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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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3月×日
地元地方紙の1面トップに、「新刊発売 中国5県さらに1日遅れ 物流機器が波及」の見出しが付いた記事。取次の日販が、人手不足とコストの上昇で配本の遅れを発表したという。今、岡山市内の書店に注文して、店内在庫がない場合、1週間から10日がかかると言われる。もはや1日遅れるとしても、たいして変わらないとも言える。一方、アマゾンは出版社や取次から直接、本を仕入れて自社の流通網で宅配する。ますますアマゾンの有利になるばかり。
3月×日
1冊の書籍の制作にあたり、校正先が約50件もあった。その校正のやり取りを、すべてeメールにした。書籍の内容は、50人ほどのインタビュー記事の文字もの。実際に話したことよりも正確に、より伝わりやすくために多くの修正が入る。話し言葉は、そのまま読む文章にならない。50件の中にはブランドイメージを考え、文章が差し替え依頼でもどってくることもあった。この1カ月ほどの間に、約600通のeメールを送っていた。1日平日は20〜30通を送っていることになる。窓口の担当者と何回かeメールのやり取りをしているうちに、親近感も湧いてきた。書籍の購読も、eメールでお願いしてみよう。
3月×日
『いま「出版」に言いたいこと』と題して、佐野眞一氏が「出版ニュース」に寄稿していた。サブタイトルは『だれが「本」を殺すのか』から18年。ここ20年間のさらに悲惨になった出版業界の状況を、出版の現場で見てきたエピソードを混じえて語る内容は、救いようのない状況にきているようだ。光を見出せそうにない。やはり「本」を殺してきたのは、出版社か? 取次店か? それとも書店? 読者? 編集者? もう誰かのせいにしている時間はない。
3月×日
岡山後楽園の売店に2店に、写真集『岡山後楽園の春夏秋冬』などを納品。後楽園内に入ると、地面が黒色で覆われていた。この時期は枯れた芝を焼いた後で、梅が終わって桜が咲く前でもあり、花の色がない「ブラック後楽園」になっている。それでも観光客はいて、海外の団体ツアーのグループが歩いていた。店の人に言わせると、この時期は外国人で持っている、ということだ。今年は桜の開花も早そうだし、例年、桜が咲けば来園客で周辺の道路は渋滞し、園内は混雑する。それでも一目見たくなるのが後楽園の桜だ。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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