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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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秋は「おかやま県民文化祭」「岡山市芸術祭」「岡山芸術交流」「秋の桃太郎まつり」などのイベントが目白押し。特にこの連休は、あちこちを会場にして催事がある。当方の関係では「秋の桃太郎まつり」の中の「宇喜多秀家☆フェス」があるので、出かけた。今年の全体的な人出は昨年より少ないのではという印象だった。途中、周辺を歩いてみると、これまでより外国人のグループが多い。現代美術を展示する「岡山芸術交流Okayama Art Summit」の影響だろう。私も朝のジョギングで野外の展示物を観て回った。「分からなくていい」といわれて分かりようがないが、これが情報発信になってインバウンド効果が上がるなら、それはそれでよいではないか。
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かつて、小さな「街の本屋」から、ロードサイドの郊外型書店や大規模店舗などになり、売り場面積を広げてきた。20年ほど前から雑誌の書籍の売り上げが下降を始める。縮小傾向のマーケットの中で、書店の数は減少し、書籍の売り場面積は小さくなって、書籍以外の雑貨を扱い、カフェコーナーを設ける書店が増えてきた。先日、最近改装したロフト内の無印良品の「MUJIBOOKS」に寄ってきた。「商品と本が気持ちよくつながりあう売り場をつくり、本のあるくらしを提案します」がコンセプトらしい。面白い選書をしているし、ジンのコーナーもある。雑貨スペースを拡大して、コミック売り場を広げていく書店より、異業種の店舗が本を扱う方が新鮮だ。
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制作中の学校の記念誌。原稿が出来たからとよばれて、受け取ってゲラにした校正紙。「部活動の記録」など入賞者の名前がたくさん掲載されている個所に、校了の間際に何回も修正が出る。執筆段階の締め切日までにでザッ〜と入力し、原稿の締め切日までに提出し、ゲラの段階で確認しているのがうかがえる。原本が違っていたのでと修正が入るものもある。もうすぐ校了日なので、最後に入念な校正をというと、さら訂正が入る。このパターンはミスプリントが出やすいと危険を感知。名前は直さないわけにはいかないので、修正に応じていると、校了が延びていく。どうしたもんじゃろのぉ。編集者は、できることなら編集委員会の初期の段階から関わっておくべき。
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ノーベル文学賞をボブ・ディランが受賞だと。ちょっと意外だった。歌詞が文学的ということらしい。ディランは「風に吹かれて」、「ライク・ア・ローリング・ストーン」、「天国の扉」「ハリケーン」などの代表曲はメロディもきれいで、よく聴いてきた。ただ、つぶやき系の歌は英語で理解できないし、あのダミ声は長時間聴けない。今回の受賞を機にプロテクストソング「風に吹かれて」は若い世代にも広まってほしい歌。ところで、ディラン本の翻訳をしたり、ディランの初期から評論をしていた「菅野ヘッケル」は沈黙のままだが、彼の発言を聴きたい。ディランは自分のことはしゃべらないから、関連本は売れるかもしれない。
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ボブ・ディランのノーベル賞もすごいが、『亡国記』(北野 慶/著)が今年の「城山三郎賞」(角川文化振興財団主催)を受賞したのも同様にスゴイ。第3回目になるこの「城山三郎賞」には、この『亡国記』との『1★9★3★7増補版』(辺見庸/著)の2作品が受賞した。『亡国記』は内容に反して、タイトルもカバーデザインがもう一つだったが、辺見庸の『増補版 1★9★3★7』を選ぶ審査員だけのことはある。審査員3人のうちの一人に、元鳥取県知事で、岡山市出身の片山善博氏がいる。この賞の主催は角川だし、『亡国記』が映画化されることを望む。監督はできれば庵野秀明にお願いしたい。
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市内の大学で開催された「アート芸術文化のまちづくり」と題するフォーラムに参加した。3人の講師で一人は、ストライプインターナショナルの石川康晴社長。30分ほどのプレゼンテーションを聴いた。石川氏は自社の経営だけでなく、オカヤマアワードを主催者や、岡山市内で開催されている「岡山芸術交流 Okayama Art Summit 2016」の仕掛け人でもある。彼の収入の一部を「岡山ブランド」構築に注ぎ込んでいくようだ。構想も志もすばらしいし、1000億円を超えた本業が失速さえしなけれれば、実現していくかもしれない。出る杭は打たれるが、出てしまった杭は打たれない。彼の杭は突き出てしまっているょうだ。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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