忍者ブログ
吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
<< 04  2024/05  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    06 >>
[335]  [334]  [333]  [332]  [331]  [330]  [329]  [328]  [327]  [326]  [325
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

10/×

秋はスポーツや文化イベントが目白押し。講演会だけでも多い。今週の土曜日17日は方谷研究会の発表会があるので、事務局はこれに行く。同じ日に、岡山市埋蔵文化財センターの定期講座「弥生墳丘墓の世界」「南方遺跡・上伊福遺跡」や、倉敷埋蔵文化財センター主催の講座「吉備青銅器とマツリ」。県立博物館では特別展「破格—桃山備前—」も開催中。次の土日は県郷土文化財団の講演会「中世仏教とその信仰」、就実大学のグローカル・フォーラム「大学はグローバル化に如何に対応すべきか」、県立記録資料館の「日本遺産じゃけーのー~閑谷学校」など。重なりすぎて行けないのが残念。

10/×

今月発売の音楽アルバムをapple musuicから入手。キース・リチャーズの23年ぶりとなるソロ新作『Crosseyed Heart』。発売日が同日のデヴィッド・ギルモアの『Rattle That Lock』。9年振りの新作だ。そしてドン・ヘンリー。15年振り5作目のアルバム『Cass County』。いずれも久々のソロ作品で、奇しくも同時期の発売。ダウンロードなのでお金を払う感覚はない。キース(72歳)もギルモア(69歳)もドン・ヘンリー(68歳)も、10代からそれぞれピンクフロイド、ローリングストーンズ、イーグルスで聞き込んできた。シブすぎる~。それにしてもどんどんネット化していく。

10/×

横浜市のマンションで、基礎工事の手抜きで建物が傾いているニュース。杭70本が地下の強固な地盤まで達しておらず、データを偽装しているらしい。土の中だから見えないし担当者しか分からない。岡山の文化財に長年携わってきた臼井氏(『岡山の文化財』著者)は、「工芸品でも建築でも、現在まで評価されている文化財は見えないところに、手を抜いていない。優れたものは、むしろ見えないところに手間と時間をかけ工夫している」という。例えば閑谷学校は、天井の上や床の下などに英知を注いでいる。これが岡山文化の特徴という見解。軽薄な文化と文明にしないために、必要なこと。

10/×

方谷研究会に保守系政党の国会議員2人から祝電が届いた。I氏からは「多くの皆様方がご出席のもとに盛大に開催されますこと、お慶び申し上げます…」、Y氏からは「山田方谷の偉業を称え、功績を広めるべく、弛まぬご尽力を賜っております皆様に…地域経済の発展につながりますように、ご期待いたします」。I氏は慣用句的、Y氏は大河ドラマ実現に向けた署名運動の団体と勘違いしている。「山田方谷の志に学ぶ全国議員連盟」の一人だったはずのH氏は、政党の移籍に伴い多忙のようで届いていない。とにかく、方谷の名前を知っている先生方に、謹んで御礼申し上げる。

10/×

2012~2013年にかけて6万冊の電子書籍を制作した「経産省コンテンツ緊急電子化事業」(通称「緊デジ」)。小社にも声がかかり、底本を提供した。最近、会計検査院のメスが入り、ネット上でもセンセーションな見出しが付いていた。震災後、東北の情報発信などにつなげようと国の復興予算を使って書籍を電子化した事業。当時、設立間もない出版デジタル機構が初めて取り組んだプロジェクトで、同機構の設立意義を確立するために企画されたプロジェクトだったフシがあるという。そのほかにも指摘されていることは、当時から噂されていた。なんとも後味が悪い。

10/×

方谷研究会を開催。マスコミ各社でも告知をしてくれたせいか、会場いっぱいの参加者だった。会場を駅近くにしたのもよかったのかもしれない。4人の発表者の4時間近い講演にかかわらず、皆さんが最後まで熱心に耳を傾けられ、方谷への関心の高さかがうかがえた。講演者らの話で分かったのは、書や書簡など方谷に関する未発見の史料はまだまだあるということと、史料などからうかがえる方谷の誠実な人柄に惚れ込む人が多いということだ。史料が出てくる度に研究は深まりそうだが、旧家の世代交代で史料が紛失しないように願うばかり。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
最新コメント
[09/02 おおもりひろみ]
[02/26 岡山商科大学はあなたの夢を叶えます!]
[09/04 r1pb1jm142]
[05/20 omachi]
[12/23 やぶひび]
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
(09/15)
(04/01)
(04/08)
(04/15)
(04/24)

Copyright (c)ほぼ週刊 編集日和 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by Pearl Box  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]