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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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11月×日
就実大学グローカルブックのシリーズ8作目は『ハプスブルク家の歴史と人生の出会い』。同大学の客員教授になっているハプスブルク家の末裔であるハプスブルク大公のビデオ講演と、彼を招へいした杉山教授の講演を収録。来校して講演する予定が、台風接近で中止になっていた。このハプスブルク家は13~20世紀初頭までの約650年間もヨーロッパで皇帝として繁栄し、15~16世紀の最盛期にはヨーロッパのほとんどを統治していた名門家。とりかかる前に、世界史の教科書を開かなければならなかった。
11月×日
オリーブ園の取材のため、小豆島へフェリーで渡る。小豆島といえば、数年前に移住した文筆家でイラストレーターの内澤旬子氏を連想してしまう。屠畜場を取材して『世界屠畜紀行』を、豚を飼育して食べて『飼い喰い―三匹の豚とわたし』を執筆した後、小豆島に移住して山羊を飼い、わな猟免許と銃猟免許を取得して獣肉加工処理施設をつくるなどするので、ずっとファンだったのに…。「週刊文春」に移住後の体験談「ストーカーと七百日戦争」を数カ月も連載し、いつまでもドロドロ劇が続く。瀬戸内の陽光降り注ぐ島のイメージが揺らぐ。
11月×日
「書籍・雑誌は軽減税率の対象外にする」-。消費税率10%への引き上げに伴って導入される軽減税率に、政府・与党は、有害図書を排除する仕組みがまとまっていないことを理由に、8%としない方向で調整に入ったそうだ。出版業界が、有害図書がどうかの線引きをするのは困難。対象外にするのは結構だが、米国のご機嫌とりに最新鋭ステルス戦闘機F35を大量購入などということはやめてくれ!
11月×日
川上健一著『トッピング~愛とウズラの卵とで~れえピザ~』(集英社)の広告が、山陽新聞に全4段で載る。奉還町商店街を舞台に繰り広げられる小説で、同紙に連載していた。副題に「で~れえ」の岡山弁も入れている。西大寺や倉敷美観地区など岡山のさまざまなスポットが登場するらしい。この新聞広告に地元書店の書店員・セルバ岡山店の横田さんと西口店の森田さんのコメントが添えられ、「岡山書店員さん公認」とある。それはともかくこの本、読んでおくことにしよう。
11月×日
『玄々斎随筆』刊行後、著者の元に書道家や歴史関係の知人からいろんな反響があるそうだ。その一つに、奈良の墨屋・古梅園に残る古文書の研究者から、分厚い研究報告書が届いた。『玄々斎随筆』の中で、玄々斎(松井元泰)が長崎に行って外国人から墨の作り方を調査する話が出てくる。その長崎に行ったとき、玄々斎が書いた日記「崎陽日記」が残っていて、この日記の研究書が届いた。先行の研究者がいたのだ。情報発信すれば、発信元に情報が集まる─。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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