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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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8月×日
また、市内の書店の閉店情報が届く。この書店は郊外型店だったが、2年ほど前に売り場面席を縮小してスーパーマーケットのテナントとして移転していた。1階の食料品売り場のレジ前で、場所は悪くはない。スーパーの客層には、書籍や雑誌を買う書店は必要ないということなのか? また、別の書店員が来社して、「返品はしたいが、返してしまったら棚がスカスカになって書店ではなくなるので、置いている」などと言っていた。もはや本はディスプレイ商品か…。本は、書店にとって何?
8月×日
全国的に書籍販売の売上げは、減少の一途。小社も例外でなく、それに伴って印刷部数を絞りこんできた。売れるだろうと思って刊行した書籍が売れない。それが何度も続くと、学習性無力感により「売れない」ものと思い込んでいる。確かに、企画出版で制作して、書店販売だけで採算を取るのは難しい情勢ではある。書籍販売だけに頼らない売上げの柱も必要だし、企画出版の追求も必要。売れる本はあるはずだが、ひらめきだけではやれない。書籍販売についての話は、寂しくになってしまう。
8月×日
新刊書籍を取次納品のために車に積み込んで、出かけようとしたらタイヤのパンクに気づく。車のトランクには軽量化のためか、予備タイヤは積まれておらず、パンク修理キットしか装備されていない。使い方が分からないので、そのままデーラーに行く。ねじ釘を踏んでいたため、応急処置で穴を塞いでもらった。パンク状態で走ったタイヤは側面に傷が入っており、タイヤ交換が必要。パンク修理キットで液体を注入してたら、そのタイヤは交換が必要。パンクしたらレッカー車を呼べということだそうだ。
8月×日
教科書販売の取次店に行く。注文用紙などを貼る壁面を見ると、「デジタル教科書」の文字。デジタル教科書が流通しているのかと、スタッフの方にたずねると、「まだ種類も少ないし、出ませんね。学校にハードが普及していないし…」とのこと。県内では数校が子どもにタブレットを持たせているそうだ。教室の前にあるテレビで映して、授業を進めることができるデジタル教科書もあるようだ。我が家の小学生もタブレットが大好き。デジタルネイティブ世代は紙の本を必要としないだろうか?
8月×日
高齢者のお客さんと一緒に銀行へ行く。成果物の支払いをお願いしたら、足がないのでと、クルマでお連れした。田舎の銀行の行員は、地域の人は皆知っているようだ。振り込みの金額が大きいので、支店長も出てきて対応。本人は軽い脳梗塞をされているので、震える手で時間をかけて必要事項を書き込んだ。久しぶりの外出で、カメラ屋やホームセンターにも寄る。途中の話の中で、「書くのは生き甲斐。これを取り上げたら生きている意味がない」という言葉に、行けるとことまで伴走をしようと思ったのであった。
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プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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