏と一緒にFMくらしきに出演。短い時間にこの本のよいところをアピールするのは難しい。福田氏にメインの話をしてもらい、最初と最後のまとめを話そうと思っていたら、あっという間に時間切れで終了。最も言いたかったのは、この本は県内の山岳連盟に所属の有志の方々や地元の山を整備して下さっている方々など、多くの方が後から登ってくる登山者のためにこの100のルートを点検し、コースを維持して下さっているということだ。そうした方々の協力があって、この『新 岡山の山100選』が使いやすい登山本になっている。つまり、県内のベテラン登山家の方々が、これから岡山の山を登ろうという人たちのためにつくった本ともいえるのだ。
4月×日
父親が亡くなり、実家の母親が一人になる日が週に2、3日あるという。母親は自分の身の回りのことはできるとはいえ、耳が聞こえなくなっているので認知症が進行してはいけないと思い、平日の1日を実家で過ごすことにした。母親の相手ばかりできないので、座卓と座布団、PCを部屋に持ち込んで仕事も始めてみた。こういう田舎で仕事をするのをワーケーション(「ワーク」〈労働〉と「バケーション」〈休暇〉を組み合わせた造語)と言うのだと思い出した。正確には、リゾート地などでテレワークを活用して働きながら休暇をとる新しい過ごし方のこと。そのような気分にもなったが、時々オカンに顔を出されては、ワーケーションとはとても言えない。
4月×日
数年前から、言葉の発達が遅れたり耳が聞こえなかったりする子どもたちのための「言語教育用絵本教材」書籍を販売している。言語の発達段階に応じて必要な言葉を習得できるようにと、言語聴覚士で教育学博士の著者が考案したもの。『3歳時のことば』『4歳時のことば』『5歳時のことば』『6歳時のことば』があり、著者のクリニックで子どもとお母さんにこの絵本を使って指導してきた。このほど増刷した『4歳時のことば』には、QRコードを付けて著者による絵本教材の使い方の説明をYouTubeで見ることができるようになった。小社のウェブサイトにも専用ページを設け、利用者の声も掲載した。言葉の発達が遅れている子どもたちとその両親らに、この絵本が届きますように。
4月×日
多くの企業や学校、自治体などが取り組みを始めたSDGs。国連が提唱し、気候変動を軽減するための緊急対策や海洋資源の保全、持続可能な生産と消費形態の確保、平和と正義など17の目標がある。調べてみるとあと10年の間に目標達成しないと、人類が制御できないほどに地球の環境が悪化していくということらしい。つまり10年のうちに何とかしないと、手がつけられなくなって人類の生命を脅かすことになるということのようだ。17のカラフルな色を見せられると、人類には明るい未来が待っていそだが、そうではない。このSDGsの根本はかなりシリアスのようだ。
4月×日
『近代岡山 殖産に挑んだ人々1』(公益財団法人山陽放送学術文化・スポーツ振興財団 編著)を納品。1000冊を超えていたので、製本所からトラックで納品先に乗り付け、印刷所からの3人と小社の3人で階上の部屋に台車を往復して納めた。運動にはなるが、こんなときに腰を痛めやすいので、普段から体を鍛えておかなければならない。この新刊は、明治から昭和にかけて5人の事業家を紹介する。5人とは、日本初のテーマパーク亜公園を開園した片山儀太郎、日本初の国産車を完成させた山羽虎夫、関西財界に重きを成し児島湾干拓を推進した藤田傳三郎、精巧緻密な花莚「錦莞莚」を考案した磯崎民亀、玉野に造船所を建設し海運事業をもらした川村貞次郎。それぞれの分野の研究者が新しい知見を含めて述べている。
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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