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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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12月×日
昨年の12月からスタートした「津山城下町を歩く会」は、昨日の第6回「津山城下町・外町(西)翁橋から西を筋違橋までを歩く」で終了した。雨天で延期になることもなく、真冬と真夏を避け、1年をかけて『絵図で歩く津山城下町』に掲載の6コースを歩くことができた。同書の執筆者で、講師の尾島津山郷土博物館長の丁寧な案内が好評だったこともあり、毎回定員を超える40〜50人の参加があった。主催の津山観光ボランティア協会にもお世話になった。6回の全コースを参加した人も数人いたほどだ。私自身も、津山の街に以前よりも親しみを持てるようになった。歩く会はいいものだ。
12月×日
岡山市の観光担当の方から、おかやま自転車ネットで作成した『吉備路自転車サイクルロードマップ』を使って、外人向けのパンフレットを作りたいと話があった。このマップは4年前に、吉備路自転車道のルートが分かりにくいとの声があり、道に迷わないようにと製作したもの。当時も外国人が自転車に乗って走っている様子は見かけてはいた。史跡などの解説を削除して、道案内に特化したサイクルマップにしたいそうだ。受注できるかどうか分からないが、まずは見積書の提出から。数年前に作ったものを再び利用できるのは、効率が良い。相手方も安い費用で利用でき、お互い両得。
12月×日
原稿の持ち込みがあり、刊行が決まれば目を通し内容を把握する。原稿を最初に読めるのは、担当編集者の特権。この原稿の素読みは、読みにくい文章や分かりにくい文章だとさっと斜め読みにすることもあり、興味なる内容ならじっくり読むものがある。最近目を通した原稿の中に、興味深くてワクワクしながら読んだ原稿が2本もある。1つは著者の世代が近く、子供の頃に遊んだり親しんだりしたものに共通点があり、内容に親近感が湧いたもの。もう一つは江戸時代の職人で、亡くなる直前に家業について子孫に書き残した内容にもの。発刊はいずれも来年。刊行時の反応が楽しみ。
12月×日
倉敷市に寄託されている史料を撮影させてもらった。まず資料室では、古文書を触る前に石鹸で手を洗い、汚さないように注意される。申請書への記入は備え付けの鉛筆でのみ。ボールペンなどは汚れが取れないから使用不可。もう1カ所の総務課では、戦災の古いプリント写真を袋から出し、その場で選んで蛍光灯の下で写真の複写をするように促された。ここにはデジタルアーカイブの概念がまったくない。すべての史料を早くデジタル化しておくべきだろう。1ヶ月前に受験したPO法人日本デジタル・アーキビスト資格認定機構認定「準デジタル・アーキビスト」合格証が届く。
12月×日
親戚の法事に出席。話になるのが墓地のこと。今や日本中の中山間地で、子ども世代が都会に出て廃屋や耕作放棄地になり、やがて墓参りする人は絶える無縁墓地が増えていてるという。最近は、先祖の墓をまとめ、お寺などに遺骨を管理してもらう永代供養が流行っているとも聞く。子供が都会に出て、もどってこないなどという理由らしい。将来、自分の墓に子供や孫が墓参りをしてくれるのか。これまではどの墓に入るかなどと考えたこともなかったが、親のこと、そして自分たちのこと、近い将来について考えていかなければならないがある。そんな世代になったということか。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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