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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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10月×日
現在、著者の中には90歳以上の方もいらっしゃる。その中の一人の、小社で15年ほど前に出版された著者が、次の原稿のゲラを持ったまま病気になって入院され、高齢者施設に入られている。ゲラのやり取りをする窓口がご本人から息子さんになっている。病気の状態をみながら校正をしてもらうことになっているが、初校ゲラを渡して1年近くになる。その息子さんの奥さんも実家の親の面倒を看ており、コロナ禍で奥さんとも1年以上も会っていないそうだ。著者であるお父さんは、時々思い出して「早く本の校正をやらないと」と言っているという。ご本人の病気の回復を待つしかないが、後期高齢者の本づくりの支援は、ご本人はもちろん、子どもさんへの対応など周辺の方への配慮も必要。
10月×日
病気で体調を崩されかた方から電話があり、ご自宅に向かった。到着すると、ソファにいたご本人の隣に座るように言われる。1カ月前に会ったときより、さらに痩せておられる。体調が芳しくなく、「いつなんどき病気が悪化するかもしれない」という。動けないので、先祖の評伝を書くための作業を手伝うように言われる。原稿の執筆の続きは兄弟に頼むので、資料を集めることから本にするまでの手伝いを頼まれる。断れる状況でもないので進めることになった。手伝うことになったからには進めるが、帰りの車の中で責任を痛感した。
10月×日
映画『サマー・オブ・ソウル』をシネマ・クレールで観る。1969年にアメリカのハーレム地区の公園で開催された音楽フェスティバルのドキュメンタリー映画。出演者は若いスティーヴィー・ワンダーやB・B・キング、グラディス・ナイト・アンド・ザ・ヒップスらの黒人ミュージシャン。フェス前年にキング牧師の暗殺などがあり、人種差別に抗議する雰囲気が充満しているが、当時のソウル・ミュージックが十分に楽しめる。動いている若いスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンやニーナ・シモンを観ることができ、彼らの音楽を聴き直してみようと思った。観客は3人。ピーター・バラカンのラジオ番組で何度も取り上げて紹介していたが、地方都市では超マイナーな映画。
10月×日
今年の4月に国会内で「山田方谷の志を学ぶ国会議員連盟」が役員改選し、会長は加藤、会長代行には逢沢、顧問に片山、副会長には橋本、津村、谷合、石井、幹事長に山下、幹事にあべ、柚木、事務局長に小野田となった(敬称略)。岡山県から選出された衆参両院の超党派議員で、全員が役が付いている。今回の衆議院選挙の立候補者から、山田方谷の名を聞いた人はいない。山田方谷は農民の立場を理解しながら藩政改革に懸命に取り組み、地方の藩から幕政を考えた“至誠惻怛”の人。与党の現職議員は「当選したらまずコロナ対策をやります」「経済対策をやります」というが、この4年間に何をしていたのよ。山田方谷のいう誠意はあるの? ほとんどの方が山田方谷の志に学んでいないのでは、と見える。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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