忍者ブログ
吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
<< 09  2018/10  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    11 >>
[419]  [418]  [417]  [416]  [415]  [414]  [413]  [412]  [411]  [410]  [409
5月×日
事務所の隣にある6階建てのビルが解体工事中だ。もう数週間、揺れが続いている。地震とは微妙に違う揺れだが、時折、大きな揺れがある。工事をしていない時に、揺れているような気がすることがある。解体するビルの周囲は、二重の防音シートですっぽり覆われているため、内部はうかがい知ることはできない。防音シートの高さが低くなってきているので、上階から崩して廃棄物をトラックで運び出しているようだ。最近の解体工事は周到で、周囲に迷惑のかからない配慮をしているのは分かるが、揺れだけはどうしようもできないのだろう。
5月×日
9月に市長選挙がある。広告代理店と話をしていたら、コンペに出す企画について、市長選を意識して迷惑のかからない内容にするという。民間企業も市長選挙を忖度(そんたく)する。森友学園問題で「忖度」という言葉を使うようになった。権力者の意向をくみ取って下の者が言動を控えたり、遠慮したりすることは、よくあること。強権であればあるほど、ものが言えなくなり、忖度度がアップする。忖度できなければ、空気が読めない、配慮ができないと嫌われる。今の社会は「忖度社会」だ。忖度は、今年の流行語大賞にノミネートされるはず。
5月×日
『おかやまの文化財〈建築〉』(臼井洋輔)が出来。建築を語りながら、著者の「岡山文化論」が展開される。特に力が入っているのが、「岡山の全塔」の項。県下の19基の全塔の写真を掲載し、解説している。岡山県は、三重塔が日本で一番多いそうだ。その理由を、牛窓や邑久地域はかつて造船作りが盛んで、造船技術を持つ大工が多く、出向いて神社や仏閣、塔建築をするようになったこと、災害が少ないために多く塔が残ったこと、報恩大師という宗教家が出たことを挙げている。そして、古代から現代まで、先取的に色々な文化を取り入れる岡山県気質を理由にしている。
5月×日
(…続き)岡山県人は古代から先進文化を取り入れ、文化にこだわる特質があるという。稲作や製鉄技術、古墳の早期導入、備前焼や日本刀の高い品質、宗教者の輩出などを挙げて、岡山県人の資質の優秀さを礼賛しすぎるのは、どうも……。一歩間違えば、トランプ米大統領の「アメリカ第一主義」のような、排他的な「岡山第一主義」になりかねない。自国の社会や経済の建直しを最優先し、国際的問題への関与を控えて移民を排除し、「パリ協定」から離脱しても平気のようだ。岡山県人も優れたところがあるが、そうでもないところもある、ということだ。
5月×日
地元紙によると、岡山県内の高校の出身者が高校や大学を卒業して就職する際、同学年の3割に当たる5千人程度が県外に流出しているという。3人に一人が県外流出は少ないようにも思うが、一昔前はもっと多かったはず。自分のことを思うと、大都会では暮らしていける自信がなく、岡山ぐらいの規模がよいと考えたように思う。あれから約40年。他の都市を選んでいたら、違う人生だったかもしれないが、岡山を選択したことに後悔はない。若い人にとってどんな雇用があるかが重要だろうが、UターンもIターンも大歓迎。暮らすなら、岡山をお勧めする。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
最新コメント
[09/04 r1pb1jm142]
[05/20 omachi]
[12/23 やぶひび]
[07/01 和]
[07/01 和]
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
(09/15)
(04/01)
(04/08)
(04/15)
(04/24)

Copyright (c)ほぼ週刊 編集日和 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by Pearl Box  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]