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吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
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西日本豪雨災害特集1
 
明らかになってきていることの一つに、堤防の決壊が小田川に注ぐ支流の末松川と高馬川、真谷川の5カ所と合わせて合計8カ所が同時に決壊していることがある。支流はいずれも住宅地より高い所を流れる天上川。自然堤防を補強した程度のもの。専門家は、支流が同時多発的に決壊したことが甚大な被害に広がった可能性もある、と。増水は急激な豪雨によるが、堤防の決壊が8カ所も同時多発というのは不自然。

6日夜から7日の災害情報は—。7月6日午後10時に真備地区全域に「避難勧告」。午後11時45分に小田川の南側の地域に「避難指示」。7日午前0時30分の氾濫発生情報発表。7月7日午前1時30分に小田川の北側の地域に「避難指示」。国土交通省岡山河川事務所によると、7日午前1時半ごろ、倉敷市から「地区の広い範囲が水につかった」という情報が寄せられたとしているそうだ。NHKが救助を要請するツイッターの投稿について、場所や投稿された時刻を調べている。最も早いツイートは、「氾濫発生情報」が発表されてから3時間後。救助要請の投稿は午前5時すぎから急増する。午前5時台は中心部の投稿がほとんどで、その後は小田川の上流や下流など、地域の周辺部にも広がっていったということだ。

では、決壊はいつ発生しているか……。6日11時35分から7日午前0時30分の氾濫発生情報発表までの間。なぜなら、6日午後11時35分ごろに、総社市下原にある朝日アルミ産業の工場で大爆発があり、爆風で民家や店舗の窓ガラスが割れるなどした。この衝撃は岡山市中心部や高梁市などで爆発音と振動が確認されている。かなり大きな衝撃を発生させているわけだ。原因について、県警は冠水によってアルミを溶解する炉に水が流れ込んで化学反応を起こした可能性があるとしている。工場は高梁川沿いに立地し、小田川まで3キロほど。この爆発の衝撃は壊れた堤防にも、ダイレクトに伝わっているはずである。小田川とその支流で、「同時多発的」に8カ所も決壊しているのは、この爆発に起因きているのではないか。

もちろん、排水の悪い小田川と高梁川の増水と重なり、小田川への「逆流」現象が起きていた。堤防の各所に負担がかかっていたところに、大きな揺れが発生して同時多発になったのでは。「逆流」現象だけで小田川の本流の堤防が被害を受けるなら分かるが、支流の5カ所が、しかも同時にというのは、この爆発の影響を考えるのが自然ではないか。

6日夜から7日の時間経過は—。
■6日午前11時30分、「避難準備・高齢者等避難開始」発令。
 ↓
■6日午後10時、真備地区全域に「避難勧告」。
 ↓
■6日午後11時45分 、小田川の水位が急激に上昇のため、小田川南側の地域に「避難指示」。
 ↓
■6日11時35分、アルミ工場で大爆発。
 ↓
■7日午前0時30分(47分)の氾濫発生情報発表。
 ↓
■7日午前1時30分、高馬川の堤防が越水し小田川の水が北方向に流れ込んだため、小田川北側の地域に「避難指示」。
 その後、地区の約3割にあたる1200ヘクタールが浸水。
今のところ、アルミ工場の爆発と決壊時刻を関連づけるマスコミも専門家もいない。
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執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
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