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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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小さな自転車の会の事務局を2008年からやっている。昨年2月、岡山市長から「自転車先進都市おかやま」を目指すと発表があった。市は外部のコンサルタント会社に政策案の策定を依頼し、有識者懇談会を立ち上げた。半年ほどかけて、この春、自転車政策の実行戦略(案)を策定し公表した。この案についての市民の意見を聞くために、岡山市は約1ヶ月間(5月20日〜6月18日)、「パブリックコメント」を募集した。通称「パブコメ」というやつだ。応募件数は22人(29件)だったそうだ。そのうちの一人が私。政令指定都市70万人のうちの22人が意見を出したわけだ。それが今回の政策案の修正に、どれほど影響するのか分からない。

岡山市が募集していた最近の「パブリックコメント」のレスポンス数と比較すると−。「岡山市男女共同参画社会の形成の促進に関する基本計画「第3次さんかくプラン」(素案)は9人、「岡山市都市計画マスタープラン」(素案)は7人、「岡山市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」(原案)は5人、「岡山市文化芸術振興ビジョン」(素案)は13人、岡山市産業振興ビジョン(素案)は11人、「岡山市地域防災計画」(修正案)に至っては1人。22人というのは、反応がよい方なのか。

今回の自転車に関する「パブリックコメント」を募集していることは、私も知らなかった。市の人に「ホームページに出していますから」と言われたので知ることができた。それではと岡山市のホームページを見てみたが、それがどこにあるのか分からない。あきらめかけたときに小さく「パブリックコメント」の文字が目に入り、「これか!」と思ってクリックした次第。「パブリックコメント」ということばを知らない人には、ゼッタイに見つけられない。「パブリックコメント」のすぐ下に「アンケート」の文字があった。クリックすると「自転車アンケート」という文字があり、アンケートを募集していたらしいが、もう応募期限の1月15日をとっくに過ぎている。半年経っても放置されている。結果はどうなったのか…。

「パブリックコメント」の募集件数がいくら少なくても、パブコメで募集したのだからと、行政側は「これで良し」とするのか。市民は意見募集をしていることを知らないと意見は出せない。パブリックコメントの「制度」があっても、市民の意見が聞けなかったら意味はない。パブコメの件数が少なければ、公聴会や市民討論会の開催など、ほかにも方法はあるのでは。

確かに多くの人の意見を吸い上げるのは難しい。が、執行が決まれば市民の税金を使うことになるのだ。このままでは、「アリバイ」のためのパブリックコメントといわれかねない。
ちなみに、大阪都構想のパブリックコメントは3900件だったとか。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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