忍者ブログ
吉備人出版・金澤健吾の編集日和です。
<< 04  2024/05  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    06 >>
[375]  [374]  [373]  [372]  [371]  [370]  [369]  [368]  [367]  [366]  [365
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

7/×
著者とは、書籍制作に取りかかる前に、判型や縦書きか横書き、上製本か並製本か、部数などを決める。判型をA5判でと依頼を受けてゲラを作成し届けて帰ると、翌朝にメールで「B5判にしたい」と連絡があった。これは迷われていると思い、直接会って話し合いで決めることにした。図版が多いのでB5判でもよいし、ページが少なめなので、A5判にして少しでもページ数を増やすのもよい。結局、A5判にすることに。著者が迷われているときにメールで返事して決めるより、顔を付き合わせて話し合ってじっくり決めることが大切と考えた。完成した後に、あのときああすればよかったと、後悔されたくはない。
7/×
『絵図で歩く津山城下町』が印刷所から届く。前週に出来た『坪田譲治と日中戦争』と一緒に取次店へ搬入する。書籍ができる前には、自社HPや版元ドットコムの近刊情報の登録。市販本予定の数から、こちらで取次店に入れる数を決める。取次店のうちの1社は、専用のチラシやスリップを作成して届ける。執筆依頼をして入稿したら、著者とゲラのやりとり。今回は索引づくりに時間を要し、最終段階で若い世代も読んでくれたらと思い、ルビ付けを増やしていった。予定の発売日から大きく遅らせないために、いつものこととはいえ、校了前がドタバタしてしまった。
7/×
小社と同じ規模の、東京の出版社の方が来社。岡山に来たのは、尾道ゆかりの著者の映画に関する本を売るにあたり、書店への販促活動のため。話の中で、小社のイメージは「手堅くやっている地方の出版社」ということだった。東京で全国の書店を相手にするより、限られたマーケティングエリアの中でやっていく方がよいと感じているらしい。東京の中小出版社の本が、全国の中堅以上の書店に自社の書籍を並べるのは至難の技らしい。小社の書籍を、県内の主な書店に、郷土本のコーナーを設けて置いてもらっていることは重大なことなのだ、と認識を新たにした。
7/×
明日、社外で毎月開催の編集会議の準備ができないままになっていたので、今日の訪問予定を延期させてもらい、一日中デスクワーク。予定の目次構成に基づいて、数人の依頼原稿と既存の原稿を読み込んで一本化する作業に丸一日を要した。1カ月前から決まっていた会議だが、多忙のために取りかかれずにいた。この作業に数時間はかかることは分かっていたので、まとまった時間があるときにと思っていたら、ズルズルとこの日までに。早め早めの作業しかなく、細切れになっても進めていくしかなかったわけだ。来月の編集会議は、準備万端でいこう。
7/×
午前中は、社外の編集会議に出席。午後は高速道路を使って、親族の叔父さんの葬儀に。死因はガン。69歳だった。自宅で療養中だったが1カ月前に倒れて入院。あっという間だった。数カ月前に会ったときには普通の生活ぶりだったので、病気の進行が早かった。自分の年齢を考えてみると、亡くなった叔父さんの年齢まで十数年。生きているのがあと10年だったらと思うと、ドキリとする。旅行や余暇を楽しむ余裕はないので、仕事をするしかない。やりたい仕事、つくりたい書籍などを真剣に考え、早めに取りかかっておくのがよい。いつくたばるか、誰にも分からないのだから。
7/×
出版相談会のために津山へ。相談者はいなかったので、進行中のゲラ校正をして過ごす。相談時間が終了するとすぐ、著者と新刊『絵図で歩く津山……』を配本したばかりだったので書店での平積みとポップの掲示などの確認のために回る。東京経由で配本のT社の系列書店は届いていなかったので、挨拶してポスターなどを置いて引き上げた。さらに著者に会い、地元の新聞社2社を訪問し、対応してくれた記者に記事掲載を依頼する。書籍を企画して、出来たら配本の段取りをして、販促で動く-。地方の小出版社は楽しい。もう少し本が売れてくれたらもっと楽しいだろうに。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
プロフィール
HN:
執筆:金澤健吾
性別:
男性
自己紹介:
吉備人出版 取締役。
方谷研究会。
おかやま自転車ネット。
twitter/kibitoman
岡山の古代・中世・戦国・近世など郷土史大好き。岡山本も大好き。自転車、ジョギング、自然好き。ジャズ、ロックなど音楽好き。子育て中。
最新コメント
[09/02 おおもりひろみ]
[02/26 岡山商科大学はあなたの夢を叶えます!]
[09/04 r1pb1jm142]
[05/20 omachi]
[12/23 やぶひび]
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
(09/15)
(04/01)
(04/08)
(04/15)
(04/24)

Copyright (c)ほぼ週刊 編集日和 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by Pearl Box  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]