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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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3月×日
岡山市市民会館で開催された磯田道史歴史トーク「山田方谷」(山陽放送主催)に参加した。平日にも関わらず満席。山陽放送がシリーズで開催している磯田氏の講演会は、毎回、申し込みが定員オーバーで断っているという。磯田氏の人気は、地元だから絶大だ。山田方谷の話題も、最近は多い。高梁市内に「山田方谷記念館」が開館した。山田方谷NHK大河ドラマ放送実現を求める署名運動は、あと2万人で100万人に達する。秋には「山田方谷」をテーマにした演劇が上演されるそうだ。
3月×日
山陽放送テレビ番組「夢紡いで」の第2弾の書籍『夢紡いで2』を刊行。『夢紡いで2』に掲載の企業・団体のトップを招待して出版記念会が、岡山駅西口のANAクラウンプラザホテルで開催された。今回はeメールを使って校正をしたので顔写真と名前を把握していたが、皆さんとは話をすることができなかった。だが、何を考えているかは、ゲラに目を通してきたから知っている。企業のトップは自社の業績のことはもちろんだが、地域貢献を考えている社長が多いのが特徴ではないか。また、紹介している51人中、女性が2人。女性をもっと紹介すべきとも思った。
3月×日
真備町に行く。昨年7月の豪雨災害に遭って8カ月。幹線道路沿いの店舗は再開しているが、井笠鉄道沿いの住宅は2階まで水没したせいで、割れた窓のままの空き家が目立つ。これらの家を見るとまだ当時のままだ。人手不足で修復できないとも聞くし、帰宅ができずに避難所暮らしを余儀なくされていることを思うと、早い復興を願わずにはいられない。自宅も水没し、工場や事務所が水に浸かり被災した会社社長を訪ねた。真備町の中心部を外れた会社まで行くと、小田川の支流域に当たる場所に位置し、ここでも浸かったのかと驚かされた。5月に被災の体験を話してもらうお願いをした。
3月×日
2月に直書店を回り、在庫調査を終え、ここにきて2書店が閉店するとの連絡があった。1店は直書店の中でも売り上げがよかった有力書店の一つだった。ここ数年間に店内の書籍スペースが減り、コミックと雑貨のスペースが増えて嫌な傾向を示していた。店長も辞めて交代していた。書店の危機は進行しており、出版社の売り上げも閉店する店の売上分は確実に落ちる。書店、取次、出版社の将来は、さらなる厳しさが予測される。岡山市街地の書店でも、雑貨とコミックが幅を利かし始めているのが気になる。
3月×日
リアル書店が減っていけば、アマゾンなどネット書店への依存率は上がっていく。アマゾンは独占的にシェアを広げていくと、強権的になるのがこれまでの例でもある。『出版ニュース』3月下旬号で「アマゾンは、買い切りを理由に現在の出版卸正味を大幅に切り下げてくるのは必至である。おそらく五掛け以上を要求してこよう。再版を廃止した英国では四掛けという」とある。なるほど、十分に考えられる。そうなると、出版社連合を作っても対抗するしかない。が、出版ニュース社でさえ、『出版ニュース』をこの3月で廃刊にする状況である。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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